こちらはMAZDA デミオ 外装パーツです。ベースカラーの乾燥が終わりましたので水圧転写に入ります。写真のパーツはリアスポイラーです。こちらは両面転写でご依頼いただいています。今回パーツが細かったので一度の転写で両面施工でも大丈夫かなと思ったんですが、よくよく見ると幅が広いところもあり、柄が延びてしまうところも出てきそうな気がしました。なので、ここは手堅く片面ずつ転写していくことにします。
右の写真は、片面をマスキングしたモノです。
それでは、水面に転写フィルムを浮かべます。（左の写真）
オーダーいただいた柄は、綾織りシルバーカーボンです。
リアスポイラーの幅は1300mmぐらいなので、それより少し大きめに転写フィルムをカットしています。弊社の転写出来る上限が幅1400mmなので、水面が転写フィルムで埋まっています。笑
転写フィルムを浮かべてから一定時間が経過したら結合剤（シンナー）を塗布します。（右の写真）
結合剤を塗布したらリアスポイラーを上から沈めていきます。（左の写真）
沈めきったら引き上げます。（右の写真）
う〜む、良いカンジです。笑
ところで、今回のリアスポイラーは中が空洞になっていたんですが、意外と水中に沈める時って浮力で抵抗が掛かるんです。一気に沈めてしまうなら簡単なんですが、転写の場合は一定のスピードでゆっくり沈めないと柄が延びてしまったり砕けてしまいます。なので、浮力に負けないようにゆっくり押し込んでいます。
そう言えば、昔は浮力に負けてポンッ！って戻されたことがありましたね。苦笑
今回は指先に全エネルギーを注いだので大丈夫でした。笑
それでは、片面の転写が終わりましたのでもう片面…といきたいところですが、片面用のマスキングもありますので一旦しっかり乾燥させることにします。乾燥が終わったらリアスポイラーの片面とその他のパーツの水圧転写をしていきます。もうしばらくお待ちくださいね。
