こちらは、AUDI A6 内装パネルになります。
前回の作業では、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りを行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これからクリヤーオーバーコートを行っていきます。
当店のピアノブラック塗装は、漆黒味のあるブラック(ベースカラー)に加えて、クリヤー層の厚みとフロー性も重視しています。
クリヤー層の厚みに関しては、塗料メーカーが定めている基準値が設定されていますので、熱乾燥を挟んで、2回に分けてクリヤーコートを行っています。
フロー性に関しては、上塗り(ベースカラー→クリヤーコート)を行うと少なからず塗膜に肌(ラウンド)が残ってしまうので、クリヤーオーバーコート前にはサンディングペーパーで塗膜の肌を平滑にしています。
左の写真は、サンディングを行っているところになります。
右の写真はサンディング後になります。
ツルツルになりました。笑
意外にも、このサンディングの有る無しで仕上がりに大きく影響してきます。
地味な作業なんですけどね…苦笑
こうした地味な作業はすべて手作業になるため、お客様にお値引きができないのがセツナイです。苦笑
それにしても、塗装を始めて20年以上が経過しましたが、よく飽きずにやっているなと思います。苦笑
もともと地味な作業が好きですから、性に合っているのかもしれませんね。笑
さて、サンディングが終わりましたので、クリヤーオーバーコート用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったらクリヤーオーバーコートを行います。(右の写真)
テロテロです。笑
地味なサンディングのお陰もありますが、1度目のクリヤー層無くして語れません。
クリヤー層の厚みとフロー性共に申し分ないツヤ感かなと思います。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。