2019年1月30日水曜日
KAWASAKI Z1 Works社製フロントフェンダー Vol.3
こちらは、KAWASAKI Z1 Works社製フロントフェンダーです。前回の作業では、パテを使って表面を成形させていただきました。下地剤(サーフェーサー)の乾燥が終わりましたので、これから水圧転写を行っていきます。
ところで、前回の作業ブログで、【水圧転写のベースカラーに合わせて黒のサーフェーサーを使用】と書きました。左の写真はサーフェーサーの塗装後なんですが、表面に白っぽい塗料がノッています。サーフェーサーは熱乾燥後にサンディングを行うんですが、黒のサーフェーサーの場合、しっかりサンディングできたかどうかの判断を目視で行うのが難しいんですよね。なので、黒のサーフェーサーの塗装後に白系の塗料をサッと吹き付けておきました。この白系の塗料がなくなるまでサンディングを行うと、しっかりサンディングが行われた証拠になります。
右の写真はサンディング後になります。
白系の塗料もなくなり、しっかりサンディングができました。笑
ところで、こちらの素材はFRP製でして、表面がボコボコしていました。なので、前回の作業では、サーフェーサーの塗装前に全面にサンディングを行って、ある程度平らになるように仕上げさせていただきました。
ここでの作業でも、より平らに近づくようにサンディングを行っています。ただ、素地やパテなどを露出してしまうと下地剤からやり直しになるので、良い塩梅になるところで留めています。
さて、サンディングが終わりましたので、水圧転写用のベースカラーを塗装します。(右の写真
オーダーいただいた色はソリッドブラックになります。ソリッドブラックは、クロマックス塗料のジェットブラック(原色コード:Am5)を使っています。
ベースカラーの塗装が終わったら、熱乾燥にて塗膜を乾燥させます。
さてさて、ベースカラーの乾燥が終わりましたので水圧転写に入ります。
オーダーいただいた柄は、平織りシルバーカーボン柄になります。
右の写真は、水面に転写フィルムを浮かべたモノになります。
水面に転写フィルムを浮かべてから一定時間が経過したら、転写フィルム表面に結合剤(溶剤)を塗布して水圧転写を行っていきます。
上の写真は水圧転写後になります。
イイ感じです。笑
それでは、作業は中塗りクリヤーコートまで終わっています。ご依頼では、カラークリヤー塗装も承っていましたね。塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は上塗りクリヤーコートに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。
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