2018年12月18日火曜日

VOLVO V60 カップホルダー枠 Vol.1


VOLVO V60 カップホルダー枠の加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹塗装
・ピアノブラック仕様

🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)

🔹メンテナンス
・ガラスコーティング
・ポリマーコーティング

となります。
ところで、こちらのお客様は5年ほど前に当店をご利用いただいた方になります。前回のご依頼から5年という月日が流れましたが、当店をお忘れなくいただいて安心しております。汗
今回もしっかり作業に努めさせていただきますね。この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

それにしても、時の流れは速いモノです。あっ!…っという間ですよね。苦笑
やりたいことはなるべく早くやっておかないといけませんね。汗

 

それでは、作業に入らせていただきます。汗

まずは、今回の作業プランをご紹介させていただきます。
ご依頼品はステンレス製でして、ダイレクトに上塗り塗料がノリません。なので、下地剤が必要になってきます。ただ、ステンレス表面はツルツルでしたので、特に補正を行う必要もなく、素材と上塗り塗料との密着だけを考えてあげれば良いかなと思います。
そこで、下地剤の塗装後に続けて上塗りを行っていきたいと思います。

左の写真は、塗膜のノリを良くするための足づけ(研磨)後になります。
この後サーフェーサーを塗装しますが、サーフェーサーとステンレスの密着性がそこまで良いとは言い切れないので、念のために密着剤を塗装しておきます。
ちなみにですが、密着剤と上塗り塗料の密着性も良いとは言い切れませんので、念のためにサーフェーサーを塗装します。密着剤とサーフェーサー、どちらもかけてはならない存在かなと思い、双方を使用させていただきます。汗

密着剤を塗装したら、サーフェーサーを塗装します。(右の写真)
サーフェーサーなんですが、通常のサーフェーサーですと熱乾燥を行った後に塗膜のノリを良くするためのサンディングが必要になります。今回はサーフェーサーの塗装後に上塗りを行いますので、サーフェーサーはノンサン仕様を使います。
【ノンサン仕様】とは、【ノンサンディン仕様】の略語でして、熱乾燥やサンディンを行うことなく上塗りが可能になります。ただ、ノンサン仕様でも硬化剤が入っていますので、何時間も放置してしまうと塗膜が硬化してしまいます。そうなると、結局はサンディングが必要になってしまいます。なので、ノンサン仕様の塗膜が完全硬化する前に、上塗り塗料を塗装する必要があります。サーフェーサーの塗装後から上塗り塗装までの時間は、おおよそ30分ぐらいになります。

ちなみにですが、サーフェーサーはしっかり塗り込んでいません。厚く塗り込んでしまうと、かえって塗膜内部に溶剤がこもってしまい、塗膜が硬化しきれなくなってしまいます。また、サーフェーサーの役割はシール性ですので、今回パテが入っているワケではないので厚塗りする必要がありません。なので、うす〜く染まる程度に塗装してあります。

ちなみのちなみにですが、上塗り色が黒ですので、上塗り色が染まりやすいようにサーフェーサーも黒のタイプを使用しています。

 

さて、ノンサン仕様のサーフェーサーの塗装後から30分ほどが経過しました。汗
それでは、ベースカラー→クリヤーコートと上塗り塗装を行います。(上の写真)
オーダーいただいた色はピアノブラック仕様ですので、クロマックス塗料の中でも漆黒味の高いジェットブラック(原色コード:Am5)を使用しています。

イイ感じです。笑

それでは、塗膜の乾燥が終わったら、次回は2回目のクリヤーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

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