こちらは、BMW 6シリーズ 内装パーツです。前回の作業では、調色を行ないました。色が決まりましたので、これから上塗りに入ります。
ところで、こちらのパーツはメッキ加工品ではなく、高輝度メタリックで塗装されているんですが、ブラックメッキの場合は足付け(研磨)が行なえませんが、クリヤーコートがなされている高輝度メタリックは、通常塗装のような足付け(研磨)が行なえます。ただ、こういった塗膜は薄膜なケースが大半でして、サラッと足付けしたつもりでも、ベースカラーまでキズをつけてしまうことがあります。なので、足付け(研磨)は行わないで、溶剤(密着剤)を使って下処理します。
密着剤を塗装したら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りしていきます。(上の写真)
右の写真は、お借りしたカラーサンプルと比較したらモノになります。(借りしたカラーサンプルは、メッキパーツ上に施工したブラックメッキ品です)
前回の調色作業の際に、メッキ上に乗せる色合いと高輝度メタリック上に乗せる色合いとでは色の出方が違うといった内容を書きました。なるべく揃うように、上塗りの際にも小細工をしてみたんですが、やはり色合いに若干の違いが出てしまいました。汗
おそらく、下地の輝度の違いかなと思います。
【小細工】と書きましたが、高輝度メタリックの色合いは薄いグレー色なので、上塗りしても白っぽさが抜けません。なので、若干濃いめにカラーリングさせていただきまさした。あとは、お客様に気に入っていただけることを祈ります。汗
それでは、クリヤーコートの乾燥が終わったら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。