2018年4月18日水曜日
MAZDA BMアクセラ センターコンソールとミラーカバー Vol.5
こちらは、MAZDA BMアクセラ センターコンソールです。ピアノブラック仕様で承っています。前回までの作業では、ベースカラーとクリヤーコートが終わりました。クリヤーコートの乾燥が終わりましたので、2回目のクリヤーコートに入ります。
左の写真はサンディングしているところです。塗膜って塗装すると少なからず肌(凹凸)が残ります。塗膜の肌を残したままクリヤーコートすると、さらなる凹凸が増してしまうので、サンディングしてツルッとフラットに仕上げておきます。
右の写真はサンディング後です。こうしておくと、2回目のクリヤーのノリが格段に良くなるんですよね。笑
サンディングが終わったら2回目のクリヤーコートに入ります。(右の写真)
2回目のクリヤーベースはクロマックス塗料の3800S(クロマクリヤーVOC)を使います。3800Sはクロマックス塗料の中でも高品位なクリヤーベースでして、優れた耐擦傷性、耐薬品性、耐候性を持っています。また、通常クリヤーベースの膜厚が60ミクロンと設定されているのに対して、3800Sの膜厚は80ミクロンと設定されています。塗膜の厚みで色の深みを出しているピアノブラック仕様には、まさに持ってこい!なクリヤーベースかなと思います。笑
ちなみに1回目のクリヤーコートは、クロマックス塗料のG2-4500S(クロマクリヤー)を使っています。G2-4500Sは塗膜がフレキシブル(柔軟)に仕上がるクリヤーベースです。
ところで、クリヤーベースの種類は他社さんも含めて、クロマックス塗料もたくさんあるんですよね。一見、どれを選んだら良いのか迷ってしまいそうですが、用途で選んでいくと、必然的に使うクリヤーベースが限定されてくるんです。クリヤーベースにはそれぞれ性格があります。例えば、外観美が優れているタイプ、乾燥が早いタイプ、ランニングコストが軽減されるタイプ…などなど。。
当店の場合、プラスチック製品やピアノブラック仕様のようなご依頼が多いので、フレキシブル(柔軟)に仕上がるG2-4500Sと膜厚たっぷりに仕上げられる3800Sを選びました。
クリヤーベースを選ぶ基準は、なにをどのように仕上げたいかで大体決まってくるのではないかなと思います。あとはその子との相性もあるかもしれませんね。笑
ところで、先ほど3800Sのご説明で、【優れた耐擦傷性】と書きました。これは、【キズが全くつかない】といったことではございません。あくまでも、【キズがつきにくい】といった意味合いになります。やはり、施工後のツヤ感の維持は、お客様のメンテナンスの手に掛かってくるかなと思います。特に、屋外でご使用になるモノや手で触るところは、メンテナンスが必要不可欠かなと思います。ちなみに5年以上前に施工させていただいたバイク用ヘルメットをつい最近拝見しましたが、お客様のメンテナンスのお陰でビカビカでした。むしろ、施工直後よりツヤ感があるようにも見えたくらいで、私も少しヤキモチを焼いてしまいました。苦笑
お客様のほんの一手間が、ツヤ感を維持するコツかなと思います。
それにしても、テロテロですね。笑
1回目のベースカラーとクリヤーコートに感謝ですね。笑
それでは、クリヤーベースの乾燥が終わりましたら完成になります。大変お待たせしてますね。汗
もうしばらくお待ちくださいね。
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