2018年11月26日月曜日

HONDA バイク外装パーツ Vol.1

 

HONDA バイク外装パーツの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹水圧転写(左の写真)
・ベースカラー:ソリッドブラック
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー塗装:ベルベットブラック
・下地作業:スムージング

🔹3コートキャンディ塗装(右の写真)
・ベースカラー:キャンディレッド
・調色作業

🔹メンテナンス
・ガラスコーティング
・ポリマーコーティング

となります。

ところで、こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。ご依頼につきましてはメールでやり取りをさせていただきましたが、その中に当店の仕上がりに関してお褒めの言葉をいただきました。職人冥利に尽きますね。作業に対する私の情熱も燃えたぎります。笑
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。今回の作業もしっかり努めさせていただきますね。


それでは、作業に入らせていただきます。
まずは、水圧転写でご依頼いただいているパーツの作業を進めさせていただきます。

ご依頼品の材質はプラスチックなんですが、表面にシボ模様(凹凸)がございました。(上の写真)
これをスムージングを行っていきますが、通常のスムージング作業はサンディングをしっかり行いますが、ご依頼品のシボ模様(凹凸)はそこまでゴツゴツしていません。触ると薄っすらシボ模様を感じる程度になります。おそらく、シボ模様はサーフェーサーの下地剤だけで埋まってしまいそうなので、今回は足付け(研磨)程度に留めておきます。

 

さて、足づけ(研磨)が終わったら下地剤前のセッティングを行います。(左の写真)
セッティングが終わった下地剤を塗装しますが、ご依頼品は軟質プラスチックでしたので、ダイレクトにサーフェーサーはノリません。(塗膜は剥がれてしまいます)
なので、プラスチック専用プライマーを塗装しておきます。(右の写真)

プラスチック専用プライマーは塗装後は、上塗りまで30分以上のインターバルを空けないといけないので、それまで放置して待ちます。ちなみに私にインターバルはありません。苦笑

 

さてさて、30分以上が経過したのでサーフェーサーを塗装します。(左の写真)
サーフェーサーの色なんですが、この後のベースカラーがブラックになりますので黒のタイプを使用しています。

右の写真は、黒のサーフェーサーの塗装後に白系の塗料をサッと吹き付けたモノになります。この意味は…いつもブログをご覧いただいている方ならご存知ですよね。なので、割愛させていただきます。苦笑

それでは、水圧転写でご依頼いただいている下地作業が終わりました。次回の作業は、水圧転写か3コートキャンディ塗装でご依頼いただいている調色に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

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