2018年7月4日水曜日

メガネ(テンプル) Vol.4


こちらは、メガネ(テンプル) です。前回の作業では、水圧転写とその後の中塗りクリヤーコートをさせていただきました。中塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたので、これから上塗りクリヤーコートに入ります。

 

当店の水圧転写のクリヤーコートは、2回に分けて行なっています。何故2回に分けてクリヤーコートをするのか?ですが、1回のクリヤーコートでは熱乾燥後にクリヤーの塗膜がヤセてしまうからです。
塗膜がヤセる原因は、クリヤーの下にある転写フィルムとベースカラーにあります。転写フィルムとベースカラーは硬化していない、言わばスポンジ状態にあります。このスポンジ上にクリヤーコートしても、クリヤー成分は吸収される一方です。
そこで、転写フィルムとベースカラーに吸収される目的で使用しているのが、【中塗りクリヤーコート】になります。この中塗りクリヤーコートを使って、転写フィルムやベースカラーにクリヤー成分を十分に吸収させてしまい、それを熱乾燥を行なって塗膜を芯乾燥をさせてしまえば、それ以上クリヤー成分が吸収されない強靭な土台が作られます。
その強靭な土台の上に塗装するのが【上塗りクリヤーコート】になります。上塗りクリヤーコートは、もう誰にもジャマされない環境下にありますので、クリヤー本来の力を十二分に発揮してくれます。笑

さて、中塗りクリヤーコートの表面をサンディングします。(右の写真)
サンディングでは、表面をサラッと撫でる程度にしています。


サンディングが終わったら上塗りクリヤーコートを行ないます。(上の写真)
クリヤーのツヤ感の写真が撮りづらかったので、また完成時にご紹介させていただきますね。汗
ちなみに良い感じに仕上がっています。笑
【中塗りクリヤーコート】のお蔭ですね。笑

それでは、上塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

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