2018年6月25日月曜日

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.4

 

こちらは、GILERA ランナー 外装パーツです。前回までの作業は、ワレ補修とガリ傷の補修、それと調色をさせていただきました。すべての準備が整いましたので、これから上塗りをしていきます。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)が終わったら上塗りします。
上の写真は上塗り後です。こちらはフロントカウルに取り付けられるパーツです。(以降はブーメランと呼ばせていただきます。笑)

ところで、前回のブログでご依頼いただいたパーツの色が異なることから、調色する色を2色作らせていただきましたね。なので、ブーメランで調色した1色目の塗料はブーメランのみ上塗りしてあります。

 

こちらはサイドカウルです。
上の写真は上塗り後です。サイドカウルは、もともとブーメランとは異なる色でしたので、サイドカウルに合わせて調色した塗料で上塗りしてあります。

 

こちらはアンダーカウルなんですが…これが誤算でした…汗
と言いますのも、右の写真で指差している箇所なんですが、ここはフロントカウルとアンダーカウルが隣接する箇所だったんです。汗
実は、10年ほど前にイタリアンバイクを塗装していた時期があったんです。当時は、PIAGGIOやAPRILIA、VESPAなどなど…もちろん、GILERAのランナーも塗装していました。で、懐かしいな〜なんて、当時の余韻に浸りながら上塗り前に準備をしていたら、アンダーカウルとフロントカウルが隣接することに気づいたんです。苦笑

そこで、もともとはサイドカウルの色のみで塗装する予定でしたが、当初の作業内容を変更させていただきました。

まずは、サイドカウルで作成した塗料で全体を下色を染め上げます。
その後は、フロントカウルに隣接する周辺にブーメランで作成した塗料を塗装します。この時、フロントカウルに隣接する周辺はしっかりブーメラン色で染め上げます。ただ、バッツリ色を分けるように塗装してしまうと色合いの違いが分かりやすくなってしまいますので、そこから徐々に薄くグラデーションをかけながら広げています。
グラデーションをかけたら全体をクリヤーコートしておきます。

こうしておくと、フロントカウルとアンダーカウルが隣接する箇所は同色になりますし、サイドカウルとアンダーカウルが並んだ際も、色合いに違和感を感じないかなと思います。

それにしても、誤算でした。汗
上塗り前に気づいて良かったです。笑

ちなみにこのやり方は、もともとのパーツの色がそれぞれ異なることや、今回オールペンではなく部分塗装でご依頼いただきましたので、やむを得ず、こうした処置を取らせていただきました。もちろん、お客様にもご了承いただいております。汗

それでは、クリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...