2018年1月31日水曜日

MAZDA デミオ 内外装パーツ Vol.3


こちらはMAZDA デミオ 内外装パーツです。
前回の作業ではスムージング用のサーフェーサーを塗装しました。
サーフェーサーの乾燥が終わりましたので、これから表面をフラットにサンディングしていきます。

 

サンディング前にはガイドコート(黒い粉末)を塗っておきます。
左の写真はガイドコートを塗った後に軽くサンディングしたモノです。
白っぽいグレーになっているところはサンディングペーパーが当たってサーフェーサーの色が出ています。黒っぽいグレーになっているところは、サンディングペーパーが当たらなかったのでガイドコートの粉末が残っています。ガイドコートが残るということは周りに比べて低いことになるので、全体がサーフェーサーのグレーになるまでサンディングしていきます。ただ、サンディングのやりすぎでプラスチック素地まで突き破ってしまうと、またプライマーからやり直しになってしまいます。なので、慎重にサンディングしていきます。
右の写真はサンディング後です。
ガイドコートの粉末もスッキリなくなりましたね。笑
全体がサーフェーサーのグレーになったので、これでフラットになった証拠になります。おまけにプラスチック素地まで達しなかったのでこちらも一安心です。汗

ところで、昔はよくサンディングのやりすぎでプラ素地を出していたんですよね。苦笑
思い通りにいかない自分に嫌気もさしました。。
そんな時、アタマの中はドリカムの【空を読む】が延々とリピートしてましたね。
『思い通りになんていかな〜い♪』てなカンジでした。笑
つらい時に空を見上げる余裕は私にはありませんでした。だって、つらい時はつらいんですから。笑
ただ、歌詞の中の『たぶん わたしに上を向かせる』ってとこにグッときて、空を見上げると自然と上を向いているんだなってことに気づいて、私のやる気に火をつけてくれました。悲劇は後悔でなく教訓なんでしょうね。今でも気持ちがサゲ気味な気分の日は、空を見上げて自分を奮い立たせるようにしています。笑
『どうして人は空を見上げるんだろう?』…深いですね。。

…だいぶ話が逸れましたね。汗
失礼しました。。

 

さて、サンディングが終わりましたので、水圧転写前のベースカラーを塗装していきます。
オーダーいただいた色はブラックです。ブラックはクロマックス塗料のブラックHS(原色コード:Am6)を使っています。
上の写真はベースカラーの塗装後です。

それでは、ベースカラーの塗装が終わりましたので、次回は水圧転写に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年1月29日月曜日

MAZDA デミオ 内外装パーツ Vol.2


こちらはMAZDA デミオ 内外装パーツです。
ご依頼いただいたのは水圧転写なんですが、その前に下地作業をしていきます。

 

左の写真のパーツはプラスチック素地なんですが、表面にシボ模様(凹凸)があるのが分かりますか? 見づらかったらすみません。汗
このシボ模様をフラット(平ら)にスムージングしていきます。
右の写真のパーツは表面がマット塗装されていました。
内装パーツでマット塗装されている塗膜は外板塗膜より弱い…と言ったら語弊があるかもしれませんが、このまま上塗りするとチヂレを引き起こす可能性があるんですよね。【チヂレ】とは塗装用語で、上塗り塗料が旧塗膜を侵してしまい塗膜がグチャグチャになることです。なので、一旦サーフェーサーでシールしていきます。
ちなみにチヂレるかどうかは上塗り塗装してみないと分かりません。ただ、もしチヂレてしまった場合、それを補正するのに費用も上がってしまいますし、かなり遠回りになってしまいます。あまりギャンブルは好きではないので、内装パーツでマット塗装されているパーツはサーフェーサーでシールしています。備えあれば憂いなし!ってカンジですね。笑

 

さて、塗料のノリを良くするために足付けしたらサーフェーサーを塗装…と、その前にこちらのパーツはプラスチック素地でしたのでプラスチック専用プライマーを塗装していきます。パーツがひっくり返っていますね。笑
塗膜ってキワから剥がれるケースが大半なので、パーツのカドを重点的にウラ面にもプライマーを塗装しておきます。
右の写真はプライマーの塗装後です。
これで剥がれにくい塗膜になってくれるかなと思います。汗

 

ウラ面にプライマーを塗装したらオモテ面にも塗装しておきます。(右の写真)
この後サーフェーサーを塗装しますが、プライマーからサーフェーサーまで30〜40分時間を空けないといけないので一旦放置しておきます。

 

プライマーの乾燥を待っている間に…こちらのパーツはプライマーが必要ないのでダイレクトにサーフェーサーを塗装します。(右の写真)
これでチヂレの心配が解消されたかなと思います。汗

 

さてさて、プライマーが乾燥しましたのでサーフェーサーを塗装していきます。
こちらのプラスチックパーツは軟質系プラスチックなんですが、通常のサーフェーサーを塗装してしまうと塗膜が硬すぎてしまいプラスチックのシナリで塗膜がワレてしまうかもしれません。なので、塗膜が乾燥しても柔軟性のある塗膜にしてくれる軟化剤をサーフェーサーに混合しておきます。
さてさてさて。。笑
左の写真はサーフェーサーを1コートしたモノです。
今回、スムージング用のサーフェーサーなので、シボ模様が埋まるようにしっかり充填していきます。充填する際は1コート間のフラッシュタイム(自然乾燥)をしっかり取っています。
右の写真はサーフェーサーの充填後です。
この位の充填量なら、あとはサンディングでフラットになるかなと思います。

それでは、サーフェーサーの乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写前のベースカラーを塗装していきます。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年1月25日木曜日

MAZDA デミオ 内外装パーツ Vol.1


MAZDA デミオ 内外装パーツの加工依頼を承りました。
ご依頼内容は水圧転写です。
作業が進みましたらご報告させていただきますね。

ところで、こちらのオーナー様は弊社を何度もご利用いただいている方なんです。一番記憶に新しいご依頼は【MAZDA デミオ 小物パーツ】でしたね。こちらの作業風景はブログでご紹介させていただきました。
◯ブログ:2017年8月22日〜9月14日
◯MAZDA デミオ 小物パーツ
みなさんも是非ご覧になってみてください。

オーナー様、この度も弊社をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。今回もしっかり作業をさせていただきますね!

2018年1月20日土曜日

DAIHATSU コペン ブレーキキャリパー Vol.4

 

DAIHATSU コペン ブレーキキャリパーが完成しました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔹スペック
🔸2コートソリッド塗装
・カラー → ソリッドイエロー
・特殊クリヤーを使用

🔸下地作業
・サンドブラスト
・プライマー

🔸その他
・パーツは分解のみで組み付けはディーラーさんにて行う予定になってます。

となります。

 

パーツにサビがたくさんありましたので、サンドブラストでサビ取りを行いました。(右の写真)
サンドブラストで下処理してあるので、細かな油分の汚れもキレイになっています。どんなに上塗りがキレイでも下地がしっかりしていないと品質に影響が出てしまいますからね。これでしっかり上塗りを支えてくれるかなと思います。

ところで、今回はオーナー様のご承諾いただいて、特殊なクリヤーベースを使わせていただきました。こちらのクリヤーベースのご紹介をさせていただきますね。

🔹特殊クリヤー
・超撥水性
・超防汚性
・被膜硬度3H〜4H
・湿気硬化型

大まかなスペックはこんなカンジです。
簡単にいうとコーティング剤を塗装している感覚かなと思います。それプラス、通常クリヤーベースの被膜硬度が2Hぐらいに対して、特殊クリヤーは3H〜4Hあるんです。これは、かなり強固な被膜かなと思います。しかし、硬いだけではパーツのシナリによって塗膜がワレてしまいそうですよね。この特殊クリヤーは柔軟性を持たせながらも強固な被膜を形成してくれるんです。撥水してくれて汚れも付着しづらく、被膜硬度も高く、それでいて柔軟性がある、これがクリヤーコートで得られるなんて夢のような塗料ですね。笑
ちなみに…と話はまだまだあるんですが長くなりそうですね…汗
特殊クリヤーの詳細はまた後日じっくりご紹介させていただきます。ちなみに車両系なら足回り関係にこの特殊クリヤーを使うと威力を発揮してくれるかなと思います。

それにしても鮮やかな黄色ですね。
オーナー様の車体色はダークグリーンパールなんですが、ダーク色に黄色を持ってくるあたりはさすが!といったカンジです。またソリッドカラーを使うあたりもオシャレでいいカンジになりそうです。私も装着をイメージしてニヤニヤしてしまいました。笑
大変勉強になりました。

それでは、ご依頼品は店頭にてお渡しでしたね。お気をつけてご来店くださいませ。

2018年1月18日木曜日

DAIHATSU コペン ブレーキキャリパー Vol.3

 

こちらはDAIHATSU コペン ブレーキキャリパーです。
下地作業まで終わりましたので上塗りに入ります。
オーダーいただいた色はソリッドイエローです。
右の写真はお選びいただいたカラーチップなんですが、こちらの色は前回ご依頼いただいたエンジンカバーと同色です。

 

塗料のノリを良くするために足付けしたら上塗りに入ります。
と、その前に、黄色は色の染まりが悪いので下塗りを塗装しておきます。(右の写真)
下塗りの色は白っぽいグレーにしてあります。【白っぽいグレー】と書きましたが、単に白だけにしてしまうと、今度は白を黄色で隠蔽させるのにコート回数が増えてしまうんですよね。なので、白に若干黒を入れてグレーっぽくしています。それプラス、黄色も少し入れています。
ところで、染まりにくい上塗りを染まりやすくする下色ってグレーなんですよね。グレーって聞くとなんだか曖昧さを感じますが、これがバツグンの破壊力なんです。笑
今回の黄色でいうと、下色がない状態で色を染めるとなると、10回以上コーティングしないと染まりません。それが、下色があると5回ぐらいのコーティングで染まるんです。かなり違いますよね。コート回数が減ると塗膜も薄くなるので良質な仕上がりが期待出来ます。それと、私の労力も軽減してくれるので良いことづくしなんです。笑
実は、私の好きな色はグレーなんですよね。なんていうか、私がグレーでお客様が色かなって思うんです。お客様の色を鮮明に映し出すためのグレー…なんかカッコよくないですか?笑
独立してからずーっと好きな色なんですが、もしかして私が曖昧だから?優柔不断だから?なのかもしれません。苦笑

 

さて、下塗りを塗装したらベースカラー塗装します。(左の写真)
ベースカラーを塗装したらクリヤーコートします。(右の写真)
右の写真はカラーチップと比較したモノなんですが、同色になっているかなと思います。

ところで、今回のクリヤーベースはいつも塗装しているモノではないんです。
こちらのクリヤーベースのご紹介はまた後日にしますね。汗

それでは、乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年1月17日水曜日

お客様の声

 
こちらは以前施工させていただきました、TOYOTA ハイエース フロントメッキグリルです。ご依頼品の到着後にオーナー様からメールをいただきましたので、一部ですがご紹介させていただきますね。↓

🔸いい感じに仕上がっておりましてありがとうございます。
🔸また何かあれば利用したいと思いますのでよろしくお願いします。

こちらこそありがとうございました!

ご依頼内容は下記の通りとなります。

🔸スペック
🔹カラーメッキ塗装
・カラー → ベルベットブラック
・カラーリング濃度 → ダーク
・密着剤

作業経過はブログでもご紹介させていただきました。
◯ブログ:2017年12月26日〜2018年1月8日
◯TOYOTA ハイエース フロントメッキグリル
是非ご覧になってみてください。

ところで、こちらのオーナー様はよくスキーするそうなんです。私はスキーは初心者なんですが、オーナー様と知り合う頃にたまたまスキー場を探していたんですよね。ただ、どこがいいのかサッパリだったんです。で、そんな頃にオーナー様とお知り合いになり、スキーをやるとのことで、ここぞとばかりどこのスキー場が良いのか質問攻めをしてしまいました。その後、メールでもたくさんのスキー場をご紹介いただきましたね。オーナー様、その節はありがとうございました。スキー場はある程度決まりましたよ。笑

それにしても、お客様とプライベートの話をすることは楽しいですね。ご依頼品のお話は10分位で終わったんですが、スキー場の話で1時間以上経ってしまったかなと思います。汗
オーナー様、長時間おつきあいくださいまして、誠にありがとうございました。お陰様で楽しい時間になりました。笑

それでは、この度は弊社をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!
次回のご依頼もぜひぜひお待ちしております。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

2018年1月16日火曜日

DAIHATSU コペン ブレーキキャリパー Vol.2

 

こちらはDAIHATSU コペン ブレーキキャリパーです。
ご依頼内容は塗装で承っています。
ただ、このまま足付けして塗装…というにはあまりにも下地状況が良くないです。汗
というのも、キャリパーに油分がベッタリ付いていたりサビてしまった箇所もありました。なので、オーナー様とご相談させていただいて下地作業を行うことになりました。オーナー様、ご理解いただきまして、誠にありがとうございます。

それでは下地作業を進めていきます。
まずはパーツを分解します。
左の写真は分解後なんですが、外せるモノは外す!ということでブレーキパッドのピストンも外してあります。ちなみにブレーキキャリパーに付属されていたボルトやオイルシールなどは腐食していたので、塗装後に新品のパーツに交換することになっています。

分解が出来たら油分の除去のためシンナーに浸けて洗浄します。(右の写真)

 

さて、シンナーで油分を除去しました。
ただ、油分は除去出来てもサビが所々に残ってしまっています。
このまま上塗りしてもサビで塗膜が剥がれてしまいますので、今度はサビを落としていきます。サビはサンドブラストを使って落としていきます。

 

こちらはサンドブラスト後です。
サビがしっかり落とせてピッカピカになりました。笑
サビ以外にも表面についた細かな汚れもスッキリしましたよね。
サンドブラストは細かなビーズを噴射して表面を削るので、ペーパーが入らない入り組んだところや細かいところ、染み込んで取りきれなかった油分なんかもキレイに落としてくれるんです。今回のような使用済みのブレーキキャリパーなんかにはサンドブラストが欠かせない存在です。
それにしても、もともとのキャリパーってこんな色だったんですね。笑

 

サンドブラストが終わったら、またサビてしまわないようにプライマーを塗装しておきます。(右の写真)

これで下地作業は終わりです。
しっかりとした下地を作ったので、おそらくこれなら安心かなと思います。汗

それでは、プライマーが乾燥したら次回は上塗りに入ります。もうしばらくお待ちくださいね。

2018年1月9日火曜日

DAIHATSU コペン ブレーキキャリパー Vol.1


こちらは昨年からお預かりしています、DAIHATSU コペン ブレーキキャリパーです。
ご紹介が遅くなりまして、大変申し訳ございません。汗
ご依頼内容は塗装で承っています。
作業が進みましたらご報告させていただきますね。
この度も弊社をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。完成までしばらくお待ちくださいませ。

2018年1月8日月曜日

TOYOTA ハイエース フロントメッキグリル Vol.3

 

TOYOTA ハイエース フロントメッキグリルが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸スペック
🔹カラーメッキ塗装
・カラー → ベルベットブラック
・カラーリング濃度 → ダーク
・密着剤

となります。

ブラックメッキで使った色はベルベットブラックです。ベルベットブラックの色味は茶系のブラックになります。
巷では、ブラックメッキいうと標準ブラックが主流かなと思います。もちろん、標準ブラックの色合いも良いですが、個人的にはベルベットブラックのブラックメッキの雰囲気はかなりお気に入りです。なんだかあったかい色?柔らかい色?っぽいイメージがあるんですよね。私も今年で40歳になりますが、ベルベットブラックのように、あったかくて柔らかい人になれたらいいなと思います。笑

それでは発送しますね。
この度は弊社をご利用くださいまして、誠にありがとうございました!

2018年1月6日土曜日

TOYOTA ハイエース フロントメッキグリル Vol.2

 

こちらは昨年からお預かりしています、TOYOTA ハイエース フロントメッキグリルです。
ご依頼内容はカラーメッキ塗装で承っています。
カラーメッキ塗装はキズをつけてしまうとそのキズがそのまま出てしまうので足付けが出来ません。なので、上塗り前に透明な密着剤を塗布しておきます。

 

密着剤を塗布したら上塗りに入ります。
オーダーいただいた色はベルベットブラックです。
ベルベットブラックの色味なんですが、黒系の中でも茶系のブラックといった位置付けになります。
カラーリング濃度はダークで承っていますので、濃度を調整しながら数回に分けてコーティングします。
いいカンジです。笑

それでは、乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。





2018年1月5日金曜日

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます!
みなさま、良いお年をお迎えになられたでしょうか?
私は昨年末にB型のインフルエンザにかかってしまい、布団の中で新年を迎えました。苦笑
いや〜インフルエンザはキツかったですね。
高熱で体中が痛むんですよね。
おまけに寝過ぎで腰まで痛くなりました。汗
インフルエンザってこれからが本番なんですよね?
次はならないようにしっかりとしたケアが必要ですね。
みなさんもお身体には十分ご自愛ください。

それでは、とんだ災難からのスタートになりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します!


HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリル

HONDA フィットシャトル 15X クールエディション フロントグリルが完成しました。 🔸ご依頼内容 🔹ブラックメッキ塗装 ・ベースカラー:アントブラック ・カラーリング濃度:ダーク 🔹下地作業 ・表面処理:密着剤 ・下塗りクリヤーコート 上の写真は、シルバーメッキを並べ...