こちらは、HONDA オデッセイ 外装パーツです。上の写真のパーツ類のトップコートはすべてツヤ消し仕様で承っています。その中でも、ミラーカバーとリアガーニッシュのメッキパーツはもうひとつ作業が残っていますので、それぞれ仕上げていきます。残りのパーツは後で合流しますので、それまで待機です。汗
まずはミラーカバーからいきます。ミラーカバーはグラデーション塗装で承っています。
オーダーいただいた色は、お客様オリジナルカラーです。こちらの色は、前回のご依頼で調色させていただきました。配合データをご紹介させていただきますね。
🔸K-Style TypeA ←お客様のイニシャルを拝借させていただきました。苦笑
🔹配合データ（お客様オリジナルカラー）
・Am6 30.0g 色味:標準ブラック
・Am73 10.0g 色味:粗目のホワイトパール
・Am79 5.0g 色味:粗目のバイオレットパール
・Am76 5.0g 色味:粗目のゴールドパール
（樹脂の容量の掲載は省略しています）
となります。
色の系統としては、黄味のあるガンメタ系かなと思います。ただ、メタリックが入らないので、ガンメタではなくガンパル？かもしれませんね。苦笑
さて、配合データ通りに作成したらグラデーション塗装をしていきます。
右の写真なんですが、ミラーカバーを傾けているのが分かりますか？
今回、塗り分けではくグラデーション塗装なので、マスキング（養生）してしまうと塗膜の段差が気になってしまうかなと思いました。ただ、マスキング（養生）しないと転写面へ塗料が飛散してしまいます。なので、ミラーカバーを傾けて、この角度から向こうに向かって塗装するようにしました。おそらく、この角度からなら転写面に塗料を飛散する心配はないかなと思います。汗
ちなみにですが、ここではグラデーションをかけていません。まずは側面（グラデーションの手前の転写面ともともとの黒）をベースカラーで染め上げています。
側面を染め上げたらグラデーションをかけていきます。（上の写真）
グラデーションの位置は、側面と天面のカド周辺（天面へ少しかかる）で承っています。ここで注意しないといけないのは、やはり転写面への塗料の飛散です。なので、スプレーガンの吐出するパターンを最小限に絞っています。ちなみにスプレーガンのパターンを開いていくと楕円形になって吐出します。最小限に絞ると10円玉くらいの丸になって塗料をら吐出してくれます。
グラデーションをかける際なんですが、側面を塗装した際の塗料では粘度が高く、必要以上に染め過ぎてしまうので、シンナーの割合を上げて、塗料粘度を低くしています。
ところで、どうですかね？ちゃんとグラデーションになってますかね？汗
それでは、ミラーカバーのグラデーション（ベースカラーの塗装）が終わりました。このままトップコート（ツヤ消し仕様）に入る前に、メッキパーツだったリアガーニッシュの作業を進めさせていただきますね。
1ページでは書ききれなかったので、パート2へ続きます。汗
