2019年2月15日金曜日

HONDA ヴェゼル モデューロ フロントグリル Vol.4

 

こちらは、HONDA ヴェゼル モデューロ フロントグリルです。前回の作業では、上塗りを行わせていただきました。塗膜の乾燥が終わりましたので、これからクリヤーオーバーを行っていきます。

 

塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)が終わったら、クリヤーオーバーコート用のセッティングを行います。(左の写真)
ご依頼では部分塗装で承っていますので、セッティングではマスキングを行っています。

クリヤーオーバーコートで使用するクリヤーベースは、クロマックス塗料の【3800S】を使用します。(右の写真)
【3800S】は、塗膜硬度が高く、優れた耐擦傷性を持っているクリヤーベースになります。

今回、メッキ上の塗装ということもあって、お客様より耐久性について深くお悩みになられていました。そこで、下地剤の使用は元より、塗膜硬度の高い【3800S】の使用をご提案させていただきました。ただ、メッキ上の塗膜になりますし、フロント廻りのパーツですので、この仕様にしたからといって必ずしも塗膜が剥がれない保証がないんですよね。ニュアンス的には、通常塗膜よりは剥がれづらい…といったところになります。お客様にはご説明させていただいて、諸々ご理解いただきました。

 

さて、セッティングが終わりましたので、クリヤーオーバーコートを行います。(上の写真)
テロンテロンです。笑

ところで、前回の作業で【マスキングを行った周辺のクリヤーコートは薄めにしてあります】と書きました。これは、トップコート前のクリヤーコートでしたので、マスキングで見切ったキワの段差を緩和するために行いました。今度はトップコートになりますので、躊躇せずにコーティングしてあります。ただ、それでもマスキングのキワの厚塗りは避けたいので、スプレーガンの吹き付け角度を変えながらコーティングしてあります。【スプレーガンの吹き付け角度】については、文章でのご説明がむずかしいので割愛させていただきます。苦笑

右の写真は、クリヤーオーバーコート後にキワのマスキングテープを解除したモノになります。塗膜の段差ですが、スプレーガンの吹き付け角度やマスキングテープの解除のタイミングが功を奏し、さほどついていないかなと思います。汗

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、ガラスコートとポリマーコートを行って完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

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