2019年12月26日木曜日
MINI ヘッドライト&テールライトリング ピアノブラック化 Vol.3
MINI ヘッドライト&テールライトリングが完成しました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹ピアノブラック塗装
・カラー:リアルブラック(STANDOX社製水性塗料:スタンドブルー)
🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)
となります。
左の写真は施行前になります。
もともとメッキ加工が施されていました。
それにしてもテロテロです。笑
お車の雰囲気も変わりそうですね。
お取り付けが楽しみです。
それでは発送しますね。
東京都にお住まいのT様、この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
※年末年始のご案内は、ウェブの【トップページ】→【Topics!】をご覧ください
2019年12月25日水曜日
HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパー Vol.4
HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパーが完成しました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容◯フロントブレーキキャリパー(左の写真)
🔹2コートソリッド塗装
・カラー:ブラック(CROMAX社原色コード:Am5)
🔹下地作業
・表面処理:サンドブラスト
・下地剤:サーフェーサー
◯リアブレーキキャリパー(右の写真)
🔹3コートキャンディ塗装
・カラー:パッションレッド(色味:標準レッド)
🔹下地作業
・表面処理:サンドブラスト
・下地剤:サーフェーサー
となります。
上の写真は、付属パーツが取り付けされるところになります。
こういったところは組み付けの際やご使用中にパーツ同士が干渉してしまうので、塗膜が剥がれてしまう場合があります。
なので、マスキングテープで養生しながら作業を行いました。
ちなみにですが、塗膜のキワの段差は感じられないように仕上げてあります。
キャリパー表面には【NISSIN】のロゴが浮き彫りになっていました。(上の写真)
こちらは金属素地で再現して、表面にはクリヤーコートを行っています。
上の写真は、フロントブレーキキャリパーになります。
(左の写真:施工前、右の写真:施行後)
上の写真は、リアブレーキキャリパーになります。
(左の写真:施工前、右の写真:施工後)
本日、お客様がご来店いただいて納品させていただきました。
仕上がりにご満足いただけたようで、「これで仕事も頑張れます」と仰っていました。笑
こちらの方こそ、お客様のお喜びいただいた姿からたくさんの元気をいただきました。
ありがとうございました。
東京都にお住まいのO様、この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
また、ご来店いただきまして誠にありがとうございました。
2019年12月24日火曜日
MINI ヘッドライト&テールライトリング ピアノブラック化 Vol.2
こちらは、MINI ヘッドライト&テールライトリングになります。
前回の作業では、上塗りを行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これからクリヤーオーバーコートを行っていきます。
クリヤーオーバーコート前には、前回の上塗りの際にできた塗膜の肌(ラウンド)を平らにサンディングします。(左の写真)
ここで、当店のピアノブラックの特長をご紹介させていただきます。
🔸ピアノブラック
①漆黒味の高いブラックを使用
②クリヤーベースの厚みでグロス度アップ
③フロー性
①は、STANDOX社の水性塗料の中でも漆黒味の高いブラックを使用しています。
②は、クリヤーコートを2回に分けて行っています。
③なんですが、塗料はエア式のスプレーガンで霧状に微粒化させて吐出していますが、微粒化といっても1粒1粒球状になって吐出しているんです。
この球状の塗料がコート回数で蓄積されていくと、徐々に塗膜の肌(ラウンド)が形成されていきます。
今回の上塗りでも、ベースカラーで3コート、クリヤーコートで2コート、計5コートの塗膜の肌が形成されています。
これでも十分製品になるレベルなんですが、ピアノブラックはフロー性を重視していますので、ここでは終わりません。
そこで、1度目の上塗りでできた塗膜の肌(ラウンド)をサンディングで平らにしておきます。
こうしておくことで、2回目のクリヤーコートではクリヤーベースのみが塗膜として形成されるので、コート回数も減り、高いフロー性が得られます。
ちなみに【ピアノブラック】と偉そうに言ってますが(苦笑)、このやり方は以前から使われている塗装工程になります。
私が自動車板金塗装業界に居た20年以上も前から、【ミラーフィニッシュ(=鏡面仕上げ)】なんて呼ばれていました。
ミラーフィニッシュとは、塗膜表面を鏡のようにフラットに仕上げることを意味しています。
またミラーフィニッシュでは、耐スリ性の高い【ダイヤモンドクリヤー】や【スーパーフッ素クリヤー】といったクリヤーベースを使用することもありました。
どちらも塗膜硬度の高さはハンパなかったです。笑
そんな経験を元に誕生したのがピアノブラックになります。
ミラーフィニッシュはとても良い塗装工程なので、良いものは後世まで伝えていきたい…そんな願いも込めています。
ところで、お客様は自家塗装を行っているとのことでして、実際に車両には自家塗装品(ツヤ消し)が装着されていました。
私も拝見させていただいて、純正品!?と目を疑うほどでした。
とても器用な方ですね。
ただツヤ消しは行えても、ツヤ有りがむずかしいと仰っていました。
個人的には、ツヤ消しの方がむずかしいかなと感じているんですけどね…汗
このブログをご覧いただいて、少しでもお客様の自家塗装ライフのお役に立てればいいなぁなんて思います。
…とはいえ、私の知識なんてたかが知れてますので、すべてを鵜呑みにされないようお願いします。汗
一概に【塗装】といっても、塗装屋さんによって考え方ややり方が違いますからね。
あとはたくさんのご経験を積まれていくと、お客様に合った塗装が見つけられるのではないかなと思います。
さて、作業に戻ります。汗
右の写真はサンディング後になります。
ツルツルになりました。笑
サンディングが終わったら、クリヤーオーバーコート用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったらクリヤーオーバーコートを行います。(右の写真)
テロテロです。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。
2019年12月23日月曜日
MINI ヘッドライト&テールライトリング ピアノブラック化 Vol.1
MINI ヘッドライト&テールライトリングの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹ピアノブラック塗装
・カラー:リアルブラック(STANDOX社製水性塗料:スタンドブルー)
🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)
となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
その際の作業経過はブログではご紹介できませんでしたが、【MINI アウターハンドルカバー】をピアノブラック塗装でご依頼いただきました。(上の写真)
右の写真は、お取り付け後になります。
お客様がご来店いただいた際に撮影させていただきました。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、ご来店いただきまして誠にありがとうございました。
ところで、お客様とは仕事以外のお話を1時間以上もさせていただきました。
お忙しい中、お付き合いいただいてありがとうございました。
ちなみに仕事の話は5分程度でした。苦笑
それでは作業に入らせていただきます。
ご依頼品の表面はメッキ加工が施されています。(左の写真)
メッキの剥離は行えませんので、メッキ上に塗料をノセていきます。
右の写真は、塗料のノリを良くするために足づけ(研磨)を行ったところになります。
もともとメッキ上への塗料はノリづらいので、これでもかっ!…といったぐらいまで足づけ(研磨)を行っています。汗
足づけ(研磨)が終わったら、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったら、表面処理として密着剤を塗布して下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)
サーフェーサーは熱乾燥やサンディングを必要としない、【ノンサン仕様】を使っています。
サーフェーサーの色は、上塗り色の染まりが良くなるようにブラックを使っています。
下地剤(密着剤+サーフェーサー)の塗装が終わったら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りを行います。
オーダーいただいたベースカラーは、リアルブラック(色味:青味のあるブラック)になります。
リアルブラックはSTANDOX社の水性塗料を使用しています。
それでは塗膜の乾燥が終わりましたら、次回はクリヤーオーバーコートに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。
2019年12月21日土曜日
HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパー Vol.3
こちらは、HONDA CBR400SF NISSIN社製 リアブレーキキャリパーになります。
前回の作業では上塗りを行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これからロゴの再現とクリヤーオーバーコートを行っていきます。
再現するロゴは【NISSIN】でして、ご依頼では金属素地で承っています。(左の写真)
【NISSIN】のロゴは浮き彫りになっていますので、ロゴ周辺をマスキングテープで養生してサンディングを行います。(右の写真)
左の写真はサンディング前になります。
右の写真はサンディング後になります。
ロゴがお目見えしました。笑
ロゴの再現が終わったら、クリヤーオーバーコート用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったらクリヤーオーバーコートを行います。(右の写真)
ロゴは金属素地が露出していますので、密着剤を塗布してからクリヤーオーバーコートを行っています。
イイ感じです。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。
2019年12月20日金曜日
HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパー Vol.2 後編
こちらは、HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパーの【後編】になります。
リアブレーキキャリパーの作業に入らせていただきます。
前回の作業では、サンドブラストと下地剤(サーフェーサー)の塗装を行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。
塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったら上塗りを行います。(右の写真)
オーダーいただいたキャンディカラーは、パッションレッド(色味:標準レッド)になります。
塗装仕様は3コートキャンディ塗装で承っていますので、シルバーメタリックベース→キャンディベース→クリヤーベース…と上塗りを行っています。
3コートキャンディならではの金属感溢れる発色が眩しいです。笑
ところで、先程【前編】でご紹介させていただいた【NISSIN】のロゴですが、リアブレーキキャリパーにも浮き彫りになっています。
こちらのロゴも金属素地で承っていますが、キャンディベースはクリヤーベースにキャンディカラーを添加してカラーリングしていますので、現段階ではベタベタしていてサンディングが行えません。
なので、しっかり熱乾燥を行ってから作業を進めさせていただきます。
それでは塗膜の乾燥が終わりましたら、次回はロゴの再現とクリヤーオーバーコートに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。
HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパー Vol.2 前編
こちらは、HONDA CBR400SF NISSIN社製 フロントブレーキキャリパーとリアブレーキキャリパーの【前編】になります。
フロントブレーキキャリパーの作業に入らせていただきます。
前回の作業では、サンドブラストと下地剤(サーフェーサー)の塗装を行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。
塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったらベースカラーを塗装します。(右の写真)
オーダーいただいたベースカラーはソリッドブラックになります。
ソリッドブラックは、CROMAX社のジェットブラック(原色コード:Am5)になります。
ところで、右の写真のブレーキキャリパー表面に【NISSIN】のロゴが浮き上がっているのが分かりますでしょうか?
見づらいようでしたらすみません…汗
こちらのロゴは金属素地で承っていますので、クリヤーコート前に再現していきます。
まずはベースカラーを一旦乾燥させます。
ちなみにですが、ベースカラーは硬化剤の入らない1液タイプの塗料でして、塗膜を硬化させるにはクリヤーコートが必要になります。
なので、現段階では溶剤に弱く耐久性はありません。
さて、ベースカラーの乾燥が終わりました。(左の写真)
【NISSIN】のロゴは浮き彫りになっていましたので、廻りをマスキングで養生してサンディングを行います。(右の写真)
左の写真はサンディング前になります。
右の写真はサンディング後になります。
ロゴがお目見えしました。笑
ところでゴム手袋をはめていますが、現段階では1液のベースカラーでして溶剤に弱い塗膜になります。
仮に油分が付着してしまった場合、脱脂剤を使用すると塗膜は溶解してしまいます。
手の油も塗料との相性は良くないので、作業中はゴム手袋をはめています。
ちなみにですが、塗料を扱う際は必ずゴム手袋を装着しています。
健康面での安全性はもちろんですが、手が汚れるのがイヤ…って、圧倒的に後者の割合が占めているんですけどね…苦笑
私には甥っ子がいるんですが、昔「タカの手汚いね」って言われたんです。
その頃の甥っ子はまだ小さかったんですが、子供ならではの忖度ナシの鋭いご指摘が胸に刺さりました。苦笑
その影響から、なるべく手はキレイにしておくようにしています。
甥っ子には感謝です。笑
さてさて、ロゴの再現が終わりましたのでクリヤーコートを行います。(上の写真)
イイ感じです。笑
ちなみにですが、ロゴはサンディングで金属素地が露出していますので、密着剤を塗布してからクリヤーコートを行っています。
それでは塗膜の乾燥が終わりましたら、フロントブレーキキャリパーは完成になります。
【後編】へ続きます…
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