こちらは、F56 MINIクーパーS エンジンカバーです。
前回の作業では、エンジンカバーの水圧転写と中塗りクリヤーコートを行いました。
塗膜の乾燥が終わりましたので、これから上塗りクリヤーコートに入ります。
右の写真は、エンジンカバーに付属されていたエンブレムです。
エンブレムはカラーメッキ塗装でご依頼いただいています。
まずはエンブレムのカラーメッキ塗装から行っていきます。
カラーメッキ塗装は上塗り前に行う足づけ(研磨)ができません。
(研磨したキズがそのまま残ってしまいます)
なので下地処理として、上塗り前にメッキ専用の密着剤を塗布しておきます。
密着剤を塗布したら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りを行います。(右の写真)
オーダーいただいた色はツリーグリーンになります。
こちらの色をお選びいただいた理由なんですが、お客様のボディカラーはホワイトでして、差し色としてグリーンが配色されていたんです。
当初はブラックメッキ調も候補に挙がったんですが、ブラックカーボンと同色化してしまい黒が強過ぎてしまうかなと思いました。
そこで、エンジンカバーにも差し色のグリーンはいかがかなとご提案させていただきました。
お客様にはご快諾いただきましたね。
上の写真は、上塗り後にエンジンカバー本体と重ねたモノになります。
カラーリング濃度は特別ご指定がございませんでしたので、エンジンカバー本体の色合いと比較しながらカラーリングを行っています。
さて、エンブレムの上塗りが終わりましたので、エンジンカバー本体の上塗りクリヤーコートに入ります。
塗料のノリを良くするための足づけ(研磨)を行ったら、上塗りクリヤーコートを行います。(右の写真)
イイ感じです。笑
それでは、塗膜の乾燥が終わりましたら、ガラスコーティングとポリマーコーティングを行って完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。