2019年8月1日木曜日

MAZDA GHアテンザ フロントグリル Vol.1


MAZDA GHアテンザ フロントグリルの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
◯フロントグリルベース
🔹マットブラック塗装
・艶消し:5分艶消し/5分艶有り

🔹下地作業
・下地剤:プラスチック専用プライマー

◯メッキパーツ
🔹ブラックメッキ塗装
・カラー:アントブラック
・カラーリング濃度:スタンダード

🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:クリヤーベース

となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。


それでは作業に入らせていただきます。
今回はブラックメッキ塗装でご依頼いただいているメッキパーツから進めていきます。

まずはパーツを取り外していきます。(上の写真)

 

左の写真をよ〜くご覧いただくと、表面が白くくすんでいるのが分かるかなと思います。
ご依頼品はご使用済みのメッキパーツでして、汚れは除去しましたが、ところどころメッキのくすみが取れませんでした。
ブラックメッキ塗装はメッキ感を生かしてカラーリングを行うので、このまま上塗りを行うとこのくすみが残ってしまいます。
そこで、研磨剤の入ったコンパウンドをポリッシャーで磨いて光沢を戻してあげます。

右の写真は磨き後になります。
新品パーツ…とまではいきませんが、それに近い光沢が戻ったかなと思います。笑


さて、メッキの光沢が戻りましたので上塗り…と思ったんですが、メッキ表面にダメージがございました。
上の写真をよ〜くご覧いただくと、矢印の先にポツッとくぼみがあるのが分かるかなと思います。
おそらく飛び石かなと思います。
当店では再メッキは行っていませんのでこのまま上塗りになってしまいますが、このまま上塗りを行うと、くぼんだ箇所に塗料がノリづらかったり、張力で塗料が蹴られてしまう場合があります。
ブラックメッキ塗装はメッキ感を生かしてカラーリングを行うので、着色された下地剤やパテ等が使用できません。
(透明なパテもありますがサンディングが行えません)

そこで、下地剤として、透明なクリヤーベースを使ってくぼんだ箇所を埋めていきます。


表面の脱脂後に密着剤を塗布したら、くぼんだ箇所を埋めながら、全体へクリヤーベースを塗装します。(上の写真)

 

塗膜の厚膜は剥がれに繋がるのでほどほどのところで留めていますが、そこそこ埋まってくれたかなと思います。
メッキの光沢もまずまずですね。笑

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら次回は上塗りに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。

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