2017年7月27日木曜日

SUBARU アウトバック フロントグリル枠 Vol.3

 

こちらはSUBARU アウトバック フロントグリル枠です。サーフェーサーの乾燥が終わりましたのでサンディングしていきます。サンディング前にはガイドコートを塗っておきます。(右の写真)

 

左の写真は軽くサンディングしたモノです。グレー色はサーフェーサーで黒いツブツブはガイドコートです。ガイドコートが残る場所はサンディングペーパーに当たっていないところになるので、全体より低いことを意味しています。均一にペーパーが当たって表面が平らになると、右の写真のようにサーフェーサーのグレー色だけになります。

ところで、今の説明ってスムージングっぽいですよね? ツブツブとか低いとか…汗
今回はスムージングではないのですが、私の場合サーフェーサーってキレイに塗らないんですよね。。 敢えてツルッと仕上げないようにしています。こうしている理由は、サンディングでサーフェーサーの抵抗をつけたいからなんです。ツルっと仕上げてしまうとズバズバ研げてしまうので、必要以上にサーフェーサーが削れてしまうんです。なので、ガイドコートがスムージング作業のようにツブツブ残っているんです。特に、今回はメッキ処理をしていますから、せっかく塗装したエッチングプライマーの皮膜を突き破りたくなかったので、サーフェーサーの表面を少し荒らして塗装しておきました。おかげで全面にサーフェーサーを残すことが出来ました。汗

 

サンディングが終わったら上塗りに入ります。オーダーいただいた色は、SUBARU車のラピスブルー(カラーコード:K3X)です。今回は調色作業をナシで承っていますので、塗料メーカーから支給されている配合データで色を作成していきます。
右の写真は塗料メーカーの配合データです。配合データはクロマックスユーザーがネットで登録するとログインして見ることが出来ます。

ところで、配合データってあまり見る機会が少ないですよね? 少しだけ見方をご紹介しますね。
🔸【製品コード】→ 原色コード
🔸【詳細】→ 原色名
🔸【個別重量】→ 原色が何グラム入るかを意味しています
🔸【積算重量】→ 原色を上から順に入れていった時点の合計です
積算重量は上の配合データで例えると…【Am28:7.3g】+【4530S:4.5g】=【積算重量:11.8g】といった計算になります。

ちなみにですが、自動車車体色でご依頼いただいた場合は、この配合データを見て色を作成しています。調色作業をする場合も配合データから近い色を探して、それを元に色を動かして車体色に合わせています。配合データは作業効率が大幅に短縮されるので非常に重宝しています。笑

 

色を作成したら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りします。
オーナー様には、『調色作業をしないので色は合いませんよ』とお話させていただいてご了承をいただきましたが、調色作業ナシの色って車体に合った試しがないのでかなり不安ですね。。汗
ラピスブルーってこんな感じの色なんでしょうか??汗
色が合っていることを祈ります。。苦笑

それでは、上塗りが終わりましたので、乾燥したら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

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