2018年9月27日木曜日
OGK KABUTO フルフェイスヘルメット Vol.2
こちらは、OGK KABUTO フルフェイスヘルメットです。ご依頼内容は水圧転写で承っています。
施工範囲なんですが、黄色いパーツはそのままで黒くなっているパーツ類になります。
まずは、付属されているパーツ類を分解していきます。
左の写真はパーツの分解後になります…って、おや?まだ黄色いパーツが付いてますね?汗
ヘルメット頭部廻りの黄色いパーツなんですが、パーツをオモテ面から被せた後、ウラ面からプラスチックのツメを熱で溶かして外れないようにしてありました。溶着されていたところを取り外すことは容易いことなんですが、ヘルメットのウラ面にプロテクター?らしきモノがしっかり固定されていたんですよね。(右の写真)
ヘルメットは命にかかわりますから、素人が手を出し過ぎて不具合が出てしまう恐れもあります。なので、ここは深入りせずにマスキングで補うことにします。
さて、大半のパーツが分解出来ましたので、再度施工範囲のみを撮影してみました。(黄色いパーツは施工しません)
ちなみにですが、分解した付属品等は大切に保管してございますのでご安心くださいませ。
さてさて、パーツを取り外したら水圧転写のベースカラーの塗装…といきたいところですが、お客様より追加作業を承りました。追加作業の内容は、上の写真のロゴを塗装で再現となります。
まだロゴ用のマスキングシートを作成していませんので、このままベースカラーを塗装してしまうと参考となるロゴが消滅してしまいます。なので、ロゴのマスキングシートが完成するまで作業を中断させていただきます。
ところで、当店ではマスキングシートの作成等は専門業者さんに委託しています。一時期は自社でイラストレーターやカッティングマシーンを導入することも考えましたが、やはり餅は餅屋かなと思います。専門分野ならではの豊富な知識と経験から得たノウハウには敵いません。実際、素人とプロでは仕上がりに差が出ますからね。なので、こういった案件はすべて、安心してお任せ出来るその道のプロにお願いしています。
それに加えて、イラストレーターを操るとパソコンに向き合う時間が増えるので、視力が低下していく一方かなと思います。私の視力は良い方なんですが、できることなら物事を裸眼で見続けていたいので、なるべくパソコン関連に向き合わないようにしています。
とはいえ、最近は老眼気味?なんですけどね。苦笑
それでは、マスキングシートの作成が終わりましたら作業を再開させていただきます。もうしばらくお待ちくださいね。
2018年9月21日金曜日
BMW 6シリーズ メッキパーツ Vol.1
BMW 6シリーズ メッキパーツの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹ブラックメッキ塗装
・メッキ処理:密着剤
となります。
ところで、こちらのお客様は以前にもご依頼いただいた方なんです。作業風景はブログでご紹介させていただきました。
🔸ブログ
🔹タイトル:BMW 6シリーズ 内装パーツ
🔹掲載期間:2018年8月27日〜9月4日
となります。
是非ご覧くださいませ。
それでは、この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。また、前回同様、遠方よりご来店いただきまして誠にありがとうございました。完成までしばらくお待ちくださいませ。
2018年9月19日水曜日
OGK KABUTO フルフェイスヘルメット Vol.1
OGK KABUTO フルフェイスヘルメットの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー→ソリッドブラック
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー塗装→アントブラック
となります。
作業が進みましたらご報告させていただきますね。
この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。また、遠方よりご来店いただきまして、誠にありがとうございました。完成までしばらくお待ちくださいませ。
2018年9月18日火曜日
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバー Vol.5
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバーが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー→ソリッドブラック
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー塗装→ベルベットブラック
となります。
存在感ハンパないって!と叫びたくなる一品に仕上がっております。笑
ところで、ご依頼品のウラ面には骨組みはなく、薄いプラスチック素材で成形されていました。塗膜は熱乾燥を行なって硬化させるので、その際に熱によるタワミが生じてしまうかなと思いました。そこで、骨組みっぽく、ウラ面に硬質プラスチックで補強を入れさせていただきました。ただ、補強を入れたからといってタワマナイ保証はありませんので、熱乾燥中はちょくちょく状態を確認しています。汗
ちなみにですが、熱乾燥のやり方も少し変化をさせています。
通常の塗膜の焼き付け温度は60℃(素材によっては60℃〜100℃)で硬化させていますが、60℃に設定してしまうと熱量が高いかなと思いました。そこで、今回は50℃に設定して熱乾燥を行ないました。ただ、50℃では熱量が若干低いので、50℃の熱乾燥を行なった後に自然放置で冷却させた後に、さらに50℃の熱を掛けて熱乾燥を行ないました。(これを3セット繰り返しています)
ちなみのちなみにですが、塗膜は熱を入れた後の冷却の際に硬化が促進されていきます。今回の熱乾燥は、冷却の際に硬化が促進される、これを利用しています。熱乾燥に時間が掛かってしまいますが、塗膜にとってもご依頼品にとっても、1番ストレスが掛かりづらいやり方かなと思います。
さまざまな要素が相まって、元の状態をキープしてくれました。ひと安心です。汗
それでは発送しますね。
この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました!
2018年9月15日土曜日
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバー Vol.4
こちらは、DAIHATSU ミラ センターコンソールカバーです。前回の作業では水圧転写と中塗りクリヤーコートを塗装させていただきました。中塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたので、仕上げの上塗りクリヤーコートに入ります。
まずは、塗料のノリを良くするための足付け(研磨)を行ないます。(右の写真)
ところで、もともと塗膜がボコボコしていたんですが、施工前にしこたまサンディングしたお蔭で、今はボコボコ感も抜けてスッキリとした塗膜になっています。また、素材が柔らかかったのでウラ面に補強を入れたんですが、その甲斐もあって、熱乾燥による変形もない状態で今日を迎えることが出来ました。ひと安心です。汗
さて、足付け(研磨)が終わったら上塗りクリヤーコートに入ります。
ご依頼では、カラークリヤー仕様で承っています。
オーダーいただいたカラーはベルベットブラックです。ベルベットブラックはキャンディカラー専用の塗料で、色アシは茶系のブラックになります。
右の写真はカラーリング後です。
イイカンジです。笑
右の写真は、ノーマル仕様(ブラックベース+綾織りシルバーカーボン柄+クリヤーコート)と比較したモノになります。ブラック系のカラークリヤーを投与したことで、ガラッと雰囲気が変わりました。特に、ベルベットブラック仕様はいつ見ても存在感がありますね。個人的には、お気に入りの一品です。笑
それでは、上塗りクリヤーコートの乾燥が終わりましたら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。
2018年9月14日金曜日
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバー Vol.3
こちらは、DAIHATSU ミラ センターコンソールカバーです。前回の作業では、パーツのカケの補修とベースカラーを塗装させていただきました。ベースカラーの乾燥が終わりましたので、これから水圧転写を行なっていきます。
オーダーいただいた柄は、綾織りシルバーカーボン柄になります。
上の写真は、水面に転写フィルムを浮かべたモノです。
ここで、水圧転写の作業工程を簡単にご紹介させていただきますね。
◯水圧転写作業工程
①転写フィルムを水面に浮かべます
②一定時間が経過したら、結合剤(溶剤)を転写フィルムに吹き付けます
③転写フィルムが安定したら、転写フィルムの上から被転写物を沈めて柄を付けます。
となります。
ざっくりご説明させていただきましたが、それぞれの作業工程に重要なポイントがいくつも隠されているんですよね。
例えば①なんかは、転写フィルムと水面との間に空気が入ってしまうと柄が付かないので、転写フィルムの端から一方へ向かって空気を逃がすように浮かべています。
②なんですが、結合剤(溶剤)をタップリ吹き付けてしまうと、転写を行なう前に転写フィルムが溶けて砕けてしまいます。かと言って、結合剤(溶剤)の吹き付けが少ないと、今度は柄が付きません。なので、ちょうどいいポイントを見つけて吹き付けるようにしています。
③は、結合剤(溶剤)の吹き付けから、転写フィルムが安定するまでの時間が重要かなと思います。【転写フィルムの安定】と書きましたが、これは説明がむずかしいですね。汗
私の場合は、転写フィルムの表面の状態を確認しながら行なっているんですが、結合剤(溶剤)の吹き付けから、転写フィルムがしっとりと柔らかくなった状態?…とでも言いましょうか、そんな感じになってから行なっています。(やはり説明がむずかしです…苦笑)
まだまだ重要なポイントはありますが、とりあえずこんなところが基本かなと思います。
ちなみにですが、ご依頼品が大きかったり小さかったり、気温や湿度でも変化させています。また、カーボン柄でも平織りタイプなのか綾織りタイプなのか、その中でもブラック系なのかシルバー系なのか、はたまた木目柄なのか…といった具合に、転写フィルムの種類に応じて変化させています。他にも…ってもうお腹いっぱいですね。苦笑
さて、転写フィルムに結合剤(溶剤)を吹き付けて、転写フィルムが安定したら水圧転写を行なっていきます。
パリッと柄が付きました。笑
それにしても、大変お待たせしちゃってますね。汗
作業は中塗りクリヤーコートまで終わっておりますので、乾燥が終わりましたら上塗りクリヤーコートに入ります。ご依頼ではカラークリヤー塗装も承っていましたね。引き続き、作業を進めさせていただきます。もうしばらくお待ちくださいませ。汗
2018年9月13日木曜日
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバー Vol.2
こちらは、DAIHATSU ミラ センターコンソールカバーです。ご依頼内容は水圧転写で承っています。
これから水圧転写のベースカラーを塗装を行なっていきますが、その前に右の写真をご覧ください。パーツのカドがカケてしまっているのが見えますでしょうか?
お客様からは、『見えづらいところなので、補修はしないで大丈夫です。』とございました。ただ、たまたま他のご依頼品でプラスチックリペアの作業がございましたので、ついでと言ってはなんなんですが、補修を行なっていこうかなと思います。
プラスチックのワレカケでは、プラリペアキットを使用します。(上の写真)
左の写真は補修後になります。
カケていたところは、スッキリとしたアーチに復元出来ました。笑
右の写真はパーツのウラ面になります。
パーツの素材はとても柔らかく、触るだけでたわんでしまうくらい薄いプラスチックで形成されていました。塗膜は熱乾燥を頻繁に行なうので、熱でたわんでしまったり、はたまた作業中に負荷が掛かってワレてしまうことも考えられます。そこで、プラリペアキットを使って補強を入れておきました。右の写真は補強箇所です。カドになるところ(2箇所)に補強を入れてあります。
カドに補強を入れた理由なんですが、プラリペアキットは硬化すると硬質系のプラスチックになります。逆に、もともとのプラスチック素材は熱を掛けると伸縮します。プラスチック平面に補強を入れてしまうと、お互いの伸縮率が異なってしまうので、熱乾燥で表面がボコボコになってしまうかなと思いました。そこで、補強は平面に入れないで、カドになる箇所にしました。カドは硬いので、熱を掛けても伸縮しづらいですからね。笑
それにしても、カドだけに補強を入れただけで、たわみがかなり軽減されました。今後の作業がスムーズに進められそうです。笑
ところで、今回は他のご依頼品でプラスチックリペアを行なうと書きましたが、プラスチック素材が柔らかかったので、どちらにせよプラリペアを使っていたと思います。苦笑
【たまたま】と書きましたが、なんだか恩着せがましいニュアンスになってしまいましたね。大変失礼致しました。汗
さて、補修と補強が終わりましたので、塗膜のノリを良くするための足付け(研磨)を行ないます。(左の写真)
もともと塗装されていた塗膜表面にラウンドがございました。【ラウンド】とは、塗料の粘度や吹き付け圧力などで起こる、塗膜の肌…みたいなモノです。今回のパーツの塗膜の肌は、緩やかで高低差のある肌でした。おそらく、粘度の高い塗料を吹き付け圧力を低くして塗装されたのではないかなと思います。
この上から塗膜を形成してしまうと、さらにボコボコになってしまうので、当店でよく行なっているスムージングの要領でサンディングをさせていただきました。厳密には完全なフラット状態にはなっていませんが、見栄えのある塗膜になりそうな予感がします。笑
さてさて、足付け(研磨)が終わったら、水圧転写のベースカラーを塗装します。(右の写真)
ご依頼ではブラックカーボン仕様で承っていますので、クロマックス塗料のジェットブラック(原色コード:Am5)を使います。
ちなみなんですが、水圧転写は溶剤で溶解出来る塗膜上にしか柄が付きません。なので、硬化剤の入らない1液タイプのベースカラーを塗装しています。もちろん、ここでは硬化剤の入るクリヤーコートも行ないません。
それでは、ベースカラーの乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。
プラスチックのワレカケでは、プラリペアキットを使用します。(上の写真)
左の写真は補修後になります。
カケていたところは、スッキリとしたアーチに復元出来ました。笑
右の写真はパーツのウラ面になります。
パーツの素材はとても柔らかく、触るだけでたわんでしまうくらい薄いプラスチックで形成されていました。塗膜は熱乾燥を頻繁に行なうので、熱でたわんでしまったり、はたまた作業中に負荷が掛かってワレてしまうことも考えられます。そこで、プラリペアキットを使って補強を入れておきました。右の写真は補強箇所です。カドになるところ(2箇所)に補強を入れてあります。
カドに補強を入れた理由なんですが、プラリペアキットは硬化すると硬質系のプラスチックになります。逆に、もともとのプラスチック素材は熱を掛けると伸縮します。プラスチック平面に補強を入れてしまうと、お互いの伸縮率が異なってしまうので、熱乾燥で表面がボコボコになってしまうかなと思いました。そこで、補強は平面に入れないで、カドになる箇所にしました。カドは硬いので、熱を掛けても伸縮しづらいですからね。笑
それにしても、カドだけに補強を入れただけで、たわみがかなり軽減されました。今後の作業がスムーズに進められそうです。笑
ところで、今回は他のご依頼品でプラスチックリペアを行なうと書きましたが、プラスチック素材が柔らかかったので、どちらにせよプラリペアを使っていたと思います。苦笑
【たまたま】と書きましたが、なんだか恩着せがましいニュアンスになってしまいましたね。大変失礼致しました。汗
さて、補修と補強が終わりましたので、塗膜のノリを良くするための足付け(研磨)を行ないます。(左の写真)
もともと塗装されていた塗膜表面にラウンドがございました。【ラウンド】とは、塗料の粘度や吹き付け圧力などで起こる、塗膜の肌…みたいなモノです。今回のパーツの塗膜の肌は、緩やかで高低差のある肌でした。おそらく、粘度の高い塗料を吹き付け圧力を低くして塗装されたのではないかなと思います。
この上から塗膜を形成してしまうと、さらにボコボコになってしまうので、当店でよく行なっているスムージングの要領でサンディングをさせていただきました。厳密には完全なフラット状態にはなっていませんが、見栄えのある塗膜になりそうな予感がします。笑
さてさて、足付け(研磨)が終わったら、水圧転写のベースカラーを塗装します。(右の写真)
ご依頼ではブラックカーボン仕様で承っていますので、クロマックス塗料のジェットブラック(原色コード:Am5)を使います。
ちなみなんですが、水圧転写は溶剤で溶解出来る塗膜上にしか柄が付きません。なので、硬化剤の入らない1液タイプのベースカラーを塗装しています。もちろん、ここでは硬化剤の入るクリヤーコートも行ないません。
それでは、ベースカラーの乾燥が終わりましたら、次回は水圧転写に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。
2018年9月5日水曜日
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバー Vol.1
DAIHATSU ミラ センターコンソールカバーの加工依頼を承りました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹水圧転写
・ベースカラー→ソリッドブラック
・転写フィルム→綾織りシルバーカーボン柄
・カラークリヤー→ベルベットブラック
となります。
こちらのお客様は何度もご依頼いただいている方ですね。この度も当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。完成までしばらくお待ちくださいませ。
2018年9月4日火曜日
BMW 6シリーズ 内装パーツ Vol.4
BMW 6シリーズ 内装パーツが完成しました。ご依頼内容をまとめましたのでご紹介させていただきます。
🔸ご依頼内容
🔹カラークリヤー塗装
・カラー→アントブラック、ベルベットブラック、パッションレッド
・調色作業
・下地処理→密着剤
となります。
上の写真で私が手にしているモノは、お借りしたカラーサンプルになります。カラーサンプルはブラックメッキ仕様で加飾されています。調色作業では、こちらのカラーサンプルを元に色を作成させていただきました。
ただ、ご依頼品は高輝度メタリックといって、シルバーメタリックの中でも輝度の高いタイプで加飾されていましたので、下地色の違い(メッキとシルバーメタリック)で同じ色合いにはなりませんでした。なるべく同じになるように努めてみたんですが…汗
本日、お客様がご来店され、仕上がりをご覧いただきました。お客様から怒られる覚悟で臨んだのですが(苦笑)、大変ご満足いただけたました。いや〜ひと安心です。汗
お客様からは、他にも加工したいパーツがあるとのことでした。次回のご依頼もぜひぜひお待ちしております。
それでは、この度は当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございました!また、ご来店いただきまして、誠にありがとうございました!
2018年9月3日月曜日
BMW 6シリーズ 内装パーツ Vol.3
こちらは、BMW 6シリーズ 内装パーツです。前回の作業では、調色を行ないました。色が決まりましたので、これから上塗りに入ります。
ところで、こちらのパーツはメッキ加工品ではなく、高輝度メタリックで塗装されているんですが、ブラックメッキの場合は足付け(研磨)が行なえませんが、クリヤーコートがなされている高輝度メタリックは、通常塗装のような足付け(研磨)が行なえます。ただ、こういった塗膜は薄膜なケースが大半でして、サラッと足付けしたつもりでも、ベースカラーまでキズをつけてしまうことがあります。なので、足付け(研磨)は行わないで、溶剤(密着剤)を使って下処理します。
密着剤を塗装したら、ベースカラー→クリヤーコートと上塗りしていきます。(上の写真)
右の写真は、お借りしたカラーサンプルと比較したらモノになります。(借りしたカラーサンプルは、メッキパーツ上に施工したブラックメッキ品です)
前回の調色作業の際に、メッキ上に乗せる色合いと高輝度メタリック上に乗せる色合いとでは色の出方が違うといった内容を書きました。なるべく揃うように、上塗りの際にも小細工をしてみたんですが、やはり色合いに若干の違いが出てしまいました。汗
おそらく、下地の輝度の違いかなと思います。
【小細工】と書きましたが、高輝度メタリックの色合いは薄いグレー色なので、上塗りしても白っぽさが抜けません。なので、若干濃いめにカラーリングさせていただきまさした。あとは、お客様に気に入っていただけることを祈ります。汗
それでは、クリヤーコートの乾燥が終わったら完成となります。もうしばらくお待ちくださいね。
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