2017年6月12日月曜日

DUCATI フューエルタンクカバー Vol.2









こちらはDUCATI フューエルタンクカバーです。
下地作業も承っています。

パーツ自体はFRP製でゲルコート仕上げとなっています。ゲルコートとは簡単に言うとFRPを保護している樹脂のことです。FRPはガラス繊維なんですが、FRPの地のままだと表面がボコボコになってしまうのでゲルコートをして平らにしています。ちなみにですが、FRPの成形品の一般的な手順は、凹面に外板の形状をした型を作ります。そこにゲルコートを流してその上にFRPを貼り付けます。乾燥が終わったら型から外します。表面になるのはゲルコートが塗ってある凸面になります。ゲルコート自体にはシール性がないので下地剤となるサーフェーサーが必要になってきます。



ゲルコートの上にそのままサーフェーサーを塗っても良いんでしょうが、どうせサーフェーサーを塗装するんですから、サンディングして少し平らにしてあげます。とは言ってもパテ付けはしていないのでキッチリ平らにはならないんですけどね。汗

左の写真はガイドコートを塗っているところで、右の写真は軽くサンディングしたモノです。白いところと黒いところがあるのが分かりますか?ガイドコートは墨の粉末のようなモノで塗っておくと研げている面と研げていない面が目で確認することができるんです。白いところはサンディングで当たった面、黒いところはサンディングで当たらなかった面、つまり、黒い面が白い面よりも低いということになります。これを全面が均一に白くなるようにサンディングしていきます。



均一にサンディングされると写真ように真っ白になります。

 

サンディングが終わったらサーフェーサーを塗装します。右の写真がサーフェーサー後なんですが、色が変わってませんね。汗
実は、白いサーフェーサーを塗装しておきました。笑
この意味は上塗りの時にお話しますね。

それでは、サーフェーサーの乾燥が終わったら、次回は上塗りに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

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