HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパーの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容◯フロントブレーキキャリパー(左の写真)
🔹2コートソリッド塗装
・カラー:ブラック(CROMAX社原色コード:Am5)
🔹下地作業
・表面処理:サンドブラスト
・下地剤:サーフェーサー
◯リアブレーキキャリパー(右の写真)
🔹3コートキャンディ塗装
・カラー:パッションレッド(色味:標準レッド)
🔹下地作業
・表面処理:サンドブラスト
・下地剤:サーフェーサー
となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、ご来店いただきまして誠にありがとうございました。
それでは作業に入らせていただきます。
ご依頼品はご使用済みでして、凹凸のある表面にアルマイト加工が施されています。(左の写真)
上塗り塗料や下地剤を塗装する際は足づけ(研磨)を行って塗料のノリを良くしていますが、凸面の研磨は行えても、凹面の研磨が不十分になってしまいます。
また、表面に油分が残っていると塗料がハジいてしまう場合があります。
上塗り前には脱脂剤で油分を除去していますが、ご使用済みのブレーキキャリパーともなると旧塗膜に油分が染み込んでいる可能性もあります。
そこで表面処理として、サンドブラストで旧塗膜を剥離しながら足づけ(研磨)を行っていきます。
右の写真はサンドブラスト後になります。
スッキリしました。笑
お客様からは「オーバーホールを兼ねて色替え」と仰っていましたので、これで塗膜もオーバーホールされていくのではないかなと思います。
さて、サンドブラストが終わったら下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)
フロントブレーキキャリパーの上塗り色はソリッドブラックで承っていますので、上塗り色が染まりやすくなるように、ブラックのサーフェーサーを使っています。
上の写真はリアブレーキキャリパーになります。
こちらも下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)
リアブレーキキャリパーの上塗り色は3コートキャンディ塗装のキャンディレッドで承っていますので、ベースカラーのシルバーメタリックが染まりやすくなるように、やや明るめのグレーのサーフェーサーを使っています。
...って、写真では暗めのグレーに見えますね…苦笑
それでは塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は上塗りに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。