こちらはBMW 850 内装パーツです。サーフェーサーの乾燥が終わりましたのでサンディングしていきます。今回はシボ模様(凸凹)をスムージングと承っていますのでガイドコートをしっかり塗っておきます。(右の写真)
左の写真はガイドコートを塗った後に軽くサンディングしたモノです。グレーと黒のツブツブが見えますか? グレーはサーフェーサーの色で、黒はガイドコートの色です。ガイドコートの黒が残ってしまうところはサンディングペーパーが当たっていないことになるので、まだ周りに比べると低いことを意味しています。今回はスムージングして表面をフラットにするので、このガイドコートの黒が残ってしまうところを一番低いポイントにしてサンディングしていきます。
右の写真はサンディング後なんですが、ガイドコートがキレイになくなって、サーフェーサーの色だけになると、表面がフラットになった証拠になります。ガイドコート様様ですね。笑
こちらはモケットが施されていたパーツです。左の写真はスムージング後です。サンディングが終わったのでマスキングしていきます。今回のマスキング位置はモケットから1ミリ上げています。(右の写真)
この位置にした理由ですが、今回はベースカラーでサーフェーサーのグレーを染めなくてなりません。ただ、サーフェーサーのキワギリギリでマスキングしてしまうと、今度はベースカラーの塗膜の段差が出てしまいます。なので、サーフェーサーからマスキングの見切り位置の間隔を広く取って、ベースカラーを塗装する際はサーフェーサーを染める程度にしておきます。こうしておくと、塗料がマスキングのキワに薄っすら乗る…かな?と思います。汗
すべてのパーツの準備が整ったらベースカラーを塗装します。オーダーいただいた色はブラックです。こちらのブラックはクロマックス塗料のブラックHS(原色コード:Am6)を使っています。
それでは、ベースカラーの乾燥が終わったら、次回は水圧転写に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。