2018年6月4日月曜日

HONDA N-BOX メッキパーツ Vol.1


HONDA N-BOX メッキパーツの加工依頼を承っております。ご紹介が遅くなりまして、大変申し訳ございません。作業内容はブラックメッキ塗装です。この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。


それでは作業に入らせていただきますね。
上の写真は、カラーサンプルとしてお借りしていますオーナメントになります。今回は調色作業はナシと承っていますので、近似色程度に仕上げていきます。

 

さて、それでは上塗りに入ります。
メッキパーツへのブラックメッキ塗装の場合は足付け(研磨)が出来ませんので、上塗り前に透明な密着剤(溶剤)を塗布しておきます。
塗布したら上塗りに…とその前に使う色のご説明をさせていただきますね。汗
左の写真のメッキパーツと右の写真のメッキパーツの色合いにご注目ください。メッキの色合いが違うのが分かりますか?
メッキパーツは、白っぽかったり、黄色っぽかったり、明るかったり、暗かったり、パーツごとによって色合いが違うんですよね。なので、すべてのパーツを同じ色で仕上げてしまうと色合いに偏りが出てしまいます。そこで、パーツごとに使う色を分けていこうかなと思います。

まずは、カラーサンプルの色味の傾向です。カラーリング濃度は当店のダーク仕様ぐらいかなと思います。その中でも、色味は薄っすら黄色味がかっていて、見る角度によっては赤味も存在しているようにも見えます。なんとも複雑な色味です。汗

左の写真のメッキパーツとカラーサンプルを比較すると、黒味と黄色味、赤味が足りない印象を受けました。
右の写真のメッキパーツとカラーサンプルを比較すると、黒味と赤味が足りない印象を受けました。
これらの色の傾向から推測して色を選択していきます。

 

大変申し訳ございません。いきなりカラーリング後の写真になってしまいました…汗
と言いますのも、ついつい夢中になりすぎてしまいまして、色味の変化の写真を残すのを忘れてしまいました…不覚です…汗

一応、ご説明させていただきますね。苦笑
上の写真は、カラーサンプルと比較して、黒味と黄色味、赤味が足りなかったメッキパーツになります。

◯カラーリングの作業工程
①アントブラックと茶系のベルベットブラックを混合して黒味と黄色味の調整
(アントブラックに比べてベルベットブラックの比率を下げています)
②少し黄色味が弱いかなと感じたので、チョコレートブラウンを極薄で調整
③少し赤味が弱いかなと感じたので、ローズピンクを極薄で調整

となります。
右の写真はカラーサンプルと比較したモノです。おそらく、近似色程度になったかなと思います。汗

 

こちらも、いきなりカラーリング後の写真になってしまいました…汗
上の写真は、カラーサンプルと比較して、黒味と赤味が足りなかったメッキパーツになります。

◯カラーリングの作業工程
①アントブラックで黒味を調整
②少し黄色味が弱いかなと感じたので、チョコレートブラウンで調整
③少し赤味が弱いかなと感じたので、ローズピンクを極薄で調整

となります。
当店のアントブラックの色味は緑味になります。もともとメッキパーツには黄色味がありましたのでベルベットブラックを混合しませんでした。ただ、黒味の調整後に、アントブラックの緑味で黄色味が消されつつありました。なので、チョコレートブラウンで黄色味を補っています。

右の写真はカラーサンプルと比較したモノです。こちらも近似色程度になったかなと思います。汗

それでは、乾燥が終わったら完成となります。大変お待たせしてますね。汗
もうしばらくお待ちくださいませ。

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