旧塗膜の剥離が終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。
左の写真は、上塗り用のセッティングを行ったモノになります。
右の写真は施工前になります。
色合いに関しては、【元の状態と近似色程度でブラック色が若干強め】と承っています。
今回は調色ナシで承っていますので、施工前の写真を参考にカラーリングを行っていきます。
色の傾向としては、赤味のある茶系のブラックになります。
表面処理として密着剤を塗布したら上塗りを行っていきます。
まずはベルベットブラック(茶系のブラック)を使って、茶味とブラック色を加えていきます。
左の写真は、ベルベットブラックを1コートしたモノになります。
右の写真は施工前になります。
もう少しベルベットブラックを加えても良さそうですね。
ところで、カメラのレンズと人間のレンズでは見え方が異なる場合があります。
実際に写真を見ながら肉眼で作成した色を写真に収めると、写真同士で比較した色合いに差が出てしまうことがあります。
どちらの色合いが正解かはさておき、同じレンズ同士で比較した方が色合いが近くなるのかなと思いましたので、1コート毎にカメラで撮影して、写真同士の色合いを比較しながら微調整を行っています。
それにしても、色見本作っておけば良かったんじゃない?…と思うのは私だけでしょうか…後の祭りです…苦笑
さて、ベルベットブラックでさらにカラーリングを行いました。(左の写真)
右の写真は、先ほどベルベットブラックを1コートしたモノになります。
茶味は揃ってきましたが、黒味がまだ足りない…そんなイメージかなと思います。
これ以上ベルベットブラックでカラーリングを行うと、黒味の前に茶味が強過ぎてしまいます。
なので、ベルベットブラックさんには退いていただいて、ここからはアントブラック(標準ブラック)で黒味を強くしていきます。
ベルベットブラックさん、お勤めご苦労様でした。笑
さてさて、アンドブラック(標準ブラック)で黒味を強くしてみました。(左の写真)
アントブラックのカラーリング中では赤味が若干足りないかなと思いましたので、色味が標準レッドになるパッションレッドも加えてあります。
右の写真は施行前になります。
ご依頼では【元の状態と近似色程度でブラック色が若干強め】と承っていましたが、それらしい色合いに近づけたのではないかなと思います。汗
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。