2017年11月5日日曜日

TOYOTA 70スープラ パーツ類 Vol.4


こちらはTOYOTA 70スープラ パーツ類です。
中塗りクリヤーコートが乾燥しましたので、これから上塗りクリヤーコートに入ります。

 

上塗りクリヤーコートに入る前には中塗りクリヤーの表面をサンディングしておきます。(左の写真)

ところで、水圧転写の場合、ベースカラーとクリヤー層の間に転写フィルムが挟まるので、クリヤーの溶剤が吸い込んでしまい、一度のクリヤーコートでは表面が荒れてしまうんですよね。なので、一旦クリヤーの溶剤を吸収してもらって、その後にしっかり乾燥させることで、それ以上吸い込まない強靭な土台を作っています。この土台になるクリヤー層のことを【中塗りクリヤーコート】…と私が勝手に呼んでいます。苦笑

さて、右の写真はサンディング後なんですが、表面がツルツルになっているのが分かりますか?
中塗りクリヤーコートで土台を作ってさらにサンディングで平らにしているので、この後の上塗りクリヤーコートもツルッと仕上がってくれるかなと思います。

ちなみにベースカラーと転写の際の結合剤の塗り方を変えてきたので、一度のクリヤーコートでもいけるかなって時があります。ただ、水圧転写時の柄の種類や気温や湿度によって若干ブレが生じるので、まだ一発クリヤーコートに踏み切る勇気がないですけどね。苦笑

 

さてさて、サンディングが終わったら上塗りクリヤーコートに入ります。
ご依頼ではカラークリヤーバージョンで承っています。
オーダーいただいた色はベルベットブラックですね。
ベルベットブラックの色味は茶系の黒になります。
これを数回に分けてコーティングします。
いいカンジです。笑

写真がありませんが、カラークリヤーの塗装後は透明なクリヤーでコーティングしてあります。カラークリヤーで終わってしまうと色が剥き出し状態ですからね。色抜けや経時変化による黄変などの耐候性アップのため、最後に透明なクリヤーで包んであげています。

それでは、上塗りクリヤーコートが乾燥したらいよいよ完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

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