2018年3月29日木曜日

SUZUKI アルトワークス フロントグリルとリアルーフスポイラー Vol.4

 

こちらは、SUZUKI アルトワークス リアルーフスポイラーです。中塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたので、上塗りクリヤーコートに入ります。

ところで、当店の水圧転写のクリヤーコートには、【中塗りクリヤーコート】と【上塗りクリヤーコート】があるんですが、この違いって分かりますか?
右の写真は、中塗りクリヤーコート後に乾燥させたモノなんですが、なんだか塗膜がザワザワしていますね。汗
2本の白い線は蛍光灯が反射しているんですが、クッキリと蛍光灯が映し出されていません。これは、塗膜がガタガタになっているのでそう見えてしまうんです。何故ガタガタになるのかは、転写された柄分、塗膜に凸部分が出来ているんです。それに加えて、転写フィルムにクリヤー成分が吸われてしまうので、全体の塗膜が薄くなり転写された柄の凸部分が露わになっているんです。この対策として、もっとたくさんクリヤーコートすれば?と思いますが、一度に乗せられるクリヤー層は50〜60ミクロンまでと決められていて、それ以上塗膜が厚くなると乾燥不良を引き起こす原因になってしまうんです。

そこで、土台づくりとでも言いましょうか、【上塗りクリヤーコート】の下地になってくれるクリヤー層が必要になってきます。
これが、【中塗りクリヤーコート】になります。
ちなみに名称は私が名づけましたが、一度は、【下塗りクリヤーコート】にしようかなと思ったんです。ただ、ベースカラーや転写フィルムが下地になっているので、【中塗りクリヤーコート】かなと思った次第です。。苦笑

ところで、中塗りクリヤーコート後に荒れた表面をサンディングしてコンパウンドで磨きをかけることも出来ます。ただ、凸になった転写の柄の上のクリヤー層をかなりサンディングするようになるので、今度はクリヤー層が薄くなって後々ツヤ引けするかなと思います。汗

 

さて、中塗りクリヤーコートをしっかりサンディングして、表面をフラットに仕上げます。(左の写真)
右の写真はサンディング後です。
乾燥をしっかり行ってサンディングしているので、これ以上クリヤー成分が吸われることはないかなと思います。上塗りクリヤーコートが楽しみですね。笑

 

サンディングが終わったので、【上塗りクリヤーコート】をします。
蛍光灯がクッキリ映し出されましたね。笑
テロテロです。笑

それでは、リアルーフスポイラーは乾燥が終わったら完成…ではなく、ウラ面の塗り分け塗装が残ってましたね。引き続き、作業を進めさせていただきます。汗
それと、フロントグリルの方は芯乾燥が終わっております。見た所、次のクリヤーコートで仕上がりそうな雰囲気を漂わせてますよ。笑
こちらも引き続き、作業を進めさせていただきますね。もうしばらくお待ちくださいませ。

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...