2018年7月3日火曜日

メガネ(テンプル) Vol.3

 

こちらは、メガネ(テンプル)です。前回の作業では、旧塗膜の剥離を行った後にプライマーを塗装させていただきました。プライマーの乾燥が終わりましたので、これから水圧転写に入ります。

右の写真は、水圧転写前のベースカラーを塗装したモノです。オーダーいただいたベースカラーはソリッドホワイトでしたので、クロマックス塗料のホワイトHS(原色コード:Am1)を使っています。プライマーの色をホワイトベースにしていたお蔭で、ベースカラーはサラッと塗装する程度で済みました。笑

 

ベースカラーの乾燥が終わったら水圧転写に入ります。ご依頼では両面転写で承っています。今回のような形状の場合ですと、一度の水圧転写でもいけるかなと思います。ただ、水圧転写をする際に固定するところがないんですよね。何かで摘んでしまうと、そこだけ柄がつかなくなってしまいます…なので、片面ずつ水圧転写を行っていきます。

まずは、ウラ面からいきましょうか。
右の写真は、マスキングしたモノになります。初めにウラ面を水圧転写していきますので、マスキングはオモテ面に行っています。

 

マスキングが終わったら水圧転写をします。オーダーいただいた柄は、綾織りシルバーカーボン柄になります。

上の写真は水圧転写後なんですが、転写柄が薄く感じませんか?汗
転写フィルムの綾織りシルバーカーボン柄は、トーンが明るめのシルバー色で印刷されているので、ベースカラーが明るいと少し同色化してしまい、カーボンが見えづらくなってしまいます。ただ、見る角度ではカーボン柄が露わになってくれます。個人的には、3コートパール(ホワイトパール)仕様の色合いに似ているかなと思います。パールのような発色があるんですよね。それの水圧転写版かなと。。

水圧転写が終わったら、水でよく洗浄して乾燥させます。


さて、乾燥が終わりましたので、今度はオモテ面の水圧転写に入ります。画像がありませんが、マスキングは先ほど水圧転写した面(ウラ面)に行っています。

 

さてさて、マスキングが終わったら水圧転写をしていきます。

上の写真は、水圧転写後です。
良い感じです。笑

それにしても、カーボン柄が薄く見えますね。苦笑
先ほど、【明るめのベースカラーに綾織りシルバーカーボン柄は見えづらい】と書きましたが、実際はそこまで薄くはないんですよね。ただ、どうしてもレンズを通してしまうと見えづらくなってしまうんです。ドリカムの【眼鏡越しの空】の歌詞の中に【私をきちんと見せてくれる レンズに変える】とありますが、【カーボン柄をきちんと見せてくれる レンズに変えたい】と願わずにはいられません。苦笑
…って、ダメなのはレンズではなく、きちんと撮影出来ない私かもしれませんけどね。苦笑

それでは、作業は中塗りクリヤーコートまで終わっていますので、乾燥が終わりましたら上塗りクリヤーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

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