2017年10月27日金曜日

TOYOTA 70スープラ パーツ類 Vol.2

 

こちらはTOYOTA 70スープラ パーツ類です。
下地作業も承っています。

まずはアルミ製のエアクリーナーサクションパイプからいきます。
ところで、アルミってサビるのってご存知ですか?
鉄はサビる赤くなりますよね。それと同じようにアルミもサビるんです。ただ、赤くはならず白くなります。白くなるとどこまでがサビなのか分かりませんよね。汗
特に、オーナー様が20年前にワンオクで作成されたそうなので、おそらくサビがかなり進行しているかなと思います。そこで、薄皮一枚剥がしてしまおうかなと思います。

右の写真はダブルアクションでサンディングしているところです。

 

こちらはサンディング後です。おや、2枚同じ?のような写真ですね。笑
どちらもサンディング後なんですが、左の写真はサンディングの際についたキズが深く、右の写真は浅くなっています。上にも書きましたが、サクションパイプは20年前に作成されたこともあってアルミのサビがかなり進行しているかなと思います。薄皮一枚を剥がしたかったのでサンディングペーパーの番手を少し粗くしてみました。
ちなみですが、サンディングペーパーには番手があって、番号の低い方が粗く、高くなるほど細かくなっていきます。

左の写真のペーパー目は#120なんですが、#120のまま塗装してしまうとキズが深すぎてペーパーの目が塗装後に浮かび上がってしまいます。なので、#120のペーパー目を#240で消し、#240のペーパー目を#360で消すといった感じでペーパー目を徐々に細かくしていきます。

右の写真は#400で仕上げたモノです。
どこまで細かくすれば良いかは塗料のタイプによって変わります。ちなみにですが、この後はサーフェーサーを塗装するので#400ぐらいで大丈夫かなと思います。

 

サンディングが終わりましたので下地剤を塗装します。
サクションパイプはアルミでしたので、そのままサーフェーサーを塗装してもノリが悪いかなと、エッチングプライマーを使ってサーフェーサーとの密着性を向上させておきます(左の写真)

エッチングプライマーを塗装したら乾燥させます。乾燥といっても熱を加えないで、そのまま自然放置です。ちなみにですか、熱を加えないで自然放置して乾燥させることを塗装用語で【指触乾燥】と呼ばれています。読んで字のごとく、指で触っても塗膜がベタベタしないくらいの乾燥時間のことです。

エッチングプライマーが指触乾燥したらサーフェーサーを塗装します。(右の写真)
エッチングプライマーからサーフェーサーのインターバルは1時間以上です。長いですよね…エッチングプライマーの塗装から上塗りまでの時間が1時間以上空けると指定されているので…苦笑

それでは、サクションパイプの下地作業はこれで終わりになります。

 

続きまして、カウルトップルーバーです。
足付けは終わっていますので下地剤を塗装します。こちらは軟質プラスチックでしたのでプラスチック専用プライマーを塗装します。メッシュ地になっているのでプライマーを両面に塗装しておくことにしました。まずはウラ面(左の写真)を塗装して、指触乾燥したらオモテ面(右の写真)を塗装します。ウラ面を塗装してからオモテ面を塗装する理由は分かりますよね?
割愛させていただきますね。苦笑

それでは、これで全ての下地作業が終わりました。
次回は水圧転写のベースカラーの塗装に入ります。
もうしばらくお待ちくださいね。

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