2019年12月20日金曜日

HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパー Vol.2 前編

 

こちらは、HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパーの【前編】になります。

フロントブレーキキャリパーの作業に入らせていただきます。
前回の作業では、サンドブラストと下地剤(サーフェーサー)の塗装を行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。

 

塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)

セッティングが終わったらベースカラーを塗装します。(右の写真)
オーダーいただいたベースカラーはソリッドブラックになります。
ソリッドブラックは、CROMAX社のジェットブラック(原色コード:Am5)になります。

ところで、右の写真のブレーキキャリパー表面に【NISSIN】のロゴが浮き上がっているのが分かりますでしょうか?
見づらいようでしたらすみません…汗

こちらのロゴは金属素地で承っていますので、クリヤーコート前に再現していきます。

まずはベースカラーを一旦乾燥させます。
ちなみにですが、ベースカラーは硬化剤の入らない1液タイプの塗料でして、塗膜を硬化させるにはクリヤーコートが必要になります。
なので、現段階では溶剤に弱く耐久性はありません。

 

さて、ベースカラーの乾燥が終わりました。(左の写真)

【NISSIN】のロゴは浮き彫りになっていましたので、廻りをマスキングで養生してサンディングを行います。(右の写真)

 

左の写真はサンディング前になります。
右の写真はサンディング後になります。

ロゴがお目見えしました。笑

ところでゴム手袋をはめていますが、現段階では1液のベースカラーでして溶剤に弱い塗膜になります。
仮に油分が付着してしまった場合、脱脂剤を使用すると塗膜は溶解してしまいます。
手の油も塗料との相性は良くないので、作業中はゴム手袋をはめています。

ちなみにですが、塗料を扱う際は必ずゴム手袋を装着しています。
健康面での安全性はもちろんですが、手が汚れるのがイヤ…って、圧倒的に後者の割合が占めているんですけどね…苦笑
私には甥っ子がいるんですが、昔「タカの手汚いね」って言われたんです。
その頃の甥っ子はまだ小さかったんですが、子供ならではの忖度ナシの鋭いご指摘が胸に刺さりました。苦笑
その影響から、なるべく手はキレイにしておくようにしています。
甥っ子には感謝です。笑

 

さてさて、ロゴの再現が終わりましたのでクリヤーコートを行います。(上の写真)

イイ感じです。笑

ちなみにですが、ロゴはサンディングで金属素地が露出していますので、密着剤を塗布してからクリヤーコートを行っています。

それでは塗膜の乾燥が終わりましたら、フロントブレーキキャリパーは完成になります。

【後編】へ続きます…

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