こちらは、KAWASAKI W400 パニアケースです。前回の作業では、ベースカラーとクリヤーコートを行いました。ご依頼ではピアノブラック仕様で承っていますので、これから2回目のクリヤーコートに入ります。
ところで、ブログには書きませんでしたが、取り付けてしまえば見えづらい箇所にキズがいくつかあったんですよね。お客様からはあまり気にされないとのことでしたので、ラッカーパテで軽く埋めて、サンディングでフラットに仕上げて上塗りさせていただきました。ラッカーパテは硬化剤の入らないパテでして、肉持ち感がない為、小さなキズを埋める専門のパテ剤になります。自動車補修では、補修箇所とは関係ないところに飛び石がある場合などに使用しているかなと思います。ただ、あくまでも簡易的なパテ剤ですので、キズをしっかり埋めたい場合は、主剤と硬化剤を混ぜて使用するパテ剤がオススメです。プラス下地剤もですね。
さて、塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)が終わったら、上塗り用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングが終わったらクリヤーコートを行います。(右の写真)
使用しているクリヤーベースは、クロマックス塗料の【3800S】になります。
【3800S】は、通常塗装のクリヤーベースに比べて塗膜硬度が高く、耐擦傷性に優れたクリヤーベースになります。また肉持ち感もよく、高いレベリング性も持ち合わせています。
残念ながら【3800S】の使用は、ピアノブラック仕様やクリヤーオーバーコートが限定となってしまいますが、施工する価値は充分あるかなと思います。
テロテロです。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わったら、ガラスコーティングとポリマーコーティングを施工して完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。