2018年8月2日木曜日

TOYOTA プリウスα 内装パネル Vol.1


TOYOTA プリウスα 内装パネルの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔶ご依頼内容
🔹塗装作業
・ピアノブラック仕様

🔹下地作業
・スムージング

となります。
こちらのお客様は何度もご依頼いただいている方です。この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

それでは、作業に入らせていただきますね。


まずは下地作業をさせていただきます。
一部のプラスチックパーツ表面にシボ模様(凹凸)がございました。(上の写真)
これをスムージング(平らに)していきます。



左の写真はサンディング風景です。サンディングでは、写真に写っている機械式のダブルアクションサンダーを使用したり、細かな箇所は手研ぎでサンディングします。

右の写真はサンディング後です。
一見、このままプライマーだけ塗装して上塗りしたい気分ですね…ゴクリッ(笑)
ただ、サンディングで取りきれなかった微細なシボが残っている場合もあるんですよね。上塗りしてから気づいてしまうと、結局はサーフェーサーを塗装しなければいけないので、ここは深追いせず、サーフェーサーを塗装しておくことにします。苦笑

 

さて、サンディングが終わりましたので下地剤を塗装していきます。こちらの素材は軟質系のプラスチックでしたので、サーフェーサーの塗装の前にプラスチック専用プライマーを塗装しておきます。(右の写真)
今回、上塗り色がピアノブラック仕様ですので、下地剤はすべてブラックのタイプを使っています。
プラスチック専用プライマーを塗装したら自然乾燥させます。自然乾燥の時間は1時間ぐらいです。それまで他の作業をして待ちます。汗


さてさて、1時間が経過しましたのでサーフェーサーを塗装します。(上の写真)
今回、素材が軟質系プラスチックでしたので、サーフェーサーに軟化剤(フレキシブルアディティブ:805R)を添加しています。軟化剤は、塗膜が乾燥した後でも柔軟性のある塗膜を維持してくれる添加剤になります。素材に柔軟性がある場合は軟化剤が必須かなと思います。

ところで、真っ黒のサーフェーサーが廃盤になってしまったんですよね。以前は5種類あったサーフェーサー達が3種類に削減されてしまったんです。真っ黒サフェ愛好家の私にとっては残念極まりない悲報になりました。苦笑
上の写真では真っ黒く見えますが、若干グレーっぽくなっています。なので、塗装した後のサンディング用のガイドコートとして白を塗装していたんですが、それも必要なくなりました。まぁ仕方ありませんよね。苦笑

それでは、下地作業が終わりましたので、次回は上塗りに入らせていただきます。もうしばらくお待ちくださいね。

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