2018年6月29日金曜日

メガネ(テンプル) Vol.2

 

こちらは、メガネ(テンプル)です。水圧転写以外に下地作業も承っています。
右の写真なんですが、メガネにキズらしきモノが写っているのが分かりますかね?
実は、お客様は以前他店にて塗装をご依頼されたそうなんですが、ここだけ部分補修して施工してしまうと、全体的に塗膜が厚くなってしまうかなと思います。そこで、旧塗膜を総剥離した方が良いかなとお客様にご提案させていただきました。お客様からはご承諾いただきましたので、これから旧塗膜を剥離していきます。

 

上の写真は、旧塗膜の剥離後です。剥離ではサンディングペーパーを使用しました。
金具が付いている細かなところもキレイに剥離出来たかなと思います。笑

 

 旧塗膜の剥離が終わったらプライマーを塗装します。(右の写真)
この後の水圧転写で使用するベースカラーがホワイトになるので、プライマーもホワイトタイプを使っています。

それでは、プライマーの乾燥が終わったら、次回は水圧転写前のベースカラーの塗装に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

ところで話は変わりますが、最近夏らしい気候になってきましたね。私も日中の熱気と格闘しながら、汗を拭う毎日を過ごしています。これから本格的な猛暑日が続くかと思うと…心底ゾッとします。苦笑
みなさんも、こまめな水分補給や体調管理には十分お気を付けくださいね。

2018年6月27日水曜日

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.5

 

GILERA ランナー 外装パーツが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹塗装作業
・2コートソリッド仕様
・カラー:ホワイト
・調色作業:ホワイト

🔹下地作業
・ワレ補修
・パテ修正
・下地剤:サーフェーサー

となります。

 

左の写真は施工前のパーツになります。こちらには、プラスチックのワレとガリ傷がありました。ワレの補修は問題ないレベルだったんですが、ガリ傷でツブれてしまったプレスラインが少々難アリでして、曲線を描きながらもトップは鋭利になっていて、それが中央でクロスするといったプレスラインでした。何ともいやらしいプレスラインですね。苦笑
下地作業では、これを補修させていただきました。

右の写真は施工後になります。
いやらしいプレスラインをいやらしく再現出来たかなと思います。汗

 

左の写真は施工前のパーツになります。よ〜く見ていただくと分かるかなと思いますが、パーツの真ん中辺りがワレていたんです。下地作業では、これを補修させていただきました。

右の写真は施工後になります。
画像がありませんが、パーツのウラ面にも補強を入れさせていただきました。なので、表面のフラット感もさることながら、ワレ箇所の耐久性も高くなっているかなと思います。汗

それにしても、どのパーツも蘇りましたね。笑

それでは発送しますね。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年6月26日火曜日

メガネ(テンプル) Vol.1


メガネ(テンプル)の加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー:ソリッドホワイト
・転写フィルム:綾織りシルバーカーボン柄

🔹下地作業
・旧塗膜剥離
・プライマー

となります。

ところで、こちらのお客様は以前にもご依頼いただいた方なんです。その際の作業風景はブログでもご紹介させていただきました。

🔹ブログタイトル:メガネ
🔹更新日:2018/5/29〜2018/6/2

となります。
今回も前回と同じメガネの水圧転写ですね。前回の仕上がりにご満足いただけたようでなによりです。今回もしっかり作業をさせていただきますね。

それでは、この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。完成までしばらくお待ちくださいね。

2018年6月25日月曜日

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.4

 

こちらは、GILERA ランナー 外装パーツです。前回までの作業は、ワレ補修とガリ傷の補修、それと調色をさせていただきました。すべての準備が整いましたので、これから上塗りをしていきます。

 

塗料のノリを良くするための足付け(研磨)が終わったら上塗りします。
上の写真は上塗り後です。こちらはフロントカウルに取り付けられるパーツです。(以降はブーメランと呼ばせていただきます。笑)

ところで、前回のブログでご依頼いただいたパーツの色が異なることから、調色する色を2色作らせていただきましたね。なので、ブーメランで調色した1色目の塗料はブーメランのみ上塗りしてあります。

 

こちらはサイドカウルです。
上の写真は上塗り後です。サイドカウルは、もともとブーメランとは異なる色でしたので、サイドカウルに合わせて調色した塗料で上塗りしてあります。

 

こちらはアンダーカウルなんですが…これが誤算でした…汗
と言いますのも、右の写真で指差している箇所なんですが、ここはフロントカウルとアンダーカウルが隣接する箇所だったんです。汗
実は、10年ほど前にイタリアンバイクを塗装していた時期があったんです。当時は、PIAGGIOやAPRILIA、VESPAなどなど…もちろん、GILERAのランナーも塗装していました。で、懐かしいな〜なんて、当時の余韻に浸りながら上塗り前に準備をしていたら、アンダーカウルとフロントカウルが隣接することに気づいたんです。苦笑

そこで、もともとはサイドカウルの色のみで塗装する予定でしたが、当初の作業内容を変更させていただきました。

まずは、サイドカウルで作成した塗料で全体を下色を染め上げます。
その後は、フロントカウルに隣接する周辺にブーメランで作成した塗料を塗装します。この時、フロントカウルに隣接する周辺はしっかりブーメラン色で染め上げます。ただ、バッツリ色を分けるように塗装してしまうと色合いの違いが分かりやすくなってしまいますので、そこから徐々に薄くグラデーションをかけながら広げています。
グラデーションをかけたら全体をクリヤーコートしておきます。

こうしておくと、フロントカウルとアンダーカウルが隣接する箇所は同色になりますし、サイドカウルとアンダーカウルが並んだ際も、色合いに違和感を感じないかなと思います。

それにしても、誤算でした。汗
上塗り前に気づいて良かったです。笑

ちなみにこのやり方は、もともとのパーツの色がそれぞれ異なることや、今回オールペンではなく部分塗装でご依頼いただきましたので、やむを得ず、こうした処置を取らせていただきました。もちろん、お客様にもご了承いただいております。汗

それでは、クリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年6月22日金曜日

HONDA シビック インテグラ インテークパイプ Vol.4

 

HONDA シビック インテグラ インテークパイプが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹塗装作業
・2コートソリッド仕様
・カラー→ブレンボ社製のキャリパーのような赤(調色作業ナシ)

🔹下地作業
・エッチングプライマー
・サーフェーサー

となります。

ご依頼品はアルミ製なんですが、ダイレクトに上塗りしてしまうと塗膜が剥がれやすくなってしまいます。なので、アルミ専用の下地剤(エッチングプライマー)を塗装して、その上にサーフェーサーでシールしてあります。おそらく、密着性と耐久性の高い下地になっているかなと思います。汗

オーダーいただいた色は、ブレンボ社製のキャリパーのような赤と承っていました。たまたま、以前似たような赤を調色する機会がございましたので、そちらの画像をご覧いただいて決めていただきました。個人的には、どんな環境下でもマッチしてしまう、【クセのない赤】かなと思います。(←私とは正反対の性格の持ち主かもしれません…苦笑)


さて、気を取り直して…汗
こちらは、タッチアップ用ミニボトルです。ソリッドカラーでご依頼いただきましたので、余った無料をミニボトルに詰め替えて差し上げています。キャップには筆が付属されているので、お手を汚さずにタッチアップが出来るかなと思います。何かの際にお使いくださいませ。

それでは発送しますね。
この度は当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

ALFA ROMEO ジュリエッタ シャークフィンアンテナ Vol.3


ALFA ROMEO ジュリエッタ シャークフィンアンテナが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹塗装作業
・2コートソリッド仕様
・カラー→お客様のボディカラーと同色(調色作業ナシ)

となります。


色はお客様のボディカラーと同色で承っていましたが、調色作業を行う上で、色見本となるパーツが必要になります。そうなると、お客様に負担が掛かるかなと思いましたので、事前にクロマックス塗料会社が制作したカラーチップを30枚ほどお送りさせていただいて、その中からお客様に色をお選びいただきました。

上の写真は、ご依頼品にカラーチップを重ねたモノです。同色になっていますよね?汗

クロマックス塗料会社が制作したカラーチップの中から色を決めていただくと、余計な調色費用が掛からないのでオススメかなと思います。ただ、色によってはカラーチップが存在しないモノもありますので、詳しくはお問い合わせくださいませ。


こちらは、タッチアップ用ミニボトルです。ソリッドカラーやメタリックカラー、パールカラーでご依頼いただいた方には、余った塗料をミニボトルに詰め替えて無料で差し上げています。ミニボトルのキャップに筆が内蔵されていますので、お手を汚さずにタッチアップが出来るかなと思います。何かの際にお使いくださいませ…って何もないことが一番なんですけどね…汗

それでは発送しますね。
この度も当店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年6月21日木曜日

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.3 パート3

それでは、パート2の続きです。

 

調色作業が終わりましたので、これから補修の続きをしていきます。前回はプラスチックの亀裂の結合と下地剤(サーフェーサー)の塗装が終わりました。亀裂箇所は結合されたものの、表面がまだフラットになっていません。(右の写真)
なので、これからパテづけして表面をフラットに仕上げていきます。


上の写真はパテづけ後です。プラスチックの亀裂箇所の表面は問題なくフラットに仕上げられそうなんですが、ブーメランの深いガリ傷とつぶれてしまったいやらしいプレスラインの再現が…この後どうなってしまうのか!?(←ガチンコファイトクラブ風に…笑)

 

さて、こちらはパテのサンディング後です。亀裂箇所は問題なくフラットに仕上がったかなと思います。ただ、ブーメランが…この後どうなってしまうのか!?(←ガチンコファイトクラブ風に…ってもうお腹いっぱいですよね。苦笑)

 

さてさて、パテのサンディングが終わったら下地剤(サーフェーサー)を塗装します。ガチンコファイトクラブ風に実況させていただいたブーメランですが、なんとかカタチになったのではないかなと思います。いやらしいプレスラインもいやらしく再現出来たかなと…フフフッ…微笑

それでは、調色作業と下地作業が終わりましたので、次回は上塗りに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.3 パート2

それでは、パート1の続きです。

 

まずは、ブーメランの調色作業をしていきます。色はソリッドカラーになります。バイク系はカラーコードがあっても配合データが存在しないパターンが多いので、自動車メーカーの中で類似する配合データを選んでいきます。

類似した色は、トヨタ車のホワイトパールクリスタルシャイン(カラーコード:065)を拝借しました。えっ!?パール?って思いますよね。こちらの色は3コートパール仕様なんですが、使うのはホワイトベースの配合データになります。あくまでもソリッドカラーですのでご安心くださいませ。何分、1番近い色がコレでしたので…汗

配合データから色を作成してドンズバッ!…とはなりませんので(苦笑)、微調色を繰り返しながらブーメランの色合いに近づけていきます。

左の写真は調色作業後に調色パネルとブーメランを比較したモノになります。おそらく、ぴったんこになったかなと思います。汗

右の写真は、ブーメランの調色作業で作成した色(調色パネル)とサイドカウルを比較したモノになります。先ほど、パート1で書きましたが、やはりブーメランは白く、サイドカウルは黄味が強いですね。

 

さて、ブーメランの調色作業が終わりましたので、続いてサイドカウルの調色作業をしていきます。
左の写真は、調色パネルとサイドカウルを比較したモノになります。こちらもぴったんこになっているかなと思います。汗

右の写真は、サイドカウルで調色作業をした調色パネルとブーメランとを比較したモノになります。

ところで、塗料を作成するにあたって、ブーメランの色を作成する際に、サイドカウルやアンダーカウルまで塗れるだけの塗料を作成しておいたんですよね。で、ブーメランの調色作業が終わった後に、ブーメランが塗れるだけの塗料を小分けして、残りの塗料をサイドカウルの調色作業に当てました。なので、サイドカウルの調色作業では、ブーメランで調色作業をした塗料から黄色を少量入れた程度で終わりました。こうした理由は、作業効率を考えてのことです。私はアタマがないので、カラダを効率良く動かさなくてはいけませんので…苦笑

パート3に続きます。汗

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.3 パート1


こちらは、GILERA ランナー 外装パーツです。前回の作業では、プラスチックパーツの亀裂を結合させていただきました。その際に、次の作業をどうしていくか?とブログで書かせていただきました。で、悩んだ末の結論をお伝えします。汗
ちなみに上塗り前にはやらなくてはいけないのは、調色作業とパテ補修になります。

 

左の写真はフロントカウルに取り付けられるパーツです。(こちらのパーツを以降はブーメランと呼ばせてもらいます。笑)
右の写真は、サイドカウルにブーメランを重ねたモノになります。よ〜く見ていただくと分かるかなと思いますが、それぞれ色が違うんです。ブーメランは白く、サイドカウルは黄味が強い、そんな印象を受けました。何故色が違うのかをお客様にお聞きしたところ、以前フロントカウルは再塗装を行なったらしく、その際にブーメランも再塗装したそうなんです。

当初、お客様からは、フロントカウルとの色の誤差を出したくないとのことで、ブーメランの色で他のパーツも塗装して欲しいとご依頼いただきました。ただ、オールペンでしたらどこかのパーツで1色だけ調色をして全塗装しまえばいいんでしょうが、今回は部分塗装なので、隣接してしまうパーツ同士に色の誤差が生じてしまうかなと思いました。そこで、私から、ブーメランとサイドカウルの2色を調色して、それぞれ違う色で塗装してみてはいかがでしょうか?とご提案させていただきました。これなら、ブーメランとサイドカウル間の色の誤差は生じてしまいますが、隣接するパーツ同士の色のズレはないかなと思います。お客様からは、その内容でご承諾いただきました。

で、調色作業にするかパテづけにするかの問題ですよね。苦笑
今回、ブーメランのパーツも調色作業をするとなると、補修する際に、色見本としてもともとの色を残しておく必要があります。ただ、ブーメランはあちこちにキズがあるので、最終的に下地剤を全塗装しないとダメかなと思っています。なので、もともとの色を残すことを考えて補修するよりは、先に調色作業をしてしまおうといった結論になりました。(ようやく結論をお伝え出来ましたね。汗)


さて、これから調色作業…とその前に、こちらはアンダーカウルにサイドカウルを重ねたモノをご紹介させていたかます。こちらのアンダーカウルは新品パーツなんですが、お取り寄せした際に見当違いの色が届いてしまったそうです。汗
私もイタリア車のバイク専門を塗装していた経験がありますが、こうしたことは日常茶飯事なんですよね、なので、アンダーカウルめ今回調色した色で塗装と承っています。

ここで、どのパーツにどの色を塗装するかをご説明させていただきますね。汗

◯どのパーツにどの色?笑
・ブーメランで調色した色は、ブーメランのみを塗装します
・サイドカウルで調色した色は、サイドカウル2点とアンダーカウルを塗装します
といった内容になります。

パート2に続きます。汗

2018年6月20日水曜日

GILERA ランナー 外装パーツ Vol.2


こちらは、GILERA ランナー 外装パーツです。一部のパーツの補修作業を承っていますので進めさせていただきます。

 

上の写真は補修箇所になります。
左の写真は、パーツの真ん中辺りに亀裂が入っています。
右の写真は、ガリ傷以外にも亀裂が入っています。
ご依頼品には同じような症状がアチコチで見受けられました。

今回、どういった補修がベストかなと考えたところ、亀裂が原因でパーツがバラバラに解体されていなかったので、亀裂部分のプラスチックを熱で溶かしながら結合させて、あとの補強はプラスチック専用の接着剤で補うことにしようかなと思います。

 

さて、それでは亀裂の補修に入ります。
左の写真は、亀裂部分を熱で溶かしているところです。ここでは、結合した下に亀裂が残ってしまうと耐久性がオチてしまいますので、オモテ面から以外にウラ面からも熱を入れてプラスチック素材を貫通させながら結合していきます。

右の写真は、結合後にサンディングしたモノです。結合後は表面にバリが出来てしまったので、サンディングで表面を滑らかにしておきました。ちなみにこの後の接着剤の食い付きやノリが良くなるかなと、V字型に掘り進めてみました。

 

サンディングが終わったら接着剤を流し込みます。(右の写真)
接着剤はGraspを使います。Graspはプラスチック専用の接着剤でして、結合力や耐久性の高さはお墨付きです。またGraspはサンディング出来る強者なんです。笑

 
接着剤が乾燥したらサンディングします。(左の写真)
まだ若干の凹みは残っていますが、接着剤だけでの深追いはしないで、あとはパテで仕上げていこうかなと思います。

サンディングが終わったら下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)

ところで、ここまでの作業経過後にプラスチックを少し曲げてみましたが、亀裂が入る気配を感じませんでしたので、おそらく耐久性は問題ないレベルかなと思います。汗

それでは、次回の作業は…ってどうしましょうかね?
パテ仕上げか調色作業か…どちらを先に行うかまだ検討中なんですよね。次回の作業着工まで考えておきます。なので、次回はどちらかになります。苦笑
もうしばらくお待ちくださいね。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...