2017年12月27日水曜日

DAIHATSU コペン エンジンカバーとドアハンドルカバー Vol.6

 

こちらはDAIHATSU コペン エンジンカバーです。
クリヤーコートの乾燥が終わりましたので、【OIL】のロゴ入れをしていきます。
右の写真はマスキングしたモノになりますが、ロゴの輪郭はマスキングしていません。前回と同じように塗装後に拭き取ってしまおうかなと思います。

 

オーダーいただいた色は紺です。
塗料は硬化剤の入る2液タイプのモノ使います。
左の写真は塗装後です。
塗装後は塗膜が乾燥しないウチに低溶剤のシンナーでサッと拭き取ります。(右の写真)
いいカンジです。笑

この後の作業工程ですが、通常であれば全体にクリヤーコートをします。ただ、上でも書いたようにロゴ入れの塗料は硬化剤の入る2液タイプを使っています。あまり無意味に塗膜を厚くしたくないので、全体にクリヤーコートをしないでこのまま乾燥させることにします。

ところで、1液塗料と2液塗料の違いって分かりますか?
主な違いは樹脂形態にあります。1液塗料は硬化剤が入らないタイプで、クリヤーコートの硬化剤と反応してアンカー結合して塗膜が硬化します。塗膜の耐久性や外観美はクリヤー成分に一存しているので、ベースカラーに耐久性などはないです。
それに対して、2液塗料はクリヤー成分と同等の樹脂で形成されているため、耐久性や外観美が求められます。今はどうかは知りませんが、高級車であれ外車であれ、ソリッドカラーの車体は2液塗料で塗装されているのでクリヤーコートはされていませんでしたね。(今はどうかは知りませんが…汗)
では、なぜクリヤーコートをするのか?ですが、メタリックやパールは経時変化で色が腐食してしまうんです。なので、ベースカラーの腐食防止のためにクリヤーコートをするんです。
ちなみに私の場合、ソリッドカラーでも1液塗料で作成してクリヤーコートするようにしています。やはり色が剥き出しになるのは若干抵抗があります。今回の【OIL】は小さかったとことや、周りに塗膜の厚みを持たせたくなかったので2液のままにさせていただきました。

それでは、乾燥が終わったら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...