こちらは、HARLEY-DAVIDSON XL1200X EASYRIDERS製ビキニフェアリングです。ご依頼内容は通常塗装と下地作業を承っています。
まずは、下地作業を行っていきます。
左の写真はオモテ面になります。
右の写真はウラ面になります。
パテづけがなされていますが、こちらは取り付けするビスの穴を開け直した際に埋めたパテとのことです。このまま下地剤や上塗り塗料を吹き付けても、パテと素材の伸縮率が異なるので、熱乾燥を行った際にズレが生じてしまうこともあります。なので、パテと素材が動かないように、ウラ面に補強を入れていきたいと思います。
補強で使うのはファイバークロスになります。(上の写真)
ご依頼品はFRP製でしたので、同じ素材+強度のあるファイバークロスを選びました。
左の写真は、ファイバークロスを使って樹脂で固めた補強後になります。
ところで、ファイバークロスと樹脂で固めた際に、少し段差が高くなってしまったかなと思いました。ビキニカウルを取り付けた際にその段差で浮いてしまう…なんてこともあるかなと思いましたので、サンディングして低くしています。(右の写真)
さて、ウラ面の補強が終わりましたので、オモテ面を補正していきます。汗
オモテ面は、ビス穴の周辺が少しボコボコしていました。なので、ビス穴周辺にパテづけを行います。(左の写真)
ちなみにパテづけする前は、表面がフラットになるようにしっかりサンディングを行っておきました。なので、パテは薄づけになっています。
右の写真はサンディング後になります。
パテは凹みに残るんですが、サンディング後の写真を見るとかなり残っていますね。それだけ低かったんでしょうね。あれだけサンディングを行ったのに…汗
といワケで…絶対に負けられないので、さらに全体をサンディングしていきます。汗
ちなみにですが、FRP製はもともとボコボコしています。今回は全体にパテづけを行っていませんので、例え私がムキになっても?(苦笑)そこまでフラットにはなりません。やらないよりはやっておいた方がマシかな?…ぐらいなイメージになります。汗
さてさて、補正が終わりましたのでサーフェーサーを塗装します。(上の写真)
今回、上塗り色が黒になりますので、サーフェーサーも黒のタイプを使っています。ちなみにここではご紹介していませんが、黒のサーフェーサーの塗装後は、サンディングのガイドコートの役割として白系の塗料をサッと吹きつけています。
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は上塗りに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。