TESLA モデルX 22インチホイールの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
◯ホイール
🔹水圧転写作業
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄
・ベースカラー:ソリッドブラック
・カラークリヤー塗装:アントブラック
🔹補修作業
・補正:パテ仕上げ
・下地剤:サーフェーサー
◯センターキャップ
🔹塗装作業
・ブラックメッキ仕様
・カラー:アントブラック
🔹メンテナンス
・ガラスコーティング
・ポリマーコーティング
となります。
この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは作業に入らせていただきます。
(取り外した付属品は、センターキャップ、エアバルブ、バランスウェイトになります)
付属品の取り外しと洗浄が終わったら補修を行っていきます。
上の写真にあるガリキズが補修箇所になります。ガリキズ以外にもスリキズなどもありましたので、まとめて補修を行っていきます。
左の写真は、機械式のダブルアクションサンダーでサンディングしているところになります。
右の写真はサンディング後になります。
サンディングでは、削り過ぎてしまうと素材が薄くなってホイール本来の耐久性がオチてしまうので、ガリキズのバリが取れるところで留めています。削りきれなかったところはパテで成形していきます。
さて、サンディングが終わりましたのでパテづけを行います。(左の写真)
使用しているパテなんですが、ホイールということもあり、耐久性や強度が必要になりますので、パテの中でも硬度が高いエポキシパテを使用しています。
エポキシパテが乾燥したら、サンディングを行って平滑に仕上げます。(右の写真)
ちなみにですが、パテづけからサンディングまで淡々と作業が進んでいるかのように見えますが、実はパテづけ後に6時間以上が経過してからサンディングを行っています。汗
エポキシパテは硬度が高いことがメリットになりますが、その反面で硬化速度が遅いといったデメリットを持っています。使用したエポキシパテのマニュアルにも、自然乾燥時間が2〜6時間と設定されていました。なので、自然乾燥で6時間が経過した後、念には念をと熱乾燥(80℃)にて芯乾燥させています。汗
さてさて、エポキシパテのサンディングが終わりましたので下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(上の写真)
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写用のベースカラーの塗装に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。