こちらは、HARLEY-DAVIDSON XL1200X EASYRIDERS製ビキニフェアリングです。前回の作業では、下地作業を行いました。サーフェーサーの乾燥が終わりましたので、これから上塗りに入ります。
まずは、サーフェーサーのサンディングを行います。
今回は上塗り色がブラックで承っていますので、上塗り色が染まりやすくなるようにと、サーフェーサーも黒のタイプを使用しています。ただ、黒いサーフェーサーはサンディングがしっかり行われたかどうかの判断が目視で確認しづらいので、黒のサーフェーサーの塗装後に白系の塗料をサッと吹き付けおきました。(左の写真)
右の写真は、軽くサンディングしたモノになります。
サンディングペーパーが当たったところは白系の塗料が無くなって、サーフェーサーの黒がお目見えしています。これがサーフェーサーの黒一色になると、しっかりサンディングが行われた証拠になります。ちなみにですが、白系の塗料を一点で削ぎ落とすようなサンディングは行いませを。一点でサンディングしてしまうと、そこだけ低くなってしまいます。なので、全体にサンディングペーパーを当てながら、白系の塗料が取れるのを待ちます。
上の写真はサンディング後になります。
サーフェーサー1色になりスッキリしましたね。笑
カウルはFRP製でして、もともと表面がボコボコしていました。ただ、サーフェーサーの塗装前の鬼のサンディングと今回のサーフェーサーのサンディングを行ったことで、少しはフラット感のある表面に近づいたのではないかなと思います。汗
サンディングが終わったら、上塗り用のセッティングを行います。(左の写真)
セッティングが終わったら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗り塗装を行います。(右の写真)
オーダーいただいた色はソリッドブラックになりますので、クロマックス塗料の中でも漆黒味のあるジェットブラック(原色コード::Am5)を使います。
イイ感じです。笑
ところで、今回のご依頼内容はグロスブラックになります。グロスブラックは、ピアノブラック仕様のようにクリヤーコートを2回に分けて行いません。また、クリヤーベースもピアノ仕様とは異なるスタンダードタイプを使用しています。グロスブラックの位置づけとしては、一般的な塗装仕様かなと思います。
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。