こちらは、TESLA モデルX 22インチホイールです。前回の作業では、水圧転写と上塗りクリヤーコート(カラークリヤー塗装)を行わせていただきました。塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りクリヤーコートに入ります。
左の写真をよくご覧いただくと、蛍光灯の光が反射しています。さらに目を凝らしてご覧いただくと、蛍光灯の光がザワザワとしています。水圧転写後のクリヤーコートは、ベースカラーと転写フィルムにクリヤーベースが吸収されてしまうので、1回のクリヤーコートでは思ったようなツヤ感が出ないんですよね。なので、1回目のクリヤーコート(中塗りクリヤーコート)を熱乾燥で芯乾燥させた後、2回目のクリヤーコート(上塗りクリヤーコート)でツヤ感を出しています。
右の写真は、塗膜表面をサンディングしたモノになります。
先ほどのザワザワした塗膜表面上にそのままクリヤーコートを行ってもザワザワ感が残ってしまいます。なので、ザワザワ感をサンディングで平滑にしてあります。
さて、サンディングが終わりましたので、塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、上塗りクリヤーコート用のセッティングをします。(左の写真)
セッティングでは、ホイールの裏面は中塗りクリヤーコート時にツヤ感を出しておきましたので、上塗りクリヤーコートではマスキング(養生)を行ってあります。
セッティングが終わったら上塗りクリヤーコートを行います。(右の写真)
テカテカです。笑
蛍光灯の光もクッキリ反映されています。
これも1回目の中塗りクリヤーコートあってこそですね。
良い仕事をしてくれました。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、ガラスコーティングとポリマーコーティングを施工して完成となります。もうしばくお待ちくださいね。