2017年11月2日木曜日

MAZDA アクセラ メーターリングパネル Vol.2

 

こちらはMAZDA アクセラ メーターリングパネルです。
塗装でご依頼いただいています。
画像ではご紹介していませんが、塗装前には塗料のノリを良くするために足付けをしています。足付けが終わったら塗りやすいように台に固定します。(右の写真)

 

それでは上塗りに入ります。
オーダーいただいた色は、MAZDA車のソウルレッド(カラーコード:41V)です。ソウルレッドは3コートキャンディ仕様になっています。3コートキャンディの意味は、ベースカラー→カラークリヤー→透明なクリヤーと3層の塗膜で形成されたモノを指します。同じ色を3回塗る!…ではないです。汗

左の写真はベースカラーの塗装後です。
本来、3コートキャンディの醍醐味はカラークリヤーの赤の発色を楽しむモノかなと思います。ただ、カラークリヤーの赤は下色を透かす特性を持っているので、カラークリヤーだけでは素材の黒を染めきることが出来ません。なので、素材の黒を染めるためにベースカラーが必要になってきます。ちなみにベースカラーはメタリックが入ったタイプなので、キャンディレッドをさらに鮮やかにしてくれるかなと思います。
それでは、ベースカラーを塗装したら指触乾燥(自然放置)させます。

指触乾燥が終わったらカラークリヤーを塗装します。(右の写真)
左の写真と右の写真を見比べてみると、右の写真の方が赤の発色が良くなっています。(見づらかったらすみません…汗)
キャンディカラーならではの発色といったところでしょうか。この色合いは通常塗料では出ないかなと思います。

画像がありませんが、カラークリヤーの塗装後には透明なクリヤーをコーティングしています。これは、最終塗膜がカラークリヤーだと色が剥き出しになっている状態と同じになるので、変色や色抜けを防ぐために透明な膜で包んであげています。

というワケで、ベースカラー→カラークリヤー→透明なクリヤーと塗装してきました。これが、俗にいう【3コートキャンディ】になります。ざっくり解説していますが、セッティングからおよそ1時間はかかっています。汗

それでは、上塗りが終わりましたので強制乾燥をしたら完成となります。大変お待たせしてますね。もうしばらくお待ちくださいませ。

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