2019年8月9日金曜日
YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.3
こちらは、YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルになります。
前回の作業では、上塗りを行いました。
ご依頼ではマットブラックで承っていますので、これから艶消しのクリヤーコートを行っていきます。
本来マットブラックでご依頼いただいた場合、ベースカラーの塗装後のクリヤーコートで艶消しを行っています。
ただ、塗り分け塗装で艶消しの場合、一度のクリヤーコートでは塗膜のキワの段差がキレイに仕上がらないことがあります。
そこで、一旦全艶有りのクリヤーコートを行って、塗膜のキワの段差をサンディングでならしてから艶消しクリヤーコートを行っています。
左の写真は、サンディングペーパーでサンディングを行っているところになります。
右の写真はサンディング後になります。
平滑になったように見えますが、実は塗膜の段差は残っています。汗
お客様からは塗膜の段差は気にされないとのことでしたが、なるべく平滑になるようにサンディングを行ってあります。
ただ、ベースカラーを傷めてしまうとやり直しになってしまうので、ほどほどのところで留めています。汗
ちなみにですが、塗り分け塗装でできた塗膜の段差を平滑にする場合は、色の染まり具合にもよりますが、あと1〜2回のクリヤーコートが必要になってくるかなと思います。
サンディングが終わったら、艶消しクリヤーコート用のセッティングをします。(上の写真)
セッティングが終わったら、クリヤーベースにフラットベース(艶消し剤)を添加してクリヤーコートを行います。
艶消し度合いは、【10分艶消し】で承っています。
上の写真はクリヤーコート直後になります。
艶消しはクリヤーベースで行っているんですが、塗装直後はクリヤーベースのツヤ感が前面に押し出されるためツヤっぽくなります。
これが、時間の経過とともに徐々に艶が引けていきます。
上の写真は、艶消しクリヤーコートから1時間くらい経過したモノになります。
ツヤが引けましたね。笑
ツヤが引けても塗膜が硬化しているワケではないので、あとは熱乾燥でじっくり塗膜を硬化させます。
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。
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