2018年7月30日月曜日

BMW ステアリングカバー Vol.1


BMW ステアリングカバーの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹塗装作業
・2コートメタリック仕様
・カラー:シルバーメタリック

🔹下地作業
・プライマー

となります。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

それでは、作業に入らせていただきますね。

 

まずは、塗料のノリを良くするための足付け(研磨)を行ないます。(左の写真)
足付け(研磨)が終わったら下地剤を塗装します。(右の写真)
下地剤なんですが、ご依頼品はプラスチック素地でしたので、プラスチック専用プライマーを使っています。
ちなみに、今回の上塗り色はシルバーメタリックで承っていますので、下塗り(プライマー)の色を上塗り色に近い明度になるように調整しています。下塗りと上塗りの明度を合わせておくと、ベースカラーが少ないコート回数で染めやすくなるんですよね。なるべくベースカラーは薄く仕上げて、クリヤーをたっぷりノセる、こうしておくと上質なツヤ感が期待出来るかなと思います。
とはいえ、考え方や捉え方は人それぞれなので、これが必ずしも正解!とは言い切れませんけどね。あくまでも、個人的な見解です。汗

それでは、プライマーが乾燥したら、次回は上塗りに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年7月23日月曜日

HONDA フィット フォグランプカバー Vol.4

 

HONDA フィット フォグランプカバーが完成しました。作業内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹水圧転写
・ベースカラー:ソリッドブラック
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー:ベルベットブラック

🔹下地作業
・旧塗膜剥離
・下地剤(サーフェーサー)

となります。

下地作業では、もともと塗装されていた塗膜を剥離してから、一から下地を作らせていただきました。その甲斐もあって、強靭な土台が作れたかなと思います。笑

ところで、下地づくりって地味な作業って思いますよね?(実際、地味です。笑)
個人的には、下地づくりが塗装作業の中で1番好きかなって思います。上塗りって塗り込んでおけばなんとかなる感があるんですが(←個人的な見解です…汗)、下地づくりはそうもいかないんですよね。素材に合わせて下地剤を変えてみたり、補正などではミリ単位で調整しています。微妙な誤差によって、上塗りの見栄えや耐久性などがガラッと変わってしまいますからね。
そんな、思い通りにいかない物体を振り向かせるような感覚、とでも言いましょうか、ジミ〜な作業が堪らなく好きなんですよね。もしかしたら…いや、間違いなく変態気質です。苦笑
とか言いながらも、昔は下地づくりが大キライだったんですけどね。苦笑
時の流れと共に、味覚も変わってきたのかもしれませんね。

それでは発送しますね。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年7月20日金曜日

HONDA フィット フォグランプカバー Vol.3


こちらは、HONDA フィット フォグランプカバーです。前回の作業では、水圧転写をさせていただきました。中塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたので、上塗りクリヤーコートに入ります。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)が終わったら、上塗りクリヤーコートに入ります。(右の写真)
上塗りクリヤーコートでは、カラークリヤー塗装も承っています。
オーダーいただいた色は、ベルベットブラックです。ベルベットブラックの色味は茶系のブラックになります。

 

それにしても、イイ感じです。笑

右の写真は、ノーマル仕様(ブラックベース+綾織りシルバーカーボン柄)と比較したモノになります。漆黒味が増して、何とも妖しげな雰囲気を漂わせていますね。笑

ところで、先日の水圧転写で、窪んだ箇所に柄が付かなかったと書かせていただきました。ただ、カラークリヤーの塗装後は、それがどこにあったのか分からなくなるくらいになってくれました。笑
とりあえず、ひと安心ですね。汗

それでは、乾燥が終わりましたら完成になります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年7月19日木曜日

HONDA フィット フォグランプカバー Vol.2


こちらは、HONDA フィット フォグランプカバーです。前回の作業では、旧塗膜の総剥離と下地剤(サーフェーサー)を塗装させていただきました。これから、水圧転写前のベースカラーの塗装に入らせていただきます。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)が終わったら、水圧転写前のベースカラーを塗装します。(右の写真)
オーダーいただいたベースカラーはソリッドブラックになります。ソリッドブラックはクロマックス塗料のジェットブラック(原色コード:Am5)を使用しています。

ベースカラーの塗装が終わったら乾燥させます。


さて、ベースカラーが乾燥しましたので、これから水圧転写に入ります。オーダーいただいた柄は綾織りシルバーカーボン柄です。

 

上の写真は水圧転写後です。
イイ感じです。笑

カーボン柄の向きなんですが、お客様よりご指定をいただきました。その内容は…

◯カーボン柄の向き
・左の写真(運転席側のパーツ)→左上から右下
・右の写真(助手席側のパーツ)→右上から左下

といった内容です。
たまたまご依頼品が小さかったので、なんとか左右対象に出来たかなと思います。笑


ひとつ残念なお知らせがございます。汗
写真では見づらいかもしれませんが、パーツの窪んだ箇所に柄が付きませんでした。水圧転写の弱点とでも言いましょうか、窪んだ箇所は空気が溜まるので柄が付かないんですよね。お客様には事前にご承諾いただきましたが、出来ることならしっかり柄が付いていた方が良いですよね。で、いろいろ考えたんですが…一応、分かりづらいところになるようにしたつもりです。大変申し訳ございません。

それでは、作業は中塗りクリヤーコートまで終わっています。乾燥が終わりましたら上塗りクリヤーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年7月18日水曜日

HONDA オデッセイ フロントグリル Vol.2

 

HONDA オデッセイ フロントグリルが完成しました。作業内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹ブラックメッキ塗装
カラー:アントブラック
カラーリング濃度:ダーク
メッキ処理:密着剤

となります。

ダーク仕様ともなると写真では真っ黒に見えてしまいますが、ちゃんとメッキの光沢は残っているんですよね。写真がありませんが、屋外で見るとメッキが生きているのがよく分かります。この色合いは、ソリッドブラックでは成せない業かなと思います。笑

ところで、なぜ屋外の写真を見せないの?って思いますよね?
個人的には、楽しみはあとに取っておくタイプでして、すべてお見せしてしまうとお客様の驚きも半減してしまうかなと思うんです。お客様には、梱包から取り出した瞬間のサプライズ的な楽しみ?みたいなモノを感じていただきたいなと思っているんですよね。焦らしに焦らされた挙句、宝物を見つけたような気分を味わうような感じ?ですかね。なので、完成後はあまり詳しく写真を撮らないようにしているんです。苦笑
その甲斐もあってか、納品後のお客様からのメールは文字が飛び跳ねています。(私もそれを拝見してニヤニヤと…微笑)

ただ、その中にはご指摘をいただく方も稀に居られます。そんな時は真摯に受け止めて、対策案を練るようにしています。私が良いと思ってもお客様が良いと思わなければ、それは良いモノではない証拠かなと思いますからね。それに、ご指摘や難題をいただくことは、技術の向上やバリエーションの増加に繋がるので幸せなことかなと思っています。1番怖いのは、何も言われなくなること…かなと。。汗
もしかしたら、文字が飛び跳ねている原因は、ご指摘や難題をいただいた方のお蔭かもしれません。ちなみにご指摘や難題をいただくと、脳にこびりついて離れなくなるんですよね。思い出しては夜も眠れなくなる時もあります。マイナス思考…ホント呆れます。苦笑

話がソレましたね。苦笑
それでは発送しますね。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年7月17日火曜日

HONDA フィット フォグランプカバー Vol.1


ご紹介が遅くなりましたが、HONDA フィット フォグランプカバーの加工依頼を承っています。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー:ソリッドブラック
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー:ベルベットブラック

🔹下地作業
・旧塗膜剥離
・下地剤(サーフェーサー)

となります。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

それでは、作業に入らせていただきますね。

 

今回、お客様がご来店されましたので、ご依頼品に関してお伺いさせていただきました。フォグランプカバーはオークションでご購入されたそうで、もともとマットブラック塗装が施されていたようです。ちなみに材質はFRP製です。【オークション品】、【マットブラック】と聞いて、私の中でザワザワと胸騒ぎが…そこで、お客様の立ち会いのもと、塗膜の耐久テストをさせていただきました。

右の写真は低溶剤のシンナーで擦ったモノです。軽く擦った程度で塗膜が溶解してしまいました。おそらく、缶スプレーを使用して塗装されたのではないかなと思います。この上から施工しても塗膜の耐久性が低いままかなと思いましたので、お客様に旧塗膜の総剥離をご提案させていただきました。お客様からはご快諾いただきましたね。

下地作業では、旧塗膜の総剥離をしていきます。

 

で、こちらが旧塗膜の剥離後…っていきなり剥離後ですみません…汗
夢中になりすぎて撮影を忘れてしまいました。大変失礼致しました。苦笑

ところで、先ほど耐久テストをした写真の中に、溶剤で溶けた黒の下に白が見えていました。剥離中に気づいたんですが、アレは下地剤のサーフェーサーではないかなと思います。おそらく、FRP製品の上に下地剤のサーフェーサーを塗装して、その上にマットブラック塗装をされたのかなと。。ちなみにサーフェーサーも溶剤で溶けてしまいましたので、おそらく缶スプレーを使用したのではないかなと思います。

それにしても、旧塗膜がキレイに剥離出来たので一安心ですね。笑

 

さて、旧塗膜の総剥離が終わったら、下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)
サーフェーサーの色なんですが、この後の水圧転写のベースカラーはソリッドブラックで承っていますので、ブラックタイプを使用しています。

それでは、下地作業が終わりましたので、次回は水圧転写前のベースカラーに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年7月13日金曜日

HONDA オデッセイ フロントグリル Vol.1


ご紹介が遅くなりましたが、HONDA オデッセイ フロントグリルの加工依頼を承っています。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹ブラックメッキ塗装
・カラー:アントブラック
・カラーリング濃度:ダーク
・メッキ処理:密着剤

となります。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

それでは、作業に入らせていただきますね。


ブラックメッキ塗装はメッキ表面の光沢をそのまま生かして行ないますので、足付けと呼ばれる研磨が出来ません。なので、カラーリング前には透明な密着剤(溶剤)を使用して表面処理を行ないます。

 

密着剤で表面処理を行なったら上塗りに入ります。
オーダーいただいた色はアントブラックです。アントブラックの色味は、当店で取り扱っているブラック系の中でも標準的なブラックに位置付けられるかなと思います。ブラックメッキやブラックスモークでご依頼いただいた際に、特にご指定がない場合はアントブラックを使っています。ちなみにですが、今回はアントブラックでご指定いただきました。汗

カラーリング濃度はダーク仕様で承っています。

上の写真はカラーリング後です。
良い感じです。笑

ところで、ブラックメッキで使用する塗料は隠蔽力が低いので、カラーリングしても下地(メッキ地)を透かしてくれるんです。なので、写真では真っ黒に見えますが、メッキ地の光沢はご健在です。笑
個人的には、ブラックの色味とメッキの光沢が融合して一体化された、ハイブリッドカラーかな?なんて思っています。笑

それでは、乾燥が終わりましたら完成になります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年7月12日木曜日

RAYS ホイール

みなさんお元気でしょうか?
こうも暑さが続くと日中の体力消耗のため、ブログの更新がパタッとなくなりつつありますが(苦笑)、私は変わらず元気に過ごしております。笑
今日は幾分か涼しいので、ブログを書かせていただきます。苦笑


ブログでご紹介していませんでしたが、RAYS ホイールの加工依頼を承っておりました。こちらのお客様は何度もご依頼いただいている方ですね。この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
ご依頼品は完成していますので、作業内容をご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹塗装
◯メインカラー(2コートパール仕様)
・カラー:LEXUS/ブラッククリスタルパール(カラーコード:223)

◯サブカラー、ロゴカラー(3コートキャンディ仕様)
・カラー:MAZDA/ヌーベルブルーパール(カラーコード:B605P)

🔹下地作業
・ガリキズ補正
・下地剤:サーフェーサー

となります…って何がどう変わったのか分からないですよね。苦笑
なので、作業工程を辿りながら、ザックリではございますがご紹介させていただきます。

 

まずは、施工前の状態です。(上の写真)


一部ガリキズがありましたので、下地作業を行わせていただきました。(右の写真)

 

下地作業が終わったらメイン色を塗装させていただきました。(上の写真)
オーダーいただいた色は、レクサス純正色のブラッククリスタルパール(カラーコード:223)です。こちらの色は、ソリッドブラックに粗めのホワイトパールが少量入った仕様になります。画像では見づらいかもしれませんが、光に当たると、パールのキラキラ感が冴え渡る色になっています。

 

メイン色の塗装が終わったら2色目の塗装に入ります。(上の写真)
オーダーいただいた色は、マツダ純正色のヌーベンブルーパール(カラーコード:B605P)です。こちらは3コートキャンディ仕様になります。
塗り分け箇所は、リム廻りとロゴ関係です。

 

左の写真は施工前で、右の写真は施工後です。

 

こちらもロゴ関係です。
左の写真が施工前で、右の写真は施工後です。

 

以上が作業内容になります。ザックリお伝えしましたが、ちゃんと伝わりましたでしょうか?汗
最後に、施工前(左の写真)と施工後(右の写真)を載せておきますね。比較してみると、かなり雰囲気が変わりましたね。笑
この仕様はお客様が考案されたんですが、センスの良さを感ぜずにはいられません。笑

それでは、発送は先日行なわせていただきましたので、もうそろそろ到着する頃かなと思います。この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年7月6日金曜日

メガネ(テンプル) Vol.5

 

メガネ(テンプル) が完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹水圧転写
・ベースカラー:ホワイトHS(原色コード:Am1)
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄

🔹下地作業
・旧塗膜剥離
・下地剤:プライマー

となります。

 

ところで、左の写真は施工前なんですが、もともとお客様が他店で塗装の施工をされたそうなんです。ただ、今回ご依頼いただいた際に、塗膜の一部が剥がれていました。この上から部分補修して施工でも良かったんですが、そうなると全体の塗膜が厚くなってしまうかなと思いました。なので、お客様に旧塗膜の剥離をオススメさせていただきました。お客様からはご承諾いただきましたね。

右の写真は旧塗膜の剥離後です。
キレイに剥離してから加工させていただいたので、全体の塗膜も最小限に抑えられたかなと思います。笑


さて、先日の作業の中で、【クリヤーのツヤ感の写真が撮りづらい】とブログで書かせていただきました。ようやく撮影出来ましたのでご紹介させていただきます。(上の写真)
個人的には、申し分ないツヤ感に仕上がっているかなと思います。笑

それでは発送しますね。
この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年7月4日水曜日

メガネ(テンプル) Vol.4


こちらは、メガネ(テンプル) です。前回の作業では、水圧転写とその後の中塗りクリヤーコートをさせていただきました。中塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたので、これから上塗りクリヤーコートに入ります。

 

当店の水圧転写のクリヤーコートは、2回に分けて行なっています。何故2回に分けてクリヤーコートをするのか?ですが、1回のクリヤーコートでは熱乾燥後にクリヤーの塗膜がヤセてしまうからです。
塗膜がヤセる原因は、クリヤーの下にある転写フィルムとベースカラーにあります。転写フィルムとベースカラーは硬化していない、言わばスポンジ状態にあります。このスポンジ上にクリヤーコートしても、クリヤー成分は吸収される一方です。
そこで、転写フィルムとベースカラーに吸収される目的で使用しているのが、【中塗りクリヤーコート】になります。この中塗りクリヤーコートを使って、転写フィルムやベースカラーにクリヤー成分を十分に吸収させてしまい、それを熱乾燥を行なって塗膜を芯乾燥をさせてしまえば、それ以上クリヤー成分が吸収されない強靭な土台が作られます。
その強靭な土台の上に塗装するのが【上塗りクリヤーコート】になります。上塗りクリヤーコートは、もう誰にもジャマされない環境下にありますので、クリヤー本来の力を十二分に発揮してくれます。笑

さて、中塗りクリヤーコートの表面をサンディングします。(右の写真)
サンディングでは、表面をサラッと撫でる程度にしています。


サンディングが終わったら上塗りクリヤーコートを行ないます。(上の写真)
クリヤーのツヤ感の写真が撮りづらかったので、また完成時にご紹介させていただきますね。汗
ちなみに良い感じに仕上がっています。笑
【中塗りクリヤーコート】のお蔭ですね。笑

それでは、上塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...