2017年12月13日水曜日

DAIHATSU ミラ 内装パネル Vol.3

 

こちらはDAIHATSU ミラ 内装パネルです。
下地作業の続きをしていきます。
前回、シボ模様(凹凸)のスムージング用のサーフェーサーを塗装しました。ただ、左の写真のパーツだけはシボの凹みが深いので、一度のスムージング作業では表面がフラットになりませんでした。なので、サンディングをしてサーフェーサーを塗装していくことにします。
サンディングの前には、右の写真に写っているガイドコートを塗っておきます。写真をよく見ると、【用途:研磨作業時の研磨面の凹凸と研磨目の目視確認】と書いてあります。これを元にガイドコートのご紹介をしていきますね。



さて、左の写真はガイドコートを塗って軽くサンディングしたモノです。
黒っぽいところがガイドコートの色で、グレーになっているところがサーフェーサーの色です。黒とグレーで色が分かれていますが、サーフェーサーのグレーになっている面はサンディングでガイドコートがとれた、つまり全体に比べて高いことを意味しています。それとは反対に、ガイドコートが残っている面はサンディングペーパーが当たっていないことになるので、全体に比べて低いことになります。表面をフラットに仕上げたいので、全体の色がサーフェーサーのグレーになるように均一にサンディングしていきます。このサンディング状況を目視で確認出来るのがガイドコートになります。

右の写真はサンディング後です。
おや?何かの模様みたいですが、もしかしてスムージング失敗?…って思いますよね?汗
いつもならガイドコートが残る面を基準にフラットに仕上げるんですが、今回はシボの凹凸が深いので一度のスムージング作業ではフラットにはなりません。なので、ここでは凹みに塗膜を残すイメージで全体をサンディングしてあります。ちなみに黒い斑点はプラスチック素地です。

 

サンディングが終わったら下地剤を塗装していきます。
先ほども書きましたが、表面にプラスチック素地が剥き出しになっています。こちらのパーツは軟質プラスチックなので、このままでは塗料との相性が良くありません。なので、プラスチック専用プライマーを塗装しておきます。(右の写真)

 

プライマーが指触乾燥したらサーフェーサーを塗装します。
ここまでくると表面はもうツルツル仕様です。笑
ところで、前回のサーフェーサーの時もそうでしたが、こちらは軟質プラスチックなのでサーフェーサーには軟化剤(805R:フレキシブルアディティブ)を混ぜています。これで、乾燥後の塗膜も柔らかくなるので、ワレにくい塗膜になったかなと思います。

それでは、下地作業が終わりましたので、次回は水圧転写前のベースカラーの塗装に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...