2018年4月18日水曜日

HONDA オデッセイ 外装パーツ Vol.6 パート2

 

それでは、パート1の続きです。
こちらはメッキだったリアガーニッシュです。前回の作業ではメッキ処理をさせていただきました。サーフェーサーの乾燥が終わりましたので、足付け(研磨)したらベースカラーを塗装していきます。
オーダーいただいた色は、お客様オリジナルカラーです。こちらも先ほど同様、前回のご依頼で調色させていただいた色になります。配合データをご紹介させていただきますね。

🔸K-Style Type B←またまたお客様のイニシャルを拝借してます。笑
🔹配合データ(お客様オリジナルカラー)
・Am6  30.0g  色味:ブラック
・Am73  20.0g  色味:粗目のホワイトパール
・Am79  5.0g  色味:粗目のバイオレットパール
(樹脂の容量の掲載は省略しています)

となります。
先ほどのTypeAに比べてTypeBは、Am73のホワイトパールが倍になっています。また、黄味のゴールドパールであるAm76は出番ナシです。笑
色の系統としては、赤味と白味の強いガンメタ系かなと思います。これまたメタリックが入らないので…←しつこいのでやめておきます。苦笑

こちらも配合データを保管していますので、配合データ通りに色を作成します。
右の写真はベースカラーの塗装後です。
TypeAもTypeBも違ったアプローチで、かなりいい色合いです。笑

ところで、前回調色をさせていただきましたが、お客様はもともとTypeAの色合いをご希望されていたんです。ただ、TypeAの色合いが良いのかどうなのか、深くお悩みになられていました。色って比較がないと選ぶのに苦労しますよね。なので、お客様の色のイメージを細かくお聞かせいただいて、私の妄想と遊び心で、TypeAとは別で色を作成させていただいたんです。それが、TypeBなんです。前回のご依頼ではどちらも採用していただきましたね。今回も両方とも採用していただいたので色達も大喜びかなと思います。笑

さてさて、ミラーカバーのグラデーションとメッキパーツのベースカラーの塗装が終わりました。いよいよ最終仕上げのツヤ消し塗装に入ります。待機していたパーツを呼んでみましょう。みんな集まれー!笑


はい、みんな集まってくれました。笑

それでは、ツヤ消し塗装に入ります。ツヤ消しの度合いですが、お客様からイメージ画像をいただいております。(画像は他者様のモノですので掲載していません)
いただいた画像を拝見する限りでは、当店の全ツヤ消しの一歩手前ぐらいのイメージかなと思います。ちょうど、前回のご依頼(2分ツヤ有りの8分ツヤ消し)と同じくらいでしたので、今回も前回と同じツヤ消しにしていきます。おそらく、全体のツヤ感が統一感されるかなと思います。汗

 

それではツヤ消しの塗装です。当店のツヤ消し仕様はクリヤーベースを使っています。クリヤーベースにフラットベース(ツヤ消し剤)を添加して、クリヤーコートと同じ要領でコーティングしています。
左の写真はコーティング直後のモノなんですが、塗装直後はクリヤーベースのツヤ感で出ます。ここから、時間と共にツヤが引けていきます。
右の写真はクリヤーコートから30分ほど経過したモノになります。フラットベースのおかげでツヤが引けましたね。笑

 

ミラーカバー以外も、続々とツヤ消しへと変貌を遂げています。笑
カーボンのツヤ消し仕様はドライカーボンっぽくなって味が出ますね。笑

それでは、ようやくすべての作業が終わりました。あとはしっかり乾燥させたら完成になります。大変お待たせしてますね。汗
もうしばらくお待ちくださいませ。
ところで、ご依頼品のお引渡しは店頭でしたね。ご来店をお待ちしております。

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