HUMMER H2 背面取付ウォーターコンテナとバックマウントの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
◯ウォーターコンテナ(左の写真)
🔹2コートパール塗装
・カラー:ステルスグレー(カラーコード:46)
🔹下地作業
・下地剤(プラスチック専用プライマー)
・補正作業(付属パーツ取付部)
◯バックマウント(右の写真)
🔹3コートキャンディ塗装
・カラー:パッションレッド(標準レッド)
🔹下地作業
・下地剤:サーフェーサー
🔹ロゴ(ROTOPAX.com TM)
・印刷シート
・カラー:ソリッドホワイト
となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
その際の作業経過はブログでもご紹介させていただきました。
🔸株式会社ひきだ ブログ
・タイトル:Moto-Metal ホイールセンターキャップ Vol.1〜Vol.3
・掲載期間:2019年3月4日〜2019年3月8日
みなさんもご覧くださいませ。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは、ウォーターコンテナから作業を進めていきます。
ウォーターコンテナは海外モノだそうでして、本体に材質の表記がされていませんでした。
お客様に材質をお聞きしたところ、メーカーより【汚れ防止のためにプラスチックバリア剤が含まれている】といった内容のみで、材質までは分からないとのことでした。
私も【プラスチックバリア剤】は初見でしたので、プラスチック専門業者の方や塗料メーカーの方など各方面へ問い合わせてみました。
結果、どこも分からないとの回答でした。苦笑
【汚れ防止】ということは塗料もノリづらいんですかね?汗
お客様には、「材質が分からないと下地剤が選択できないことと塗料がノリづらい材質の可能性が高いため、塗膜が剥がれてしまうかもしれません」とお伝えしたところ、「とりあえず塗ってみたいです」と仰っていただきました。
そこで、下地剤や上塗り塗料を必要最低限に抑えて、なるべく塗膜が厚くならないように仕上げていきます。
左の写真は、付属パーツを差し込んだところになります。
付属パーツはかなりキツキツな状態で取り付けられています。
このまま塗装を行ってしまうと、付属パーツの取り付けの際に干渉してしまい、塗膜が剥がれてしまいます。
なので、付属パーツが干渉しないように補正を行っていきます。
右の写真は、ベルトサンダーで拡張しているところになります。
左の写真は補正後になります。
付属パーツが、ストレスなくスッポリ収まりました。笑
研磨範囲は、左右で1mmずつ間隔を空けています。
現段階では1mmずつ間隔を空けていますので少しブカブカですが、塗膜がつくとちょうどいい塩梅になるかなと思います。汗
さて、補正が終わりましたので下地剤を塗装していきます。
まずは、プラスチック素地へプラスチック専用プライマーを塗装します。(右の写真)
プラスチック専用プライマーの塗装が終わったら、今度はサーフェーサーを塗装します。(右の写真)
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は上塗りに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。