2019年6月24日月曜日

Porsche Carrera GTS キーカバー Vol.1

 




Porsche Carrera GTS キーカバーの加工依頼を承りました。
ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。

🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー:ソリッドブラック
・転写フィルム:平織りシルバーカーボン柄

・ベースカラー:パールグレー
・転写フィルム:平織りブラックカーボン柄

🔹下地作業
・プラスチック専用プライマー
・サーフェーサー

となります。

こちらのお客様は以前にも当店をご利用いただいた方になります。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

 

それでは作業に入らせていただきます。

ご依頼品はプラスチック素地で表面にシボ模様(凹凸)がございました。
ただ、薄っすらシボ加工が施されていましたので、簡単な足づけ(研磨)と下地剤で下地を作っていきます。

塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、下地剤用のセッティングを行います。(左の写真)
セッティングが終わったら下地剤を塗装しますが、ご依頼品はプラスチック素地でしたのでプラスチック専用プライマーを塗装します。(右の写真)

 

プラスチック専用プライマーを塗装したら下地剤(サーフェーサー)を塗装します。(右の写真)

 

ご依頼内容は水圧転写になりますが、キーカバーは2セットございまして、それぞれ作業が異なります。
なので、ベースカラーの染まりが良くなるようサーフェーサーの色を変えています。

左の写真は、ブラックタイプのサーフェーサーになります。
右の写真は、ブラック寄りのグレー(ダークグレー)になります。

ところで、クロマックス社のサーフェーサーは、ブラック、グレー、ホワイトの3色がありますが、当店ではブラックとホワイトの2色を使用しています。
その2色を調合してベースカラーの明度に揃えています。

ちなみに右の写真のダークグレーは、ブラックとホワイトを7:3の割合で調合しています。

自動車補修の頃には全く意識していなかった下塗り色…今となってはその偉大さに惚れ惚れしています。笑
まぁ自動車補修は塗装面積が広く、上塗りをガンガンに行っていましたからね。
下塗り色を変えたところで変化は感じられませんでした。苦笑

それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写のベースカラーの塗装に入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。

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