2018年11月9日金曜日

TOYOTA プリウスα Sツーリング インパネアッパーパネル Vol.2


こちらは、TOYOTA プリウスα Sツーリング インパネアッパーパネルです。前回の作業ではスムージングを行いました。下地剤の乾燥が終わりましたので、これから上塗りに入ります。

 

まずは、上塗り前にサーフェーサーをサンディングします。(左の写真)

ところで、前回の作業ブログで、【黒のサーフェーサーはサンディングがしっかり行われたどうかの判断が難しいので、黒のサーフェーサーの塗装後に白系の塗料をサッと吹き付けました】と書きました。この意味を少しご紹介させていただきます。

右の写真は軽くサンディングしたモノになります。
よくご覧いただくと分かるかなと思いますが、黒と白がツブツブしています。黒のツブツブは、サンディングペーパーが当たったことで白が削れて黒が露出したことになります。逆に白のツブツブは黒が露出していないので、サンディングペーパーが当たっていないということになります。つまり、白のツブツブしたところは、黒のツブツブしたところに比べて低いことを意味しています。全体が黒のサーフェーサー色になればしっかりサンディングが行われたことになりますので、これを目視で確認が出来るようにと白系の塗料をサッと吹き付けておきました。

ちなみに【全体に比べて低い】と書きましたが、スムージングを怠ったワケではないのでご安心くださいませ。汗
霧吹きってありますよね?
霧吹は噴射すると一粒一粒が球状になってますよね?
塗装も同じようにスプレーガンで行いますが、微粒化された塗料が球状になって吐出しているんです。その球状の塗料がコート回数毎に蓄積され、塗膜に凹凸が生まれるんです。粘度の低い塗料でしたら凹凸が生まれづらいんですが、サーフェーサーはシール性を目的としているため、粘度が高く、凹凸が生まれやすくなります。

ちなみのちなみですが、私のサーフェーサーはキレイに塗らないので、余計に凹凸が生まれるかなと思います。苦笑
なぜキレイに塗らないのか?…それはまた別の機会にお話させていただきます。汗

 

さて、左の写真はサンディング後になります。
右の写真はサンディング前になります。

全体が黒のサーフェーサー色になりましたね。笑
まるで雲ひとつない青空…って今日は雨模様ですけどね…苦笑

 

さてさて、サンディングが終わりましたので上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったら上塗り塗装を行います。(右の写真)
ご依頼ではピアノブラック仕様で承っていますので、使う色はクロマックス塗料の中でも漆黒味の高いジェットブラック(原色コード:Am5)になります。

 

ツルツルです。笑

それでは、クリヤーコートの乾燥が終わりましたら、次回はクリヤーオーバーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

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