2019年8月23日金曜日

お客様の声

 

こちらは先日納めさせていただきました、YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルになります。
お客様より、お取り付け後の画像をお送りいただきましたのでご紹介させていただきます。↓


お客様のセンスが光る作品になりましたね。笑

 

上の写真は施工前になります。
フューエルタンクカバーの【YAMAHA】のデカールは剥離して上塗りを行いました。(左の写真)
シートカウルの材質はアルミでして、このアルミ素地を生かして2本のラインを入れました。(右の写真)

ところで、お取り付け後の画像はお客様のご厚意でお送りいただいています。
少し前に【お金で買えない価値】ってフレーズがありましたが、こうして気にかけていただけるお客様とめぐり逢えたことは、ホントにお金で買えない価値ですね。
つくづく幸せ者だなと感じます。
これからも、ず〜っと続いていくと良いなと思います。

…って、少ししんみりしてしまいました。苦笑

今回ご依頼いただいた作業風景はブログでもご紹介させていただきました。

🔸株式会社ひきだ ブログ
・タイトル:YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.1〜Vol.4
・掲載期間:2019年8月6日〜2019年8月12日

みなさんも是非ご覧くださいませ。

東京都にお住まいのS様、この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
また、お取り付け後の画像をお送りいただいてありがとうございました。

2019年8月12日月曜日

YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.4


YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルが完成しました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
◯フューエルタンクカバー
🔹マットブラック塗装
・艶消し:10分艶消し

🔹下地作業
・デカール剥離
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー

◯シートカウル
🔹マットブラック塗装
・艶消し:10分艶消し

🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)
・マスキング:ライン用

となります。

 

上の写真はフューエルタンクカバーになります。(左の写真は施工前)
【YAMAHA】のデカールは剥離してマットブラック塗装を行いました。

 

上の写真はシートカウルになります。(左の写真は施工前)
シートカウルの材質はアルミ製でして、このアルミ素地を生かして2本のラインを入れました。
上部のライン幅は5mm、下部のライン幅は2mmとなっています。
ライン同士の間隔は4mmに設定しています。

ラインはお客様がご考案されましたが、こういったセンスに憧れますね。
私は加工屋なので、1→2にすることはできるかもしれませんが、0→1をつくることができません。汗
本来のモノづくりは、0と1の間に大きく隠されているような気がします。
まだまだ未熟者です。苦笑

さて、気を取り直して…汗
本日、お客様がご来店され納めさせていただきました。
仕上がりにご満足いただけたようで何よりでした。笑
またお客様との会話の中で、「塗装は御社でと考えていますので」と仰っていただきました。
励みになるお言葉に感謝しかありません。
真のモノづくり人になれるよう、もっと精進を積み重ねていかなくてはと深く考えさせられました。

東京都にお住まいのS様、この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。
また、ご来店いただきましてありがとうございました。

2019年8月9日金曜日

YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.3

 

こちらは、YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルになります。
前回の作業では、上塗りを行いました。
ご依頼ではマットブラックで承っていますので、これから艶消しのクリヤーコートを行っていきます。

 

本来マットブラックでご依頼いただいた場合、ベースカラーの塗装後のクリヤーコートで艶消しを行っています。
ただ、塗り分け塗装で艶消しの場合、一度のクリヤーコートでは塗膜のキワの段差がキレイに仕上がらないことがあります。
そこで、一旦全艶有りのクリヤーコートを行って、塗膜のキワの段差をサンディングでならしてから艶消しクリヤーコートを行っています。

左の写真は、サンディングペーパーでサンディングを行っているところになります。

右の写真はサンディング後になります。
平滑になったように見えますが、実は塗膜の段差は残っています。汗
お客様からは塗膜の段差は気にされないとのことでしたが、なるべく平滑になるようにサンディングを行ってあります。
ただ、ベースカラーを傷めてしまうとやり直しになってしまうので、ほどほどのところで留めています。汗

ちなみにですが、塗り分け塗装でできた塗膜の段差を平滑にする場合は、色の染まり具合にもよりますが、あと1〜2回のクリヤーコートが必要になってくるかなと思います。

 

サンディングが終わったら、艶消しクリヤーコート用のセッティングをします。(上の写真)

 

セッティングが終わったら、クリヤーベースにフラットベース(艶消し剤)を添加してクリヤーコートを行います。
艶消し度合いは、【10分艶消し】で承っています。

 

上の写真はクリヤーコート直後になります。
艶消しはクリヤーベースで行っているんですが、塗装直後はクリヤーベースのツヤ感が前面に押し出されるためツヤっぽくなります。
これが、時間の経過とともに徐々に艶が引けていきます。


上の写真は、艶消しクリヤーコートから1時間くらい経過したモノになります。
ツヤが引けましたね。笑
ツヤが引けても塗膜が硬化しているワケではないので、あとは熱乾燥でじっくり塗膜を硬化させます。

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら完成になります。
もうしばらくお待ちくださいね。

2019年8月8日木曜日

YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.2 後編

こちらは、YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル 後編になります。

 

シートカウルのライン取りのマスキングが終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。
フューエルタンクカバーの下処理は終わっていますのでご安心くださいませ。汗

 

まずは、シートカウルはアルミ素地でしたので、上塗り前に下地剤を塗装していきます。(右の写真)
下地剤では、密着剤後にサーフェーサーを塗装しています。
ここで使用しているサーフェーサーは、【ノンサン仕様】になります。
通常のサーフェーサーの作業工程は、①サーフェーサー→②熱乾燥→③サンディング→④上塗りになりますが、【ノンサン仕様】の場合は、①サーフェーサー→②自然乾燥→③上塗りといった作業工程となり、作業時間が大幅に短縮されます。
【ノンサン仕様】のメリットは作業時間の短縮になりますが、薄膜で仕上げるため、サンディングを必要とする場合やパテ上のシール性には不向きといったデメリットもあります。
今回は金属面と上塗り塗料との密着性を考えてのことでしたので、【ノンサン仕様】のサーフェーサーを使用しています。

 

サーフェーサーの塗装が終わったらベースカラーを塗装します。(右の写真)
オーダーいただいた色はソリッドブラックになります。

 

ベースカラーの塗装が終わったらマスキングテープを剥がします。(上の写真)
イイ感じです。笑

 

マスキングテープを剥がしたらクリヤーコートを行います。(上の写真)
シートカウルのマスキングテープを剥がした面は金属素地でしたので、クリヤーコート前に密着剤を吹き付けてあります。

ところで、ご依頼ではマットブラック(10分艶消し)で承っていますが、全艶有りっぽく見えますね。汗
実は、全艶有りのクリヤーコートを行っています。苦笑
というのも、塗り分け塗装で艶消しの場合、塗り分けでできた塗膜のキワの段差がキレイに仕上がらない場合があるんですよね。汗
全艶有りで多少の塗膜の段差を気にしないようでしたら、熱乾燥後にサンディングを行って、研磨剤を含んだコンパウンドで磨けばキレイになりますが、艶消し表面をコンパウンドで磨いてしまうとツヤが出てしまいます。
こちらのお客様も塗膜のキワの段差は気にならないとのことでしたが、さすが微妙なラインかなと思います。汗
なので、一旦全艶有りのクリヤーコートを行って、サンディング後に艶消しにしていきます。
ちなみにですが、フューエルタンクカバーはこのまま艶消しにしても良かったんですが、シートカウルとの艶消し感を揃えたかったので全艶有りで仕上げています。
ちなみのちなみにですが、フューエルタンクカバーに必要以上の塗膜をつけたくなかったので、通常の半分ぐらいのクリヤー層に留めています。汗

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は艶消しクリヤーコートに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。

YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.2 前編

 

こちらは、YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルになります。
前回の作業では、フューエルタンクカバーのデカールの剥離と下地剤(密着剤+サーフェーサー)を塗装しました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りを行っていきます。

ところで、右の写真を見ると白っぽく見えますね。
サーフェーサーはブラックタイプを使用したんですが、サンディング用に白系の塗料をサラッと吹き付けておきました。
なぜ白系の塗料を吹き付けたのか?…また別の機会にお話しさせていただきます。苦笑

 

上の写真はシートカウルになります。
シートカウルはアルミ素地でして、アルミ素地を生かしたラインを入れるよう承っています。

右の写真にマスキングテープが貼り付けてあるのが分かるかなと思います。
こちらは、お客様がご来店いただいた際にライン取りの打ち合わせさせていただきました。
ざっくりしたマスキングですが、イメージはこのような仕上がりを目標としています。

 

それでは、マスキングを行っていきます。
シートカウルにはプレスラインが入っているんですが、このプレスラインよりも3mm下げて上部のラインを引いていきます。
そのガイド役として、マスキングテープを貼ります。(左の写真)

ガイド役のマスキングテープを貼り付けたら、隙間を空けずになぞるようにマスキングテープを貼り付けます。(右の写真)
上部になるラインの幅は5mmになります。

 

上部のライン取りが終わったら、 下部のライン取りを行います。(上の写真)
下部のラインの幅は2mmでして、上部のラインと下部のラインの間隔は4mmになります。

片側のライン取りが終わったら、反対側も同じようにマスキングします。
反対側のマスキングでは、基準側で型紙を製作して行います。

 

上の写真はマスキング後になります。
パーツ自体がキッチリ対称ではなかったので、型紙である程度のラインの目星をつけて、目視で確認しながら微調整を行っています。
両方のパーツを見比べても、さほど違和感は感じられないかなと思います。汗

さて、下準備が終わりました。
後編へ続きます…汗

2019年8月7日水曜日

MAZDA GHアテンザ フロントグリル Vol.4


MAZDA GHアテンザ フロントグリルが完成しました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
◯フロントグリルベース
🔹マットブラック塗装
・艶消し:5分艶消し/5分艶有り

🔹下地作業
・下地剤:プラスチック専用プライマー

◯メッキパーツ
🔹ブラックメッキ塗装
・カラー:アントブラック
・カラーリング濃度:スタンダード

🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:クリヤーベース

となります。

 

ご依頼品は2年間ご使用になられたそうでして、メッキ表面にイタミ(飛び石や汚れ)がございました。
飛び石でできたくぼみは、下地剤として、クリヤーベースで埋めてからカラーリングを行っています。
メッキ表面にこびりついてしまった汚れは、研磨剤の入っているコンパウンドで磨いてから施工しています。
その甲斐もあってか、仕上がりが格段に上がったのではないかなと思います。笑

フロントグリルベースのツヤ消し感は、お客様にいくつか画像をお送りさせていただいて、その中からお選びいただきました。
フロントグリルベースを半ツヤにしたことで、ブラックメッキがより引き立って見えます。
コントラストが絶妙ですね。笑

それでは発送しますね。
山口県にお住まいのH様、この度も当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました。

2019年8月6日火曜日

YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウル Vol.1


YAMAHA XSR900 フューエルタンクカバーとシートカウルの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
◯フューエルタンクカバー
🔹マットブラック塗装
・艶消し:10分艶消し

🔹下地作業
・デカール剥離
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー

◯シートカウル
🔹マットブラック塗装
・艶消し:10分艶消し

🔹下地作業
・表面処理:密着剤
・下地剤:サーフェーサー(ノンサン仕様)
・マスキング:ライン用

となります。
こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、ご来店いただきまして誠にありがとうございました。

 

それでは作業に入らせていただきます。

今回の作業は、フューエルタンクカバーに貼り付けてある【YAMAHA】のデカールの剥離と下地剤(サーフェーサー)の塗装を行っていきます。



まずは、デカールの剥離からです。
デカールはクリヤー層の下に貼り付けてありましたので、機械式のダブルアクションサンダーを使ってサンディングで剥離していきます。(左の写真)

右の写真は、サンディングの途中経過になります。
サンディングでクリヤー層が剥離されて、デカール付近まで到達しているのが分かるかと思います。
ここからさらにサンディングを推し進めていきます。汗

 

左の写真はサンディング後になります。
デカールが剥離されてスッキリとしましたね。笑

右の写真は、もともと塗り分け塗装でラインが入っていた箇所になります。
塗膜のキワに段差がありましたので、サンディングで平滑にしておきました。

 

サンディングが終わったら、下地剤を塗装しない面をマスキング(養生)します。(左の写真)
マスキングが終わったら、サンディングで露出してしまった金属面に密着剤を吹き付けてサーフェーサーを塗装します。(右の写真)
サーフェーサーの色なんですが、上塗り色のソリッドブラックが染まりやすくなるよう、ブラックタイプを使用しています。

それにしても、作業って楽しいですね。笑
自動車鈑金塗装業界にいた頃は下地と上塗りに追われる毎日でしたので、「楽しい」なんていう感情が一切湧かなかったんですよね。苦笑
今も追われる毎日に変わりはありませんが、作業を楽しんでいる自分に驚いています。笑

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら次回は上塗りに入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...