2017年10月31日火曜日
TOYOTA 70スープラ パーツ類 Vol.2
こちらはTOYOTA 70スープラ パーツ類です。
水圧転写でご依頼いただいています。
前回の作業では、エアクリーナーサクションパイプにはエッチングプライマーとサーフェーサー、カウルトップルーバーはプラスチック専用のプライマーを塗装しました。それぞれの乾燥が終わりましたので、これから水圧転写のベースカラーを塗装していきます。
画像がありませんが、ベースカラーの塗装前には塗料のノリを良くするために足付けをしています。
足付けが終わったらベースカラーを塗装します。
オーダーいただいたベースカラーはブラックです。
これをしっかり染めていきます。
画像はサクションパイプです。
こちらはカウルトップルーバーです。
プラスチック専用のプライマーが黒なので変化を楽しめませんね。汗
右の写真がベースカラーの塗装後になります。
ところで、今回プライマーのみしか塗装していませんが、サーフェーサーは?と思う方もおられるかなと思います。サーフェーサーはパテ付け後や鋼板の腐食防止などをシールする目的で使われます。今回はプラスチック素材と上塗り塗料との密着を取りたかっただけなのでサーフェーサーを使っていません。
ちなみにですが、使っているプラスチック専用プライマーは2液型といって、主剤と硬化剤を調合するタイプのモノです。1液タイプのプライマーもあるんですが、個人的には硬化剤の入る2液型の方が信頼がおけるかなと思ってしまいます。ただ、2液は熱をかけないと乾燥しないので、作業性を考えるなら1液タイプの方が効率が良いかなと思います。
自動車板金塗装をしていた頃は、新品バンパーがプラスチック素材剥き出しなんてモノもありましたから、2液型の乾燥でタイムロスするより1液タイプのPPプライマーをガツンと塗装して、プライマーが乾燥しないウチに上塗りをしていました。笑
自動車業界はいかに早く出庫するかが勝負ですからね。
それにしてもなつかしいですね。自動車板金塗装業界を離れて10年になるのか〜…さすがにもう自動車ボディは塗れないですね。苦笑
あっ、でもたまに巨大なシミュレーターを塗る時があるので、もしかしたらまだイケるかな?笑
さてさて、それではベースカラーの塗装が終わりましたので、次回はいよいよ水圧転写に入ります。もうしばらくお待ちくださいね。
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