HONDA オデッセイ フロントメッキグリルの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹2コートパール塗装
・カラー:ブラックパール(カラーコード:NH731P)
🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)
となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
その際の作業経過はブログでもご紹介させていただきました。
🔸株式会社ひきだ ブログ
・タイトル: HONDA オデッセイ フロントメッキグリル Vol.1〜Vol.3
・掲載期間:2019年9月30日〜2019年10月4日
みなさんもご覧くださいませ。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは作業に入らせていただきます。
ご依頼品はブラックメッキ調に加飾されていました。(左の写真)
ただ、メッキ上への塗料はノリづらく、通常塗膜よりも耐久性が劣るんですよね。汗
だからと言ってメッキを剥離しての施行がむずかしいため、メッキを剥離しないで上塗りを行っていきます。
右の写真は、塗料のノリを良くするために行った足づけ(研磨)後になります。
少しでも耐久して欲しい…そういった願いを込めて足づけを行っています。苦笑
さて、足づけ(研磨)が終わりましたので、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったら、表面処理として密着剤を塗布して下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)
下地剤のサーフェーサーは、【ノンサン仕様】を使っています。
通常のサーフェーサーの作業工程は…
①サーフェーサー塗装
②熱乾燥
③サンディング
④上塗り…となります。
【ノンサン仕様】のサーフェーサーの作業工程…
①サーフェーサー塗装
②自然乾燥
③上塗り…となります。
通常のサーフェーサーの作業工程に比べて、【ノンサン仕様】はサンディングを行いません。
【ノンサン仕様】のサーフェーサーの用途としては、作業時間の短縮や簡易的なシール目的で使われる機会が多いかなと思います。
ただ、ノンサン仕様のサーフェーサーは薄付けになりますので、素材やパテ等をしっかりシールさせたい場合は、通常のサーフェーサーの方がチカラを発揮してくれます。
今回はメッキ表面への簡易的なシール目的でしたので、【ノンサン仕様】のサーフェーサーを選ばせていただきました。
ちなみにですが、【ノンサン】とは【ノンサンディング】の略称になります。
サンディングは行わない…といった意味になります。
さてさて、ノンサン仕様のサーフェーサーの塗装が終わりましたので、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りを行います。(右の写真)
オーダーいただいたベースカラーは、HONDA車の純正色になりますブラックパール(カラーコード:NH-731P)になります。
色の傾向としては、メインのブラックに色モノとパールが少量入っています。
イイ感じです。笑
一見真っ黒に感じますが、パール感もご健在なんですよね。
右の写真なんですが、蛍光灯の光が反射した周辺をよ~くご覧ください。
白いツブツブしたモノが散りばめられているのが分かるかなと思います。
(ピンボケで分かりづらいようでしたらすみません…汗)
このツブツブがパールになります。
パール感は蛍光灯の光では薄れているかもしれませんが、太陽光になるとキラキラと輝いてくれます。
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。