2018年5月31日木曜日

メガネ Vol.3

 

こちらはメガネです。
前回の作業では中塗りクリヤーコートまで終わりました。これから上塗りクリヤーコートに入ります。

ところで、【中塗りクリヤーコート】ってなんだか分かりますか?
水圧転写の転写フィルムはクリヤーコートすると、クリヤーの成分を転写フィルムが吸い込んでしまい十分なツヤが出ないんです。それならは、一度にガッツリクリヤーコートすれば良いと思いますが、以前試験的にクリヤーが液ダレするほど塗ったことがあります。結果は、熱乾燥させたら液ダレしているのにツヤが引けていたんです。苦笑
そこで、一度のクリヤーコートで仕上げることは断念して、クリヤーコートを2回に分けて行うことにしました。その1層目に当たるのが【中塗りクリヤーコート】になります。【中塗りクリヤーコート】では、転写フィルムにクリヤーの成分を吸わせる目的で行なっています。これを熱乾燥をしてしっかり塗膜を乾燥させてしまいます。そうすると、それ以上クリヤー成分が吸われてしまうことはないので、この後に塗る【上塗りクリヤーコート】に上質なツヤ感が生まれます。【中塗りクリヤーコート】は、そんな上質なツヤ感を生む強靭な土台になってくれます。個人的には、【中塗りクリヤーコート】の生き様が好きかなと思います。笑


さて、こちらはフレームとテンプルを繋ぐ金具です。前回の水圧転写ではマスキングしないで施工させていただきました。その際に、金具は中塗りクリヤーコート後に低溶剤にてキレイにすると書きましたね。で、キレイにしようかなと思ったんですが、特段汚れていませんでしたので、軽く拭き上げる程度にしました。笑


さてさて、塗膜のノリを良くするための足付け(研磨)をしたら上塗りクリヤーコートをします。少し分かりづらいかもしれませんが、中塗りクリヤーコートのおかけで申し分ないツヤ感に仕上がっております。笑
ちなみにレンズが取り付けられるフチ廻りは薄めに仕上げていますのでご安心くださいませ。

それでは、上塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。大変お待たせしてますね。汗
もうしばらくお待ちくださいませ。

2018年5月30日水曜日

メガネ Vol.2 パート2

それではパート1の続きです。

 

片面(ウラ面)の水圧転写とその後の乾燥が終わりましたので、今度はオモテ面の水圧転写に入ります。
右の写真はマスキングしたモノになります。またザッとご紹介してしまいましたが、マスキングにはかなりの時間を要しております。汗
ただ、先ほどと同じ作業でしたので、先ほどよりは時間を短縮出来たかなと思います。笑

 

さて、マスキングが終わったら水圧転写に入ります。
こちらのご依頼品は平織りシルバーカーボン柄で承っています。片面ずつ転写しているお陰で、カーボン柄達がキレイな列をなしております。笑


こちらのご依頼品は綾織りシルバーカーボン柄で承っています。
綾織りシルバーカーボン柄に印刷されている色なんですが、先ほどのグレー色の強い平織りシルバーカーボン柄に比べて、白っぽいグレー色になります。なので、ホワイトベースに転写するとカーボン柄が薄く見えてしまうかなと思います。ただ、見る角度でカーボン柄が露わになってくるので、その存在感は計り知れません。笑

 

さてさて、水圧転写とその後の乾燥が終わったら中塗りクリヤーコートに入ります。
右の写真は片面ずつ施工した際に出来たカーボン柄の繋ぎ目です。どこが繋ぎ目なのか分かりますか? 実は私もどこで繋いだかを忘れてしまいまして‥汗
なので、ここは敢えて触れないようにしておこうかなと思います。笑
時には知らないことも必要ですよね。苦笑

それでは、中塗りクリヤーコートの乾燥が終わったら、次回は上塗りクリヤーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

メガネ Vol.2 パート1


こちらはメガネです。水圧転写でご依頼いただいています。昨日はプライマーを塗装させていただきました。プライマーの乾燥が終わりましたので、水圧転写前のベースカラーを塗装していきます。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)したらベースカラーを塗装します。ホワイトカーボンでご依頼いただいていますので、クロマックス塗料のホワイトHS(原色コード:Am1)を使います。

右の写真がベースカラーの塗装後なんですが、左の写真と大差ないですね。汗
といいますか、大差がない方が良いんですよね。昨日はレンズが取り付けられるフチを研磨して調整した後、プライマーを白のタイプを使いました。水圧転写は硬化剤の入らない1液塗料と反応して柄がつきますので、1液のベースカラーさえ塗装しておけばベースカラーの色で隠蔽していなくても大丈夫なんです。ちなみにプライマーは薄っすら塗装しておきましたので、プライマーの時点では下地が若干透けていました。そこからベースカラーを2コートにして下地が染まるようにしています。なので、おそらくベースカラーの色で完全に隠蔽はしていないかなと思います…って説明がむずかしいですね…汗
例えば、3コートで下地が染まるとした場合、プライマーを1コート、ベースカラーを3コートにしてしまうと、トータルで4コートしたことになってしまいます。これをプライマーの色を利用して、プライマーを1コート、ベースカラーを2コートにしましたので、1コート分塗膜を薄く仕上げることが出来ます。今回は、メガネということと、たまたまホワイトベースでご依頼いただきましたのでこのやり方にしてみました。ちなみにベースカラーがメタリック系でしたら、プライマーの色をメタル色に似せて調合していたかなと思います。

それでは、ベースカラーを塗装したら乾燥させます

 

さて、ベースカラーが乾燥しましたので水圧転写に入ります。ご依頼では両面の水圧転写でご依頼いただいています。一度に両面転写も可能なんですが、カーボン柄が歪む可能性がありますので、今回は片面ずつ水圧転写していこうかなと思います。急がば回れ!ですね。笑
右の写真は片面をマスキングしたモノです。まずはウラ面から転写していきますので、オモテ面をマスキングしています。ちなみにざっとマスキングをご紹介させていただきましたが、これだけで1時間ぐらい費やしているかなと思います。汗

 

さてさて、マスキングが終わったら片面(ウラ面)を水圧転写していきます。
フレームとテンプルがセットでご依頼いただいているメガネは、平織りシルバーカーボン柄で承っています。
上の写真は水圧後です。良いカンジですね。笑

ところで、お気付きの方も居られるかもしれませんが、フレームとテンプルを繋ぐ金具をマスキングしていません。忘れたワケではないですよ。汗
先ほども書きましたが、転写フィルムは硬化剤の入らない1液塗料と反応して柄がつきます。なので、金具に柄がついても低溶剤で拭いてしまえば落ちてしまうので大丈夫なんです。
だからと言って、マスキングしないのはどうなの?って思いますよね。水圧転写は水をよく使うので、小さな金具にマスキングしておくと、洗浄等の水圧でマスキングが剥がれてしまい、転写面をキズつけてしまうかなと思ったんです。なので、マスキングはしないでそのまま水圧転写をさせていただきました。ちなみに金具についた転写フィルムなんですが、転写後に低溶剤で拭いてしまうと、転写面は硬化剤が入っていないので溶解してしまいます。なので、水圧転写後のクリヤーコートではマスキングしますので、クリヤーコートの乾燥が終わった時点でサッて拭き取るようにしようかなと思います。


こちらはテンプルのみ水圧転写でご依頼いただいています。転写フィルムは綾織りシルバーカーボン柄です。こちらも良いカンジです。笑

それでは、片面(ウラ面)の水圧転写が終わりましたので、乾燥させたらオモテ面の水圧転写に入ります。

パート2に続きます。汗

2018年5月29日火曜日

メガネ Vol.1


メガネの加工依頼を承っています。ご紹介が遅くなりまして、大変申し訳ございません。ご依頼内容は水圧転写です。この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

 

さて、それでは作業に入らせていただきます。
まずはパーツの分解とレンズを取り外します。(左の写真)
右の写真はレンズを取り外したフレームです。これから徐々に塗膜が厚くなっていきますが、今の状態からさらに塗膜か厚くなってしまうと、レンズが取り付けられない恐れがあるかなと思います。なので、塗膜の厚み分、フレーム側のレンズ周辺のフチをサンディングして調整しておきます。



左の写真は軽くサンディングしたモノになります。
右の写真はレンズを取り付けた状態です。(レンズはキズ防止のため養生してあります)
ここではサンディングのやりすぎに気をつけたいので、サンディング→レンズ取り付け→サンディング→レンズ取り付け…これを繰り返しながら微調整しています。

 

左の写真は調整後です。当初はレンズの取り付け取り外しにかなりの労力を必要としましたが、若干の抵抗を生かしながらもすんなり行えるレベルになりました。笑
あとは塗膜が乗って丁度良い厚み…になることを信じます。苦笑

 

調整が終わったら下地剤を塗装します。(上の写真)
下地剤はプラスチック専用プライマーのホワイトタイプです。何故ホワイトタイプ?と思いますが、水圧転写のホワイトカーボンタイプで承っていますので、余計な塗膜は回避したいなとベースカラーに合うようにしました。

それでは、次回は水圧転写前のベースカラーに入りますね。もうしばらくお待ちくださいませ。

2018年5月28日月曜日

Babolat テニスラケット Vol.1 パート2

それでは、パート1からの続きです。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)が終わったら、塗装面以外をマスキング(養生)します。同じような写真が載ってますね。苦笑
左の写真と右の写真なんですが、よ〜く見るとマスキングの境目が違うんです。
左の写真は、塗装面(グレー箇所)よりもコンマ数ミリ下げてマスキングしてあります。この位置は、グリーンを塗装する際のマスキングの境目になります。
右の写真は、左の写真のマスキングの上にマスキングしたモノです。こちらは、グレー箇所ギリギリにマスキングしてあります。この位置は、下色(白)を塗装する際のマスキングの境目になります。
今回、塗膜の段差を緩和したいと思いましたので、下色のマスキングの境目と上塗りのマスキング境目を変えてみようかなと思います。

 

さて、マスキングが終わったら下色(白)を塗装します。(右の写真)
この白はベースカラーではなく、下地剤のサーフェーサーを使っています。サーフェーサーはノンサンンディング仕様といって、通常なら熱乾燥させないといけないんですが、熱乾燥をしないでそのまま上塗り出来る優れものなんです。またサーフェーサーと上塗りとの密着性もバツグンですし、通常の白より染まりが良いんです。どうせ白を塗るので、それならば!と思いノンサン仕様のサーフェーサーを選んでみました。笑


下色(白)を塗装したらマスキングを剥がします。グレー箇所がしっかり白くなりました。剥がしたマスキングの下は、上塗り(グリーン)のマスキングが境目が顔を出しています。笑

 

さてさて、それでは上塗り(グリーン)です。(上の写真)
こちらのグリーンで染め上げてしまうと色が暗くなってしまうので、下色の白を透かせながら、うす〜くカラーリングしていきます。
右の写真なんですが、テニスラケットのグリップのグリーンが露わになっているのが分かりますか?
カラーリング中は、1コート毎にグリップのマスキングを剥がして色の確認をしています。やり過ぎてしまうと後戻りが出来ませんからね。一発勝負!…かなりシビれます。苦笑

ところで、グリーンはツヤ消し仕様なんですが、グリップのグリーンと同じツヤ感に仕上げてしまうとツヤ感が消えてしまう分、下色の白とグリーンの光の反射率が鈍くなって色が暗くなってしまう傾向にあります。なので、発色を損なわない程度のツヤ感を持たせてあげています。色のズレは多少ありますが、全体の雰囲気は出ているかなと思います。あとはお客様に気に入っていただけることを祈るばかりです。汗

それでは、しっかり乾燥させたら完成になります。もうしばらくお待ちくださいね。

Babolat テニスラケット Vol.1 パート1

 

Babolat テニスラケットの加工依頼を承っております。ご紹介が遅くなりまして、大変申し訳ございません。作業内容は、右の写真に写っている4箇所のグレーのみをグリップに装飾してあるグリーン色で部分塗装です。この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。


さて、それでは作業に入らせていただきますね。
こちらはオーダーいただいたグリーンです。発色の良いグリーンですね。それに加えてツヤ消し仕様になっています。今回は調色作業はナシで、あとは私におまかせいただきましたので、通常塗料の中で一番似合う色を選ばせていただきました。色合いの結果は後ほど…笑

ちなみにですが、今回はいつもの作業工程とは少し違うかなと思います。これは、お客様のご要望から、私なりにアレンジさせていただきました。もちろん、お客様にもご了承いただいています。

ところで、オーダーいただいたグリーンなんですが、通常塗料の色で染め上げてしまうと色が濁って暗くなってしまいます。暗くなるなら白を入れれば…って思いますが、白を入れていくと逆に色が濁って暗くなってしまうんですよね。あら、不思議?笑
そこで、下色を白にして、上塗りのグリーンを薄く塗装して、下色の白を透かせながらカラーリングしていこうかなと思います。下色(白)+上塗り(グリーン)+クリヤーコートになるので、3コートソリッド?みたいなイメージですかね。笑

ただ、部分塗装になるので、3コート仕様にしてしまうと塗料がたくさん乗るので塗膜の段差がついてしまいます。そこで、クリヤーコートはナシにして、下色(白)+上塗り(グリーン)の2コート仕様にしていこうかなと思います。クリヤーコートナシ?と首を傾げてしまいそうですが、上塗りは2液型塗料を使います。2液型塗料は、根本的に1液型塗料とは樹脂形態が違っていて、硬化剤の入るカラーベースだけで耐久性のある塗膜に仕上げてくれます。
本来クリヤーコートする意味なんですが、1液型塗料(硬化剤の入らないベースカラー)を使う場合はもとより、メタリックやパールの腐食を防止するために使われているんですよね。自動車関連でいえば、ソリッドカラーで塗装された車両の大半は2液型塗料で塗装されていて、クリヤーコートはされていません。いつの間にかソリッドカラーでもクリヤーコートをする時代になっていますが、ソリッドカラーであればクリヤーコートは要らないんです。まぁクリヤーコートすると、さらにツヤ感や耐久性が上がりますからね。私もついついクリヤーコートしてしまいます。笑

2液型塗料を選んだ理由をまとめると…
①ソリッドカラー(ツヤ消し仕様)
②テニスラケット(長時間野ざらしにされない…かな?汗)
③部分塗装(全体へのクリヤーコートはナシ)
④3コート仕様よりも2コート仕様の方が塗膜の段差がつきにくい
この観点から選んでみました。

パート2に続きます。汗

2018年5月15日火曜日

オリジナルシルバーカーボン第1弾

みなさんこんばんは。
タイトル通り、当店の【オリジナルシルバーカーボン第1弾】をご紹介させていただきます。使用する転写フィルムは、【平織りシルバーカーボン柄】になります。

水圧転写は、半透明な転写フィルムの柄とベースカラーの下色とが合わさって色合いを出しています。今回の【オリジナルシルバーカーボン第1弾】は平織りシルバーカーボン柄を使いますが、こちらの転写フィルムはシルバーメタリック調で印刷されています。シルバーメタリック調に印刷されているとベースカラーにシルバーメタリックが使えないんですよね。(ベースカラーをシルバーメタリック調にすると転写フィルムと同色化してしまい、全体がシルバー1色になってしまいます)
今まではカーボン柄をはっきり出すために、ベースカラーの色合いを転写フィルムより極端に明るく、または極端に暗くしていました。
個人的には、もっとシルキーなシルバーカーボン(リアルカーボンのような色合い)を目指していたんですが、なかなか辿り着けずにいました。そんな中、ふとした拍子に実現したんです。笑

 

こちらが、当店の【オリジナルシルバーカーボン第1弾】です。シルバーメタリック調でありながらカーボン柄もはっきり映し出されているかなと思います。シルキーなシルバーカーボン…ようやく辿り着いたような気がします。笑

 

どのくらいの色合いなのかを比較してみたいと思います。
左の写真は、ホワイトベースタイプのサンプルと比較したモノです。
右の写真は、グレーベースタイプのサンプルと比較したモノです。
ちょうどサンプルの中間色といったところかなと思います。

それにしても、これが実現するとは思いもしませんでしたね。まだまだやりようがありますね。今まで鍛えていただいたみなさんに感謝です!

それでは、当店の【オリジナルシルバーカーボン第1弾】をご紹介させていただきました。詳しくはお問い合わせくださいませ。

2018年5月10日木曜日

HONDA オデッセイ 外装パーツ Vol.7

HONDA オデッセイ 外装パーツが完成しました。本日、お客様がご来店されまして、無事に納めさせていただきました。ご依頼品の作業をまとめましたのでご紹介させていただきます。


まずはフロントリップスポイラーです。
🔸スペック
🔹塗装作業
・カラー→HONDA純正色 ブラッククリスタルパール(カラーコード:NH731P)
・下地作業→サーフェーサー

となります。
お客様は、ツヤ感に大変ご満足されておりました。笑

 

こちらは、ミラーカバーです。
🔸スペック
🔹水圧転写
・ベースカラー→ブラックHS(原色コード:Am6)
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー→アントブラック
・トップコート→8分ツヤ消し仕様
・グラデーション塗装→パールグレー(K-Style Type B)

となります。
こちらのパールグレーはお客様オリジナルカラーでして、お客様のイニシャルから【K-Style Type B】と命名させていただきました。これをグラデーション仕様で仕上げてあります。お客様は、グラデーションに興奮されておりました。笑


こちらは、ワイパーアームとブレードです。
🔸スペック
🔹水圧転写
・ベースカラー→ブラックHS(原色コード:Am6)
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー→アントブラック
・トップコート→8分ツヤ消し仕様
🔹下地作業
・プラスチック専用プライマー

となります。
ワイパーアームを加工する辺りは、カスタムを楽しんでいることが伺えますね。お客様もワイパーアームの仕上がりにご満足されておりました。笑

 

こちらは、リアガーニッシュです。
🔸スペック
◇メッキ部
🔹塗装作業
・カラー→パールグレー(K-Style Type B)
・トップコート→8分ツヤ消し仕様
🔹下地作業
・メッキ処理→エッチングプライマー、サーフェーサー

◇ベース部
🔹水圧転写
・ベースカラー→ブラックHS(原色コード:Am6)
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー→アントブラック
・トップコート→8分ツヤ消し仕様

となります。
全体がカーボン柄でも悪くはないかなと思いますが、パールグレーの【K-Style Type B】を取り入れたことで、さらに全体のバランスが取れているように思います。それにしても、パールグレーの【K-Style Type B】はお刺身に添えてあるツマみたいですね。もちろん、メインを張れる力も持ち合わせていますけどね。お客様もお気に入りの色とのことでした。笑

ところで、本来は当店の駐車場にてお客様がお取り付けなさる予定でしたが、お客様のご都合が合わず、ご依頼品をお渡しするのみとなりました。お客様からは、お取り付けされた後の写真を送っていただくことになりましたので、それまで指をくわえて待つことにします。笑

それでは、この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました。またお忙しいところ、ご来店くださいまして誠にありがとうございました!

2018年5月8日火曜日

GW終了!

みなさんこんばんは。
ゴールデンウィークが終わりましたね。
お休みは満喫出来ましたか?
どこも渋滞していたようですね。汗

私の近況と致しましては、お陰様で4月28日に当店の創業8周年を迎えました。これもひとえに、皆様のご愛顧の賜物です。厚く感謝申し上げます。

4月30日は父の七回忌でした。滞りなく無事に終えることが出来ました。ところで、父の命日を迎える度に学生の頃を思い出すんですよね。私が高校生の頃、母が部屋から泣きながら出て来たんです。部屋には父が座っていて、どうやら母は父と話をしていたようなんです。その時はハテナ?って感じでしたが、それから間も無く父の病が発覚したことを知りました。私は、そんな父に優しく接せねばならない立場に置かれていたのにもかかわらず、何を血迷ったのか、父に反発する毎日を送ってしまいました。また、近くにいてくれた人にも冷たく当たっていたように思います。

高校を卒業してからは大学へ進学しました。しかし、父との関係は衝突を繰り返す毎日でした。挙句には大学を中退して、家を出て就職することにしました。19歳の夏でした。会社の寮に入り、汗ダクになりながら必死に働きました。

それから数年後、結婚をして子供が産まれました。女の子です。父にとっては初孫でして、たくさん喜んでくれました。また父と話す機会も増えていき、時には電話をかけてくれて話すこともありました。私が独立する際にも多くの助言や心得を教えてくれました。

そんな頃、父は入退院を繰り返すようになりました。晩年は自宅へ戻ることになったんですが、退院する際、病院の廊下の先の窓ガラスから桜が見えたんです。日中ということもあってか照明はついておらず、暗い院内の中、外の景色だけを鮮明に映し出していました。それはまるで、1枚の絵画を見ているかのようでした。車椅子に座る父は黙って桜の方を指差しました。私も黙って父の指差す方へ車椅子を押しました。風に煽られた桜の花びらは天高く舞い上がっていました。桜は毎年見ますが、あの時に見た桜以上に出会ったことがないかもしれません。

自宅へ戻って数週間後、父は最期を迎えます。私は父の最期を看取ることが出来ました。父の瞼をしっかり閉じてあげて、よく頑張ったね、ありがとう、ごめんね、と心の声で語りかけました。

父とはいろんなことがありましたが、最期は父と笑い合えたような気がします。もしかしたら、私の心がこうなるために、病が発覚してからも生き続けてくれたのかもしれません。

…って、しんみりしてしまいましたね。気を取り直して…汗
5月1日〜5日までは仕事でした。お陰様で忙しくさせていただいております。

5月6日は横浜へ散策…いえ、食べ歩きツアーに行ってきました。笑


まずは、首都高速湾岸線にて横浜ベイブリッジを渡り大黒埠頭PAへ。10代の頃、金曜日と土曜日の晩によく通った場所です。(←ホント親不孝者です。苦笑)

 

大黒埠頭の後は、港の見える丘公園に行きました。高台にある場所なので景色が良いですね。緑も豊富なので目も休まります。バラ園も盛んな場所なんですよね…ってバラの写真がないですね…あくまでも食べ歩きツアーがメインですので…汗

 

さてさて、お待ちかねの中華街です。笑
豚まんに焼き小龍包、どれもウマウマでした。笑


さてさてさて、中華街から立ち込める匂いに後ろ髪を引かれつつ赤レンガ倉庫へ。赤レンガではスイーツとピザを注文しました。こちらもウマウマでした。笑
中華街から赤レンガまでは徒歩でしたが、基本的に横浜中華街付近の移動は徒歩にしています。横浜の街は歩くだけでいろんな顔を見せてくれるので楽しいんですよね。それに私の運動不足解消にもなりますからね。苦笑
ちなみに赤レンガ倉庫へ向かう道中で、突然息子が横浜スタジアムが見たいと言うので寄り道をしました。ゴールデンウィークということもあってか、観戦チケットは完売していました。野球人気が沸騰していますね。笑


日も暮れて、マリンタワーに灯りがともり始めます。マリンタワーはいつ見ても私の心を和ませてくれます。マリンタワー以外にも、夜の横浜の街並みはどこもかしこもキレイな光を放っていました。笑
ところで、私の出身地は町田市になるんですが、本籍地は横浜市なんですよね。【本籍地が横浜市】と言っても、横浜市の中でも端の方ですけどね。ただ、小さい頃から訪れている街なので愛着があるんですよね。ちなみに今の住まいは八王子市になるんですが、こうやって見てみると私のホームは一体どこになるんでしょうね。苦笑

それでは、以上が私のゴールデンウィークの近況報告になります。横浜市からパワーをいただいたので、これを仕事に注ぎ込みたいと思います。笑

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...