ご紹介が遅れまして、大変申し訳ございません。汗
MERCEDES 内装パーツの加工依頼を承っております。作業内容は塗装です。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方です。その際のご依頼品は、TOYOTA プリウス メッキドアガーニッシュでした。ご依頼品の到着後にオーナー様からメールをいただいていましたので、一部ですがご紹介させていただきます。↓
🔸すばらしい、出来栄えで感謝しております。ありがとうございました。
作業風景はブログでもご紹介させていただきました。
◯ブログ:2017年3月22日〜2018年3月26日
◯TOYOTA プリウス メッキドアガーニッシュ
是非ご覧ください。
この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
さて、それでは作業を進めさせていただきます。ご依頼内容はソリッドカラーのレッドで塗装…おや?すでに赤いですね…苦笑
もともとアルマイト加工がなされているんですが、お客様にとってこのアルマイト色が、どうもお気に召さないそうなんです。そこで、ソリッドレッドに色変えされたいとのことでご依頼をいただきました。それにしても、お客様のこだわりがスゴいですね。私も負けじとしっかり作業させていただきますね。笑
上の写真は上塗り前なんですが、右の写真をよ〜く見て見てください。パーツと台とが離れているかなと思います。お互いを密着させてしまうと塗料でパーツと台がくっついてしまうんですよね。なので、若干パーツが浮くように設置しています。塗装する場合は、【塗りやすい環境づくり】、これが一番大切かなと思います。笑
さてさて、上塗り前に下地剤を塗装していきますが、パーツが細く小さかったので、サーフェーサー→乾燥→サンディングといった作業工程ですと、サンディングした際に素地が出てしまいそうで怖いです。汗
素地が出てしまうと下地剤からやり直しになってしまうので、今回はサーフェーサーをノンサン仕様にしてみたいと思います。【ノンサン仕様】とはノンサンディングの略で、サーフェーサーの塗装後にサンディングしないで上塗りが出来るといった便利グッズになります。笑
左の写真は、ノンサン仕様のサーフェーサーを塗装したモノになります。ノンサン仕様は通常のサーフェーサーよりもハードナーとシンナーの割合が多いので、粘度は通常のサーフェーサーよりも低いです。サラッとした滑らかさ…そんなイメージです。笑
ノンサン仕様のサーフェーサーを塗装したら上塗りに入ります。オーダーいただいた色は、フェラーリ車のロッソコルサ(カラーコード:300)です。
右の写真はフェラーリ ロッソコルサの配合データです。配合データを見ると、原色コードAm50(ブリリアントレッド)がメイン色になっています。Am50の色味は、少し黄色っぽい赤になります。これにAm66(レッドバイオレット)が少量、Am66の色味は赤味のバイオレット系の赤で若干青味も帯びています。Am2は白で、Am155はバインダー(樹脂)になります。配合される塗料の役割としては、メイン色のAm50で出た黄味を、Am66の赤青味で消して、赤の深みが出たら、Am2の白で明るさのトーン調整…といった感じですかね。車両関連のソリッドレッドの配合は、Am50とAm66の組み合わせが多いかなと思います。まぁ車種によって配合の割合が若干違いますけどね。汗
さてさてさて、配合データ通りに調合したら上塗りに入ります。ベースカラー→クリヤーコートと上塗りしていきます。
それにしても、ロッソコルサの色合いはいつ見ても良いですね。赤の代表作ではないですょうか?笑
それでは、乾燥が終わったら完成になります。もうしばらくお待ちくださいね。