こちらはBMW 850 内装パーツです。これからスムージングをしていきますが、その前に一部補正していきます。右の写真でパーツがピチピチにハマってしまっているのが分かりますかね? オーナー様からは、加工後にパーツの取り外しが出来るようにとご要望がございました。なので、取り外しが出来るように補正していきます。
パーツを取り外したらピチピチになってしまっているパーツの端面をサンディングしていきます。右の写真はシフトゲートパネル本体なんですが、パーツと干渉しているこちらの端面もサンディングしておきます。
サンディングする際は研ぎ過ぎては元も子もないので、サンディングしては取り付けて隙間を確認しながら微調整しています。左の写真は補正後です。補正前とちっとも変わってない。。みたいなカンジですが、塗膜はミクロンクラスの厚みしかつきませんので、変わってないぐらいの隙間で十分かなと思います。逆に、1ミリぐらい空けてしまうと、今度は隙間が空き過ぎておかしくなってしまうかなと思います。
右の写真もシフトゲート本体に取り付けられるパーツなんですが、こちらの隙間もピチピチでしたのでサンディングしてあります。
こちらはモケットが施されていたパーツです。前回モケットにツライチでマスキングしてプラスチック専用プライマーを塗装しておきました。これから、スムージング用のサーフェサーを塗装します。右の写真はマスキングしたモノなんですが、パーツ表面から1ミリ落としています。同じ位置で塗膜をつけてしまうと厚みで剥がれてしまうかもしれないので、一工程ずつ塗膜の見切りを変えています。プラスチックとの密着は、プラスチック専用プライマーをモケットでツライチで塗装してあるので、そのプライマー上であれば塗膜は食いついてくれるかなと思います。今回はモケットにツライチで塗膜を切らざるを得えない状況でしたのでこんなやり方にしています。
補正が終わり足付けしたら、プラスチック専用プライマーを塗装してサーフェーサーを塗装します。(左の写真)
こちらのサーフェーサーはシボ模様(凸凹)のスムージング用なので、しっかり充填しておきます。補正した隙間ですが、丁度良い間隔ではないかと思います。汗
右の写真はモケットが施されていたパーツでサーフェーサーを塗装後にマスキングを剥がしたモノです。グレー色がサーフェーサーでその下がプラスチック専用プライマーです。で、その下がモケットです。サーフェーサーからモケットまでの距離は5ミリぐらいです。この5ミリの範囲内で今後の塗装を塗り分けていきます。おそらく5ミリあれば十分かなと思います。汗
右の写真はモケットが施されていたパーツでサーフェーサーを塗装後にマスキングを剥がしたモノです。グレー色がサーフェーサーでその下がプラスチック専用プライマーです。で、その下がモケットです。サーフェーサーからモケットまでの距離は5ミリぐらいです。この5ミリの範囲内で今後の塗装を塗り分けていきます。おそらく5ミリあれば十分かなと思います。汗
ちなみにプライマー付近のサーフェーサーは薄く仕上げています。これは、サーフェーサーをキワまでガッツリ塗装してしまうと塗膜の段差が出てしまいます。そうなると、サーフェーサーをサンディングしているウチにプライマーが取れてしまいそうなので、サンディングを考慮して、サンディングペーパーを軽く撫でる程度で終わるような塗膜にしています。
それでは、スムージング用のサーフェーサーの乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写前のベースカラーの塗装に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。